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下平小
委員 山下さん、これは悪く勘ぐるようで、大へん失礼な話ですが、たとえば二百十七万の金があったということも、
お手伝いをした人のごく一部分の人が知っておるだけでしょう。
お手伝いをした人は、何も
部長ばかりではないと思う。旧
春秋会の
作業面を見ても、いろいろ受け入れの
関係から
図書の貸し出しの
関係、あるいは複写に携わっておる
職員の人も、ほとんど全館が
春秋会の
仕事を手伝っておると思う。それらの
職員には、二百十数万のこういう
残務処理の、悪く言えば、
隠し金があるということを知ておる者は、ごくわずかだと思う。部分的な人しか知らない。また、その
処分をするにしても、おそらくそういった部分的な
方々だけで、この
処分方法を決定すると思う。悪く勘ぐれば、こういう問題が出て来たから、簡単には
処分できないでしょう。問題が出ないでもう二、三年もたってしまえば、この金は、数人の諸君が共謀して、どう
処分してもちっともわからない金です。また法的にも、
金森個人の金だと言われてしまえば、だれも何ら文句の
つけようがない金です。これは率直に言って気分を悪くするかも知れませんが、
財団法人の
春秋会へ二百万円の金を出しておきながら、これは
寄付行為だ、
江草さんらからもらってきた金だからといって、二百万円ごまかして、
あとに一切がっさい払って二百数十万円の金が残った。これは、
経理課長大山の名儀で
銀行預金をしておる。これも、四、五年たったら、
経理がだんだんわからなくなってしまう。これは、結局旧
春秋会が
図書館に協力するのだという
名前で、幹部の
金森さんを中心にした二、三人の人が、金もうけをやったのだ、そうして
あとの
処分は、
方々がやかましくなってきたから、これは合法的に財産を隠匿したりなんかしようという
意思があったのだ、こう見られても差しつかえないと思うこれは税金がかかりますが、税務署に届けてありますか。