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池田(禎)
委員 私は、実はこれは個人的には
自由民主党のある
委員の方から、こういう
考え方も
自分たちとしては
考えておるということがあったのですから、私は根も葉もないこととは思いません。ただ
国会の
運営というものを、みずからの責任にあらざる
人々にゆだねるということについて、果して妥当であるかどうか、こういう点について私は疑問をいだくのです。正直に言って、
国会の
運営は
国会議員がやるのだといううぬぼれは持たなくてもけっこうだと思います。悪いことがあり、あるいは第三者の人が見てよくないという意見があれば、これは喜んでとらなければなりません。そのためには、ただいまの
議長、副
議長さんは、ともに党籍を離脱して、
国会の
運営の
正常化をはかり、また権威を高めるという非常な御決意を持ってなられた人であるから、その点について私はとやかくのことを申そうとは思いません。ただ、そういう御
構想があるならば、あるいはそういうお
考えがあるならば、当
委員会において当然御
相談をしていただいて、そうしてよりよくするために、私
どももとも
どもに御協力いたすということにつきましては、少しもやぶさかでありません。ただ、こういうふうにぱっと出られますと、われわれの党といたしまして、いろいろと、果してそういうことを
了承したかどうか、どういう
機関で研究されたか、こういうようなものが出てきまして、私
ども出先としても、何も知らなかったというようなことでは、これは面目がないことでございます。ことにこの
委員会の中には、
国会法改正に関するところの小
委員会というものが常設的に作られております。それがために、
各国の
議会制度調査のために毎年
委員を派遣して、刻々変化するところの国際的な
議会政治に対する動向というものを調査しておるのですから、これはあわせてそういうところにも御
相談をしていただいて、そうしてよりよき成果が得られまするならば、喜んで私
ども社会党といえ
ども参加をいたしますから、どうかその点は十分御留意をしていただきたい、かように思います。