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椿繁夫君 今、阿部
委員の言われたのは、私はこういうふうに思うのです。
政府はこの
委員会に二回、三回と出られて、そうして
提出をきめている法案、予定しておる法案というふうに三段階に分けて、そうしてこの
会期をきめた。その際、まあ
松野議長は、それを主宰をしておられたわけだから、結局松長
議長を含めて、
政府が今ごろ
会期の
延長を言うてこられるというのは、
松野議長を含めてわれわれが
政府からだまされたのです。こういうことだと私は思うのです。そこで私、ちょっと
委員長にお願いしたいのですが、
衆議院の方から
会期延長をきめて、そうして本院に、
政府の申し出とともに、これこれ
会期の
延長をしたいという、この申し入れといいますか、
通知書を受領したという御報告なんでありますが、私の方の議員総会では、この間の
衆議院の会議というものは
成立していないと、こう見ておるのです。従って、
会期は
衆議院で
延長されていないと、こう見ておるのです。そこへ、ことに今星島さん
おいでにならなかったようですが、その会議のときには、どこかで電話で指令をして、そうして、こう本院に持ってくる
通知書を書かされたということにかんがみ、公文書偽造である、告訴をする
手続をとらなければいかぬ、という議論さえ、実は私の方の会議では、あるのです。そこで、まだ
手続をとつておりませんが、そういうことをやる
状態であるかどうかということを確かめる必要が、実は私
どもこの
委員会に出ておる者としては必要なんであります。そういう意味で、これは
理事会を先ほどから開いて相談をすると言っておられますから、ぜひ、星島さん、それから椎熊さん、鈴木
事務総長に、むずかしいことじゃなくて、参考人だの何とかというのじゃなくて、私
ども、
会期延長申し入れに関して、その期日を
協議いたします参考にして、いろいろ御
意見を承わりたいと思いますので、ぜひ
一つごあっせんいただきたいと思います。
それから、きょうテレビを食堂でちょっと見ておりましたら、新聞記者との会見で、
総理が、あの混乱のあった
衆議院の本会議場の電源のスイッチを切ったのは、あれは
社会党だというようなことを、この一国の
総理がはなはだしいデマを飛ばしておる。これは容易ならぬことだと私は思うのです。
一体何を根拠に
総理はああいうことを
国民に向って言われたのか。もしそういう事実が、
総理大臣の
お話を聞いて、私の方にあるとするなら、私
ども民主
国会を守る見地から、党内でそういう者がありますれば、厳重な処断をしなければなりませんので、その間の事情を
総理大臣の
出席を求めて明らかにしたいと思っております。だから、ぜひ
総理大臣に
出席を願いたい。
もう
一つの
理由は、この間、
予算委員会から行方不明になられた際、何か
国会周辺に何十万かそこらの人が
国会を取り巻いて、議員の登院さえも不能な
状態になるという警察から情報があって、そこで、どこへ入っておられたのか知りませんけれ
ども、そういう情報がきて登院をしなかったということを言っておられます。
一体そういうでたらめな情報をこの
国会開会中に
総理大臣に入れるような警察があるとするなら、これまた大へんな問題でありますから、警察庁
長官が
一体そういう情報を入れたのか、それとも警視総監がそういう情報を
内閣に入れたのか、このことを私は明らかにいたしませんと、どういうことが根拠で、この
国会審議が不能になるような、最高の
責任者の
総理大臣が出てこられないような原因をまき散らすような警察がもしあるとするならば、これはもう大へんなことでありますから、
政府とお打ち合せの上、警察庁
長官か警視総監かに、あわせて
一つこれは聞きたいと思いますから、
出席を早急に、時間が幾らもございませんから、急いで呼んでいただくようにお願いをいたします。