○
島清君 当
委員会の方で目下継続審査になっております、この問題と
関連いたします
日本農林中金の問題については、同僚の
相澤委員がただいま御
質問申し上げた
通りでございますが、先日大臣においでを願ったのでありましたけれ
ども、大臣ちょうど折あしくおいでにならなかったので一言申し上げたいと思いますが、後日資料を提出していただきまして、また本
委員会の方で十分な
調査をすることになっておりまするので、その折にはまた万障繰り合せて
一つおいでをいただきたいと思いますが、大体、当
委員会の方におきまして、これは扱い方も非常に不当であって遺憾であった、さらにその上に五千五百万の金を、どろぼうに追い銭で出すということは好ましくないから、そういうものを含めて、好ましくない方法等を排除して、そうして今までの不当なやり方について善処するように、こういう
意味の要望の決議をいたしまして御要望申し上げたのでありましたけれ
ども、残念ながら当
委員会の希望というようなものは全然考慮されないで、一応今代物弁済を受けた。こういうことになっておりまするけれ
ども、代物弁済を受けたということになりますると、その所有権というものは当然に農林中金の方に移らなければならないはずでございまするけれ
ども、しかしながら、今日の段階においてすら、なおかつその所有権というものは別個な会社になっておりまするので、これが代物弁済を受けたと称してもいよいよ怪しげなやり方である。こう言い得るわけでございますが、どうぞ
一つせっかく
委員会の決議の趣旨を尊重して善処する、こういうふうな約束事もございますので、そういったような善処を要望しておきたいと思うわけでございます。
そこで、この問題はまた継続審査
事項にもなっておりまするので、後日十分に
調査をいたしたいと思いますが、もし、私のただいま申し上げた点について大臣から御答弁があれば大へんに仕合せだと
考えております。幸いにいたしまして、本
委員会でつるし上げを食いました渡部
食糧庁長官も、その当時は
局長で見えておりましたので、大へん答弁願うのには都合がよろしいかと思っておりますけれ
ども、それを御答弁願えるならば拝聴いたしたいと思います点と、さらにもう一点は、数点ありまするけれ
ども、外米の購入でございますが、外米の購入につきましては商社に一任をしておられる。そこで商社の方が米の買付について足元を見られて、不当に
現地において米価がつり上げられておるというようなことを私たちは耳にするわけでございます。しかしながら、その外米の購入の仕方について、果して今のような形でよろしいのかどうか。もし、伝えられるように、商社が損をしたって、どうせ食管会計の損だ、自分たちの方のマージンは確保されておるのだからと、こういうような
意味でやられている。そういう高価な米を買わなくとも、もっと安く買い得るので、商社にまかされておるからといって、そういうことであったといたしますならば、断固として私たちはそれを看過するわけには参らぬと思います。従いまして、商社に今購入をまかしておりまするそのやり方について、何か是正の方法を
考えておられるかどうか。これは外米のことですが、その点について御答弁を願いたいということと、それから商社のマージンというのは、どういうようなそろばんではじいておられるのか、そこらのことを簡単明瞭にお答えを願いたいと思います。
それから、
機械開発
公団というのがございますが、これの使いまする
機械類というのが、
日本に生産をされまする国産品を購入しないで、おもにアメリカの方から購入をしておられるのでありまするけれ
ども、なぜアメリカに片貿易でアメリカの品物ばかりを買わされて、
日本の安い繊維製品等を
輸出しようといたします場合でも、いろいろと難くせをつけているにもかかわらず、
日本でできまする製品をお買いにならないで、ことさらにアメリカあたりからお買いになっておられるかというようなことについて、御答弁をわずらわしたいと思います。
それから砂糖の輸入でございますが、これは総理大臣に
質問を申し上げたいと思っておったのでありまするけれ
ども、
日本の貿易を振興しなければならないということは、
国民の輿望であると同時に岸内閣の一枚看板でもあるといわれておるわけでございます。ところが今砂糖を買っておられますところのキューバあたりは
日本商品は買ってくれない。そこで、
日本の貿易振興と
関連をいたしまして、この砂糖の輸入の問題、さらにはもっと国内の砂糖
産業を保護育成をしていく必要があるのではないか。こういうふうに
考えられるわけでありまするが、そういう問題と
関連をして、輸入砂糖とそれから国内砂糖の保護助成というような問題について、どういう工合に
考えておられるか、これを御答弁を願いたいと思います。
それから台湾貿易とそれから中共貿易の問題でありまするが、中共貿易、まあ第四次協定をまとめて参りましたところが、台湾の方から横やりが入りまして、そうしてその横やりの方にどうも岸内閣が突き上げられまして、今は日中貿易がまあデッド・ロックに上っているわけでございますが、
日本の品物を買ってもらうために台湾のまあわれわれが必要のない品物がたくさん入っているわけでございます。たとえばパイナップルでありまするとかあるいはバナナであるとかいうようなものも、ことしは百万ドル余分に買わなければならないということになっておりまするが、このバナナのごときは、割当をもらいさえすれば、すぐに品物が入らなくても非常に利潤があるというので、とにかくバナナ業者垂涎の利権みたいになっているわけでございますが、これを何か同じく台湾の方からバナナを入れるにいたしましても、食管会計の中に入れて差益金みたようなもので、業者が汚職を起すような形の輸入の仕方というものは、芳ばしくないのではないかと、こう思いますが、農林大臣はこういうような問題について、どのように
考えておられるか。さらにパイナップルなんかもやはり入っておりますが、パイナップルなんかもこれは奄美大島を中心といたしました新興
産業でございまして、沖縄を含めました
日本の需要を満たし得るまでに
産業が伸びて参っておるのでありまするが、ことさらに
日本の品物を買ってもらうために、その代償としてパイナップルのごときものを輸入しなければならないかどうかというようなことについて、以上数点あげて御
質問申し上げましたが、明快に端的に
一つ御答弁を願いたいと思います。