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1958-06-18 第29回国会 参議院 議院運営委員会 第5号 公式Web版

  1. 会議録情報

    昭和三十三年六月十八日(水曜日)    午後零時五十九分開会   —————————————  出席者は左の通り。    委員長     安井  謙君    理事            小酒井義男君            小林 孝平君            島村 軍次君    委員            江藤  智君            小西 英雄君            柴田  栄君            田中 茂穂君            中野 文門君            西田 信一君            前田佳都男君            阿部 竹松君            横川 正市君   —————————————    議     長 松野 鶴平君    副  議  長 平井 太郎君   —————————————   政府委員    内閣官房長官  赤城 宗徳君    郵政省電波監理    局長      濱田 成徳君   事務局側    事 務 総 長 河野 義克君    参     事    (事務次長)  宮坂 完孝君    参     事    (委員部長)  渡辺  猛君    参     事    (記録部長)  岸田  実君    参     事    (警務部長)  佐藤 忠雄君    参     事    (庶務部長)  小沢 俊郎君   説明員    電気通信監理官 松田 英一君   —————————————   本日の会議に付した案件 ○租税及び金融等に関する調査承認要  求の件 ○教育、文化及び学術に関する調査承  認要求の件 ○今期国会における内閣議案提出予  定等に関する件 ○電波監理審議会委員任命同意に関  する件 ○日本電信電話公社経営委員会委員の  任命承認に関する件   —————————————
  2. 安井謙

    委員長安井謙君) それでは議院運営委員会を開きます。  調査承認要求の取扱いに関する件を議題にいたします。  委員部長の報告を求めます。
  3. 渡辺猛

    ○参事(渡辺猛君) お手元に配付の資料の通り、大蔵、文教両委員会から調査承認要求書提出されております。
  4. 安井謙

    委員長安井謙君) 本件に関し、承認を与えることに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  5. 安井謙

    委員長安井謙君) 御異議ないと認めて、さよう決定をいたします。     —————————————
  6. 安井謙

    委員長安井謙君) それでは官房長官が見えましたので、先般、岸内閣成立とともに新任されました赤城内閣官房長官から発言を求められておりますので、この際これを許します。
  7. 赤城宗徳

    政府委員赤城宗徳君) この間の岸内閣組閣に当りまして、官房長官に就任いたしました赤城宗徳でございます。万事至らない点が非常に多いのでありますが、皆様方の御指導と御鞭撻とを心からお願いいたしまして、ごあいさつにかえる次第であります。(拍手)     —————————————
  8. 安井謙

    委員長安井謙君) それでは、引き続いて今期国会における内閣議案提出予定等につきまして御説明を願いたいと思います。
  9. 赤城宗徳

    政府委員赤城宗徳君) 今国会提出予定しておりまする法律案は五件でありますが、そのうち四件は、前国会におきまして審議未了になった案件であります。  第一は、経済基盤強化のための資金及び特別の法人の基金に関する法律案所管大蔵省であります。  第二は、外国為替資金特別会計法の一部を改正する法律案所管大蔵省であります。この二つは、閣議におきまして提出を決定いたしました。  第三は、市町村立学校職員給与負担法の一部を改正する法律案所管は文部省であります。  この三つは、先ほど四つと言いましたが、三つは前国会において提案いたしまして審議未了になったものであります。  第四は、繭糸価格安定臨時措置法案であります。これは御承知通り、最近、生糸、繭価格が、政府において価格支持をいたしておるのでありますけれども、下落の傾向にありまして、なかなかこれがとまらないような状態であります。そこで、政府といたしましても、相当の融資金額を用意いたしまして、この支持を確実にしていきたい、こういうことに相なりますが、その融資に対する損失補償等をいたさなければなりませんので、それに関連して本法案提出いたした、こういうことで、農林省所管提案予定であります。  もう一つは、お年玉つき郵便葉書等の発売に関する法律の一部を改正する法律案所管郵政省でありますが、これは前にやはり審議未了になった法案でありますが、これも提案する予定であります。  なお、法律案のほかに、議決案として一件を予定しております。国有財産法第十三条第二項の規定に基き国会議決を求めるの件であります。  以上、法律案といたしましては五案、議決案といたしまして一件、これを今国会提案する予定であります。以上であります。
  10. 安井謙

    委員長安井謙君) ほかに御発言がなければ、本件は一応この程度にとどめておきたいと思います。
  11. 阿部竹松

    阿部竹松君 官房長官に簡単にお尋ねしますが、法案は五件ですが、日程は大体二週間しかございませんね。今までの、いつもの国会で、ときどきここで論議したのですが、国会の末期になって法案が山ほどくるわけなんです、参議院に。今回は五件だけだからいいじゃないかとおっしゃるかもしれませんが、あなたに聞くのもちょっとまだ少し早いかもしれませんが、大体、参議院にいつごろ回すというようなことになるのですか。それは国会がやることだからといって答弁されればそれで終りだが、私の方としては、最後になってどんとこられたんじゃ困るから、提案責任者である政府の大番頭さんだから、大体いつごろまでに仕上げてしまいたいという腹がまえ等があれば、お聞かせ願いたいと思います。
  12. 赤城宗徳

    政府委員赤城宗徳君) お話のような事情も前々からあることは私も承知しておりますので、今国会は期間も短いのでありますので、できるだけ早く参議院の方にもお回しするような運びを私たちとしましてもとりたい、こう考えております。具体的のことにつきましては、これからの問題になりますから、そういう心がまえで進めて行きたいと思います。御了承願います。
  13. 島村軍次

    島村軍次君 このうちで参議院先議予定のものはありませんですか。
  14. 赤城宗徳

    政府委員赤城宗徳君) これは両院の国会対策でいろいろ審議の上決定いたしたいのでございますが、今のところ、どれをどうするという考えは、今申し上げる段階に至っておりません。ただ、今申し上げました議決案は、参議院に先に提案しておりますことを申し添えます。
  15. 安井謙

    委員長安井謙君) 他に御発言ありませんか。……それでは本件は一応この程度にとどめておきます。     —————————————
  16. 安井謙

    委員長安井謙君) 次に、電波監理審議会委員任命同意に関する件と、日本電信電話公社経営委員会委員任命承認に関する件を議題にいたします。  それでは郵政省電波監理局長濱田成徳君。
  17. 濱田成徳

    政府委員濱田成徳君) 御説明申し上げます。電波監理審議会委員任命につき両議院一致同意を求めるの件。電波監理審議会委員飯野毅夫及び田上穣治両君は、五月二十日任期満了となりましたので、六月三日付をもって、飯野毅夫君の後任として金子鋭君を、また田上穣治君を再び同審議会委員にそれぞれ任命いたしましたので、電波法第九十九条の三第二項の規定により、両議院一致同意を求めるため本件提出いたします。  お手元履歴書で御承知のように、金子鋭君は、大正十三年四月東京帝国大学法学部政治学科卒業後、株式会社安田銀行へ入行し、神奈川、馬喰町、小倉及び名古屋の各支店長を歴任し、取締役常務取締役専務取締役の各役員に就任いたしましたが、昭和二十三年十月、社名を株式会社富士銀行と変更後、取締役頭取を経て、現在、同社頭取の職にあるのでありまして、また、現に東京銀行協会理事全国銀行協会連合会理事及び東京商工会議所議員等の役職にもあるものであります。  また、田上君は、昭和五年三月、東京帝国大学卒業後、同大学助手となり、以来、東京商科大学助手、助教授及び教授となり、同三十年五月、電波監理審議会委員任命され、今回、同審議会委員に再任され、また、現に憲法調査会及び選挙制度調査会の各委員の職にあるものであります。  以上申し述べましたように、両君はその経歴からいたしまして、いずれも公共の福祉に関し公正な判断をすることができ、広い経験と知識を有しますので、電波監理審議会委員として適任であると存じます。  何とぞ慎重御審議の上、すみやかに同意せられるようお願いいたします。以上でございます。
  18. 安井謙

    委員長安井謙君) 引き続きまして、郵政省電気通信監理官松田英一君。
  19. 松田英一

    説明員松田英一君) 御説明申し上げます。日本電信電話公社経営委員会委員新関洲太郎君は、四月三十日任期満了となりましたが、翌日付再任いたしましたので、日本電信電話公社法第十二条第二項の規定により、両議院の事後の承認を求めるため本件提出いたした次第であります。  お手元履歴書で御承知のように、同君は、大正八年二月、三井物産株式会社に入社し、同社の平壌、メルボルン出張所長、バンコック、バタビア、奉天各支店長を歴任し、その後、本店物資部長を経て、昭和二十二年三月、同社常務取締役に就任いたしましたが、同社の解散とともに、同年十月、第一物産株式会社代表取締役社長に就任し、昭和二十七年七月、日本電信電話公社経営委員会委員となるべき者に指名されました。さらに、同二十九年五月及び本年五月、同委員会委員に再任され、また、現に輸出水産業振興審議会通商審議会等委員の職にあるものであります。  以上申し述べましたように、同君は、その経歴から申しまして、広い学識と豊富な経験を有し、日本電信電話公社経営委員会委員として適任であると存じます。  何とぞ慎重御審議の上、すみやかに御承認下さいますようお願いいたします。
  20. 安井謙

    委員長安井謙君) この際、ほかに御発言もなければ、両件はいずれも一応会派にお持ち帰りを願って、次回以降において審議決定することに御異議ございませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  21. 安井謙

    委員長安井謙君) 御異議ないと認めまして、さよう決定いたします。  本日は、これにて散会いたします。    午後一時十三分散会