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1958-11-04 第30回国会 参議院 議院運営委員会 第13号
公式Web版
会議録情報
0
昭和
三十三年十一月四日(火曜日) 午前十一時七分開会
—————————————
出席者
は左の
通り
。
委員長
安井
謙君
理事
斎藤 昇君 田中 茂穂君
小酒井義男
君
小林
孝平
君
島村
軍次
君
委員
江藤 智君
前田佳
都男君
松野
孝一君
山本
利壽
君
阿部
竹松
君
北村
暢君 杉山 昌作君
委員外議員
山本
米治
君
—————————————
議長
松野
鶴平
君 副
議長
平井 太郎君
—————————————
政府委員
文部政務次官
高見
三郎
君
農林政務次官
高橋
衛君
農林省蚕糸局長
大澤
融君
郵政政務次官
廣瀬
正雄
君
事務局側
事 務 総 長 河野 義克君 参 事 (
事務次長
) 宮坂
完孝
君 参 事 (
委員部長
) 渡邊 猛君 参 事 (
記録部長
) 岸田 實君 参 事 (
警務部長
)
佐藤
忠雄君 参 事 (
庶務部長
) 小澤 俊郎君
法制局側
法 制 局 長 齋藤 朔郎君
—————————————
本日の
会議
に付した
案件
○
派遣議員
の
報告
○
国立国会図書館
の
運営
に関する件 ○
国会法
第三十九条
但書
の
規定
による
議決
に関する件(
国立近代美術館評
議員会評議員
) ○
日本電信電話公社経営委員会委員
の
任命同意
に関する件 ○
国会法
第三十九条
但書
の
規定
による
議決
に関する件(
蚕糸業振興審議会
委員
)
—————————————
安井謙
1
○
委員長
(
安井謙
君)
議院運営委員会
を開きます。 まず最初に、先般
欧米各国
の
議院運営
の
実情等調査
のため、
山本米治
君、
松平勇雄
君、
横山フク
君、
中田吉雄
君、
安部キミ子
君が
派遣
せられたのでありますが、長期間にわたる
調査
、
視察
の
成果
は、今後の
議院運営
に資するところ多大なものありと存じまして、
理事会
におきまして、特に本
委員会
において御
報告
を願うことにいたしております。 なお、本日御
出席
を願っておる
山本米治
君は、
委員外議員
でございますが、特にこの席で御
発言
を願うことに
委員諸君
の御
了承
を願いたいと存じます。 それでは
山本
君の御
報告
を願います。
山本米治
2
○
委員外議員
(
山本米治
君) 私
ども欧米各国
の
議会運営
の
実情
並びに
政治経済事情調査
のための
議員団
一行
六名の者は、去る八月九日夜羽田空港を出発し、カイロを経て
ヨーロッパ
に渡り、ローマ、ジュネーブ、チューリッヒ、ボン、
ベルリン
、ハンブルグ、コペンハーゲン、ストックホルム、アムステルダム、パリ、ロンドンの
各地
を
視察
し、次いで
米国
に渡り、ニューヨーク、ワシントン、バッフアロー、シカゴ、ロスアンゼルス、サンフランシスコ、ホノルルの
各地
を回りまして、去る九月二十三日に帰国いたしました。 ここに私は、
一行
を代表いたしまして今回の
視察
の御
報告
を申し上げたいと存じますが、
各国
の
議会制度そのもの
や、
政治経済
の動きにつきましては、あるいは
文献
により、あるいは
各種報道機関
の
報道等
によりまして、すでに十分御
承知
のことでもあり、また毎年、
視察議員団
の
派遣
が行われておることでもありますので、ここには、私
ども
の耳目をもって直接見聞して参った印象の幾つかを申し上げまして御
報告
にかえさせていただきたいと存じます。 まず
議会制度
についてでありますが、第一に申し上げたいことは、
各国
の
議会制度
は
各国
の
歴史
と切り離しては理解することができないということであります。ここに一々の国について申し述べることは省略いたしますが、たとえば
スイス
、
西独
、
アメリカ等
の
上院
は、いずれも
連邦
を形成する各州の代表たる意義を持ち、一方、
イギリス
や
デンマーク
、
スエーデン等
の
議会
は、国王を助けるという
意味
で
議会
が存在するわけでありますが、これらの
議会
の
機能
を理解するためには、どうしても、これらの
連邦
ないし
王国
が国家として形成された
歴史
を顧み、その基礎に立ってこれを見なければならぬと思うのであります。私
ども
が
視察
して参りました
各国
の
議会
の
議事堂
が実に多くの絵画や彫刻に飾られ、その
一つ
々々が
議会
に
関係
のある
歴史
を象徴し、さらには
議事堂そのもの
が由緒ある
建物
であることは、
建築美術
としての美しさもさることながら、私
ども
に
歴史
的な
伝統
の力をひしひしと感ぜしめずにはおかないのであります。 次に申し上げたいことは
二院制
の後退ということであります。
二院制
の
批判論者アッベ・シィエース
は、「もし第
二院
が第一院と
意見
を同じうするならば、それはよけいなものであり、不一致ならば廃止すべきものである、」と言い、またベンジャミン・フランクリンも、「
立法部
を
二院
に分つことは、
一つ
の車の前とうしろに馬をつけて反対に引っ張らせるようなものだ」と申しておりますが、
ヨーロッパ
の
各国
は、
国会
における第
二院
の
あり方
というものについてかなり苦慮しているように思われるのであります。
デンマーク王国
は数年前についに
一院制
に踏み切ったのでありますが、これは、
デンマーク
のように、
王国
であり、
外交政策
において大体
中立主義
をとり、かつ
社会保障制度
が高度に実施されておりまして、政治的にも
経済
的にも非常に安定している国において、初めて行われ得ることでありまして、その他の
各国
では、にわかに
一院制
に踏み切ることは困難であり、さればといって第
二院
をどういう形にすべきかということを暗中模索しているというのが
実情
であります。たとえば、
英国
では、
上院議員ゴスフォード卿
にも面接して親しく懇談の
機会
を得たのでありますが、
英国
のように、
上院
が五百年以上の
歴史
と
伝統
を持ち、
貴族階級
が今なお厳として存在する国でありながら、実は事あるごとに第
二院
の
権限
や
機能
が削減されつつあるのであります。そして現在も
上院
の改革が問題となっているのでありますが、これに対し
ゴスフォード卿
は、「もともと不合理な
上院制度
は、どう直してみても不合理でしかあり得ない」というおもしろい言い方をしておりました。このように、
欧州各国
は第
二院
の
あり方
について苦慮しつつも、たとえば同じ
英国
の
上院
は、
下院
を通過せる
死刑廃止法案
の
審議
をおくらせ、この間、世論を盛り上らせることによって
下院
を反省せしめ、また各
議員
が
案件
に対し権威ある
批判
や修正を行うことによって
政策
の歪曲を防ぐという
機能
を果していることを忘れてはならぬと思うのであります。なお、
アメリカ
の
上院
は、大統領の
条約締結
及び
一般官吏
の
任命
に対し助言と
承認
を与うる
権限
を有し、また、すべての
行政官
及び司法官に対する
弾劾審判
の専権を有することは御
承知
の
通り
でありまして、これは第
二院
として最も強大な
権限
を有する事例と思われるのであります。多くの点において
アメリカ
の
制度
を取り入れた
わが国
会において、
参議院
の
法制
上の
権限
が不当に弱められたのはどういうわけだろうかと、あらためて疑った次第であります。 今回私
ども
の旅行いたしました時期は、実は毎年そうでありますが、ちょうど
夏季休暇
の時期に当っておりましたので、
各国
とも
議会
は開会されておらず、また
国会議員
その他の
有力者
がほとんど不在でありまして、十分に
議会運営
の
実情等
を
調査
し得なかったことはまことに残念であります。
もっとも
われわれは、
日本
の
国会
の閉会中を利用して出かけることでありますので、時期に制約があり、やむを得ないことかもしれませんが、
事情
が許せば考慮すべき点だと考えるのであります。 次に
政治経済
その他の
事情
について若干触れてみたいと
思い
ます。 まず、
欧米各国
とも対
日感情
がきわめてよく、どこへ参りましても不愉快な
思い
をしたことは一度もなく、それどころか、
各地
で非常に親切な応待を受けましたし、また
道路
や
レストラン等
で話しかけてくる人も多かったのであります。
占領軍
または
駐留軍
として在日した
アメリカ
の場合を別にいたしましても、
ヨーロッパ各国
の
人々
が、一度は惨たんたる敗戦を喫しながらも、その後日ざましい
復興
をなし遂げた
日本人
の能力を見直し、漸次
日本
及び
日本人
というものを理解し、親しみを覚えつつある証左ではないかと思われるのであります。ことに
米国
には何百万という
在日米軍
の
関係者
がおり、その大部分がほんとうに
親日家
だということであります。 次に
東西
両陣営の
対立
についての実感でありますが、
ソ連圏
と陸続きの
欧州各国
は、
東西
の
対立
についてきわめて真剣であり、
スイス
や
スエーデン
のように
中立的立場
に立つ国も、自国の防衛については非常に熱心でありまして、すでに
スイス
では
核武装
の方針が
決定
し、
スエーデン
でも問題となっていることは御
承知
の
通り
であります。私事を申し上げて恐縮でありますが、私は戦前及び戦時中の二回にわたり、合計六年以上
ドイツ
に滞在いたしましたので、
ベルリン陥落
までの
ドイツ
の
事情
はよく
承知
しておりましたが、今回十三年ぶりで、
東西
に分割された
ベルリン
を目のあたり見まして、非常な感動を覚えました。まず第一に、
復興
を伝えられる
西ベルリン
でさえも思ったほど
復興
していないと思ったのでありますが、もしそれ
東ベルリン
に至っては全く文字
通り
死の街であり、そして
ベルリン
全体が
東西対立
の神経の尖端という感じであります。
欧州一般
に、
駐留米軍
に対しては、歓迎といわないまでも排斥の
気分
は比較的少いようでありますが、特に
西ベルリン
においては、もし
米軍
が引き揚げたならば、
西ベルリン
は即日
ソ連
の進入するところとなるだろうという不安から、何としても
米軍
にとどまってもらいたいという
気分
が目に見えるようであります。終戦後、
東独方面
から西
ドイツ
への
避難民
は千三百万人を算し、現在
西独
の人口五千二百万の四分の一、すなわち四人に一人の割合になっておりますが、
東ベルリン
から
西ベルリン
への難民は今日でも一日平均六百人くらいとのことであります。なおわれわれは、社会党の
機関紙テレグラフ
を見学し、
ショルツ主筆
初め
首脳部
の
人々
と懇談いたしましたが、今日、
ドイツ
ばかりでなく、
ヨーロッパ
では、
反共
がインテリの特質であり、
テレグラフ紙
も、
反共
と
東西ドイツ統一
のため、多くの犠牲を払って週一回
東独
へ
秘密紙
を
——秘密
の新聞であります
——
発送しているとのことでありました。 次に申し上げたいことは、
欧州各国
がその
経済興隆
のために真剣に
努力
しているその姿であります。
英国
及び
フランス
が昔口の大国としての実力並びに権威を失いつつあることは争いがたい事実でありますが、それにもかかわらず両国は何といってもある種の底力を持っており、かつまたこれを失うまいとしてひたすらな
努力
を続けております。約一年ほど前、英ポンドや
仏国フラン
の不安が問題でありましたが、その後
イギリス
は
ポンド価値
の維持に全力を尽して、ある程度これに成功し、
フランス
も、第五
共和制
の実現と国民の保有する金の利用によって当面の困難を克服すべく懸命の
努力
を傾けております。
西独
の
経済復興
は、かねて
わが国
の
海外視察者
から異口同音に伝えられている
通り
でありますし、また
イタリー経済
も非常によくなっておりますが、これらは
政府
の
保護政策
のみによるものではなく、
官民一体
の
努力
の結果と思われるのであります。
スイス
や
スエーデン
の
経済
が安定向上していることは周知の事実でありまするし、またオランダは、
わが国
などでは想像もできないような大規模な
干拓事業
をやっており、その
成果
に非常な期待をかけております。私
ども
は、こうした
各国
の真剣な
努力
と、反面、案外に質素なその
消費生活
を見聞し、顧みて
わが国
の現状に
思い
をいたしまして、深く考えさせられるところがあったのであります。 われわれは、
スエーデン
においては
社会保障制度
の一端としての
老人ホーム等
を見学し、また
イギリス
や
イタリー
では
労働者
の
住宅建設
も見たのでありますが、その詳細はこれを省略いたします。 なお、
ヨーロッパ
でも
アメリカ
でも、われわれが最もうらやましく思ったのは、りっぱな
道路
と、がっちりした
建物
と、そして芝生のグリーンと、きれいな
花作り
とであります。 これはもちろん一朝一夕にして成ったものではなく、多くは長年の蓄積と
伝統
によるものでありまして、
わが国
が一挙にこの水準まで進むことは望むべくもありませんが、今後、
国際観光
その他の観点からも、
道路
を初め、できる限り
整備
に
努むべきもの
と信ずるのであります。 以上、はなはだまとまりがないのでありますが、印象的に
思い
つくままを申し述べまして御
参考
に供する次第であります。
最後
に、私
ども一行
が有意義な
視察旅行
の
機会
を得ましたことに対し、深甚の謝意を表しまして、御
報告
を終る次第であります。
安井謙
3
○
委員長
(
安井謙
君) ただいまの御
報告
に対し、質疑がございましたら、この際お願いいたします。 別に御
発言
もなければ、
本件
はこの程度にいたしておきます。
—————————————
安井謙
4
○
委員長
(
安井謙
君) 次に、御
報告
をいたし、御
了承
を求めたいことでございますが、せんだっての
委員会
で問題になっております
国立国会図書館
の
運営
に関する問題の中で、
科学技術関係文献
の
収集整備
につきまして、前回の
委員会
におきまして、
茅東大学長
の御都合がよければ、本日、
同君
の
参考意見
を伺うことにいたしたい
旨報告
をしたのでありますが、連絡の結果、茅君も、また
同君
のかわりにと存じました
兼重日本学術会議会長
も、ともに公務のため、本日は
出席
ができない
事情
にございます。そこで、この
科学技術
の問題につきましては、後日適当なときにそういった
参考意見
を聴取することにいたしたいと
思い
ますから、御
了承
願います。
—————————————
安井謙
5
○
委員長
(
安井謙
君) 次に
人事案件
を
議題
にいたします。三件ございます。すなわち
国会法
第三十九条
但書
の
規定
による
議決
に関する件(
国立近代美術館評議員会評議員
)、
国会法
第三十九条
但書
の
規定
による
議決
に関する件、(
蚕糸業振興審議会委員
)、いま
一つ
は
日本電信電話公社経営委員会委員
の
任命同意
に関する件。この三件を
一括議題
とし、順次
説明
を聴取いたします。 まず
国立近代美術館評議員会評議員
につき
説明
を願います。
高見三郎
6
○
政府委員
(
高見三郎
君) 今回
衆議院議員北村徳太郎
君、同じく
佐藤觀次郎
君及び
参議院議員林屋亀次郎
君の三君を
国立近代美術館評議員会評議員
に
任命
いたしたいと存じますので、
国会法
第三十九条
但書
の
規定
に基き、両
議院一致
の
議決
を求めるため
本件
を提出いたしました。
国立近代美術館評議員会
は、
文部省設置法
第十五条の
規定
によりまして
文部省
の
所轄機関
でありまする
国立近代美術館
に設置され、
国立近代美術館長
の
候補者
の推薦を
文部大臣
に対して行い、且つ
国立近代美術館
の
事業計画
、経費の見積り、
人事
その他の
運営管理
に関する
重要事項
につきまして館長に助言することを職務として、
評議員
は、
教育
、
学術
、
文化等
の各界における
学識経験
のある者のうちから、
文部大臣
が
任命
することになっております。三君の
経歴
につきましては、お
手元
の
履歴書
で御
承知
願いたいと存じますが、いずれも
教育
及び
文化等
について
学識経験
を有するものでありますので、
国立近代美術館評議員会評議員
として適任であると存じます。 何とぞ慎重御
審議
の上すみやかに御
議決
されますようお願は申し上げます。
小酒井義男
7
○
小酒井義男
君 ちょっとお尋ねしたいのですが、これは三名とも再任ですか。
佐藤觀次郎
君はわかっておるが、そのほか
任命
は新しいかどうかということです。それから最近一年間くらいに、この
委員会
というものは何回くらい開かれておりますか、わかったら伺いたい。
高見三郎
8
○
政府委員
(
高見三郎
君)
佐藤
君は御
承知
のように、選挙がありましたために、この際引き続いてやっていただきたいと
思い
ますけれ
ども
、一応
国会
の御
承認
をいただきたい。それから
林屋亀次郎
君は、
参議院
の方からこれまで
津島壽一
君が出ておりまして、国務
大臣
に御就任のときおやめになりまして、そのままになっておりまして、その
後任
の
意味
でございます。それから
北村徳太郎
君の方は、
竹尾弌君
が逝去されましたので、その
後任
としてお願いいたしたいと考えておるのでございます。 それから
委員会
は大体一年に二回ないし三回開いております。
安井謙
9
○
委員長
(
安井謙
君) それでは次に
蚕糸業振興審議会委員
につき
説明
を求めます。
蚕糸局長大澤
君。
阿部竹松
10
○
阿部竹松
君 提案するときは、せめて
次官
くらい
出席
されてはどうですか。
大臣
がくるのが当然だと思うのですが、
大臣
は忙しいからせめて
次官
くらい
出席
されては。
安井謙
11
○
委員長
(
安井謙
君)
阿部
君の御
発言
ご
もっとも
だと
思い
ます。当然出てくるものと思っておりましたが、急に
地方行政委員会
に呼ばれまして、今どうしても
出席
はできない、こういう
事情
でございますので、特にこの際だけ
局長
に。
阿部竹松
12
○
阿部竹松
君 二人じゃないですか、
農林省
は。
安井謙
13
○
委員長
(
安井謙
君) その
通り
ですが、
農林委員会
と
地方行政委員会
でそれぞれ本日呼ばれておりまして、この席に出られないという話でございますから、原則として通常ならば今
阿部
君のおっしゃる
通り
にしたいと
思い
ますが、
会期
末でもございますし、ただいま
蚕糸局長
が出ておりますから、この際だけ
一つ
。
小林孝平
14
○
小林孝平
君 あなた今
会期
末と言われたけれ
ども
、自由党は
会期延長
をするようなことを言われているのですが、
会期延長
しないということを
参議院
の議運の
委員長
は確認されておるのですか。
安井謙
15
○
委員長
(
安井謙
君) そういう問題ではなくて……。
小林孝平
16
○
小林孝平
君 そう言われたから……僕は
局長
とか
次官
という話ではないのです。こういういいかげんなことではいかぬのです。
阿部竹松
17
○
阿部竹松
君 私の知っている限りでは、私
ども
が参画しているほかの
委員会
では、初めから大体いつ
委員会
にかけようということを
理事会
で話があるのです。ですから当然そのときは、
大臣
が提案するときと、
最後
の
議決
をするときくらいは、これは御
出席
をしていただいておるわけです。少くとも
国会運営
の総元締である
議院運営委員会
においては、僕が言うまでもなく、
委員長
において厳然たる処置をとっていただかなければならぬ。そうでなければ悪例を残す。従ってこれはやはり
大臣
が来られるのが筋だが、
次官
が二人おって、お三人とも来られないということはどうも了解できないことだ。
安井謙
18
○
委員長
(
安井謙
君) それじゃただいま御
発言
もありますので、これは
あと回し
にしまして、次に
電電公社経営委員会委員
につき
説明
を求めます。
廣瀬正雄
19
○
政府委員
(
廣瀬正雄
君)
提案理由
の
説明
を申し上げます。
日本電信電話公社経営委員会委員
の
大橋八郎
君は九月二十七日辞任しましたので、その
後任
として
大和田悌二
君を
任命
いたしたく
日本電信電話公社法
第十二条第一項の
規定
により両
議院
の
同意
を求めるため
本件
を提出いたしました。
同君
の
経歴
につきましてはお
手元
の
履歴書
で御
承知
願いたいと存じますが、広い
学識
と豊富な
経験
を有する者でありますので、
日本電信電話公社経営委員会委員
として適任であると存じます。何とぞ慎重御
審議
の上、すみやかに
同意
されるようお願いいたします。
安井謙
20
○
委員長
(
安井謙
君) 以上の
通り
でございますが、何か御
質問
がございましたら……。
阿部竹松
21
○
阿部竹松
君
質問
おありですかという
委員長
のお言葉なんですがね。そこで、今、
委員長
と両党の
理事
さん同士の話で、きょう上げることになっているのですか。
安井謙
22
○
委員長
(
安井謙
君)
あと
でお諮りしますが、一応
会派
にお持ち帰り願って……。
阿部竹松
23
○
阿部竹松
君 そうでなければ、
理事
さんの中できょう
議決
してしまうということであればお伺いしますが、今ぽんと出てきて、さあ聞いて下さいというのではわからないわけですね、
委員長
のように頭がよければ別だが……。
安井謙
24
○
委員長
(
安井謙
君) 聞かれたうちで何か御
質問
があれば……。
阿部竹松
25
○
阿部竹松
君
委員長
が、
質問
せい、
質問
せいと押し売りするから、何か聞なければ工合が悪いと思ってね。
安井謙
26
○
委員長
(
安井謙
君) 御
意見
大いにご
もっとも
であります。それではちょっと
速記
をとめて。
安井謙
27
○
委員長
(
安井謙
君)
速記
をつけて。 それでは次に、
蚕糸業振興審議会委員
につき、
説明
を求めます。
高橋衛
28
○
政府委員
(
高橋衛
君)
蚕糸業振興審議会委員
の
任命
につき両
議院一致
の
議決
を求めるの件につきまして、御
説明
申し上げます。
蚕糸業振興審議会委員小淵光平
君は、本年八月二十六日死亡し、また同
審議会委員関根久藏
君は、七月八日
農林水産委員長
に選任されたため、同
審議会委員
は
自然解職
となりましたので、
両君
の
後任
として、
衆議院議員五十嵐吉藏
、
参議院議員重政庸徳
の
両君
を
蚕糸業振興審議会委員
に
任命
いたしたく、
国会法
第三十九条
但書
きの
規定
により、両
議院一致
の
議決
を求めるため、
本件
を提出いたしました。
蚕糸業振興審議会
は、
農林省設置法
第三十四条の
規定
により、
農林省
の
付属機関
として設置され、
蚕糸業法
第四十三条の
規定
に基き、他の法律の
規定
によりその
権限
に属せしめられた
事項
を行うほか、
農林大臣
の諮問に応じて
蚕糸業
の
振興
に関する
重要事項
を
調査
審議
し、
蚕糸業振興
に関する
重要事項
につき、
関係行政庁
に建議する
機関
でありまして、
委員
は
蚕糸業
に関して
学識経験
を有する者の中から
農林大臣
が
任命
することになっております。
両君
の
経歴
につきましては、お
手元
の
履歴書
で御
承知
願いたいと存じますが、いずれも
蚕糸業
に関し
学識経験
を有する者でありますので、
蚕糸業振興審議会委員
として適任であると存じます。何とぞ慎重御
審議
の上、すみやかに
議決
されるようお願いいたします。
島村軍次
29
○
島村軍次
君 昨年開催されました
審議会
の日数と、
委員
の出欠は、前例としてこの末尾に添付されるのが例でありますが、その点をお聞きしたいと
思い
ます。
高橋衛
30
○
政府委員
(
高橋衛
君)
昭和
三十二年六月二十七日から本年の四月十日までにちょうど十回の
会議
が開催されたのでございます。
出席状況
を申し上げますと、
五十嵐吉藏
君が、これは
任命
されましたのが三十三年の二月六日でございますので、今日までその任期中にありましたのは一回だけ、その一回は
出席
しておられます。
吉川久衛
君が十回のうち八回
出席
であります。
栗原俊夫
君が十回のうち十回
出席
、
助川良平
君が十回のうち七回
出席
、
松平忠久
君が十回のうち八回
出席
、
清澤俊英
君が十回のうち七回
出席
、
小山邦太郎
君が十回のうち十回とも
出席
でございます。
安井謙
31
○
委員長
(
安井謙
君) ほかに何か御
発言
ございませんか。
——
特に御
発言
がなければ、ただいま
説明
を聴取いたしました三件につきましては、いずれも一応各
会派
にお持ち帰りを願い、御検討を願った上、
次会
において
決定
をすることにいたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
安井謙
32
○
委員長
(
安井謙
君) 御異議ないものと認め、さよう
決定
をいたします。 他に御
発言
なければ本日の
委員会
はこれをもって散会いたします。 午前十一時四十二分散会