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池田(禎)
委員 あなたの先ほど来の
答弁というものは、しどろもどろです。拡充強化という第三項はきわめて困難であると言ったかと思うと、いや、部に昇格するために
努力したとか、
大蔵省と
行管が非常に困難であるとか、まるでそのときそのときであなたは変っている。秋の空みたいなものです。私はそういうと区々たることを聞くのじゃない。問題は、要するに、
国会がきめたことについて、しかも、それに対して、なるほど
農林大臣臨時代理であったにしても、これだけの詳細な
答弁を具体的にしている。ここにあります。あえて私は読んでみてもいいけれ
ども、読まなくてもあなたはわかっているでしょう。これだけの具体的な
答弁を時の
農林大臣臨時代理が行われている。それをあなたが、ただ一
官僚の分際をもって、そういうことができるとかできないとか、
国会の
決議のごときは何だとか、そういうことを
放言するということに対して、
国会は重大な不満を感ずる。あなた方によって立法府というものは左右されません。立法府の権限まで侵し得るような農林
次官なら、私は
片々たる
官僚と言わず、あらためて、おそるべきところの偉大な
行政官と言い直しましょう。そういうことが許されるなら、あなたの
責任としません。
農林省あげての
責任と私は言います。一体
農林省は多くの補助金制度というものを持っているものだから、まるで自分の金をやるかのごとく
考えて、実に僣越な
放言が方方に行われている。しかも、国民の税金をみずからの特権のごとく
考えているから、そういうふらちな言葉が潜在意識のうちに出る。そういうことは許されない。われわれは、区々たる
答弁の端くれを聞こうと思っているのではない。そのことに対して、あらためて私は
農林大臣に伺いますが、あなたはどう思いますか。
農林省の評判がどこでいいか。
農林省に行ったら、まるでこじきが物をもらいに来たような顔をされて、だれでも不愉快な感じを持って帰ってくる。あなたは、そういう多くの声を知っておりますか。いかがでしょう。