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1958-04-22 第28回国会 参議院 地方行政委員会 第34号 公式Web版

  1. 会議録情報

    昭和三十三年四月二十二日(火曜日)    午後三時三十三分開会     —————————————   委員異動 本日委員吉江勝保君、佐野廣君、伊能 芳雄君、相馬助治君及び秋山長造君辞 任につき、その補欠として伊能繁次郎 君、松野鶴平君、高野一夫君、占部秀 男君及び中田吉雄君を議長において指 名した。     —————————————  出席者は左の通り。    委員長     小林 武治君            大沢 雄一君            小柳 牧衞君            加瀬  完君            鈴木  壽君    委員            西郷吉之助君            館  哲二君            成田 一郎君            成瀬 幡治君            森 八三一君            白木義一郎君   衆議院議員            亀山 孝一君   政府委員    自治庁行政局長 藤井 貞夫君    自治庁選挙局長 兼子 秀夫君    自治庁税務局長 奥野 誠亮君   事務局側    常任委員会専門    員       福永与一郎君   説明員    自治庁財政局財    政課長     柴田  護君     —————————————   本日の会議に付した案件 ○行政書士法の一部を改正する法律案  (衆議院送付) ○地方制度改革早期実現に関する請願  (第六二六号) ○地方公務員法の一部改正に関する請  願(第三号) ○新町村建設推進に関する請願(第六  三三号) ○広島造賀村を高屋町に強制合併す  る実状調等に関する請願(第九〇  号) ○奄美群島産業開発基金制度に関する  請願(第二一〇号) ○町村議会事務局設置請願(第  五二号)(第五三号)(第五四号)  (第五五号)(第五六号)(第五七  号)(第五八号)(第五九号)(第  六〇号)(第六一号)(第六二号)  (第六三号)(第六四号)(第六五  号)(第六六号)(第六七号)(第  六八号)(第六九号)(第七〇号)  (第七一)(第一一〇号)(第一一  一号)(第一一二号)(第一一三  号)(第一一四号)(第一一五号)  (第一一六号)(第一一七号)(第  一一八号)(第一一九号)(第一二  〇号)(第一二一号)(第一二二  号)(第一二三号)(第一二四号)  (第一二五号)(第一二六号)(第  一二七号)(第一二八号)(第一七  〇号)(第一七一号)(第一七二  号)(第一七三号)(第一七四号)  (第一七五号)(第一七六号)(第  一七七号)(第一七八号)(第一九  〇号)(第二四五号)(第二五〇  号)(第二五一号)(第二五二号)  (第二五三号)(第二五四号)(第  二五五号)(第二五六号)(第二六  九号)(第二七五号)(第二七六  号)(第二七七号)(第二七八号)  (第三〇四号)(第三〇五号)(第  三〇六号)(第三〇七号)(第三二  五号)(第三二六号)(第三二七  号)(第三二八号)(第三二九号)  (第三三一号)(第三四八号)(第  三五二号)(第三七三号)(第三九  〇号)(第三九一号)(第三九二  号)(第三九三号)(第四〇六号)  (第四一七号)(第四二九号)(第  四三〇号)(第四四一号)(第四八  三号)(第四八四号)(第四九七  号)(第五〇九号)(第五二五号)  (第五六八号)(第五七一号)(第  五九五号)(第五九六号)(第六〇  七号)(第六二七号)(第六四三  号)(第六四四号)(第六六四号)  (第六六五号)(第七〇九号)(第  七一〇号)(第七一七号)(第七四  一号)(第七四八号)(第七五九  号)(第七六〇号)(第八七五号)  (第九一八号) ○市制施行人口要件改正に関する請願  (第二一九号)(第二四九号)(第  六〇三号)(第七七四号)(第七七  五号)(第七七六号)(第七七七  号)(第七七八号)(第七七九号)  (第七八〇号)(第七八一号)(第  七八二号)(第七八三号)(第七八  四号) ○市町村立全日制高等学校教職員の在 職期間通算に関する請願(第二二一 号) ○国家公務員地方公務員恩給通算  に関する請願(第九七九号) ○特別区区長の区議会選任制廃止に関  する請願(第一一一六号)(第一一  一七号)(第一三六八号) ○自主再建団体財政措置に関する請  願(第一号) ○地方財政確立等に関する請願(第三  七二号) ○町村財政確立に関する請願(第六二  八号) ○町村村政確立等に関する請願(第一  六四三号) ○地方公務員給与改訂に伴う財政措  置の請願(第四号) ○地方公務員期末手当加給財源に関  する請願(第三五四号) ○林道項目東北開発促進法第十二条  第二項に規定する重要事業に追加す  るの請願(第四五五号) ○地方財政再建促進特別措置法等の一  部を改正する請願(第一六二四号) ○地方財政再建のための公共事業に  係る国庫負対等の臨時特例に関する  法律有効期限延長に関する請願  (第一六二二号) ○自治体営病院事業企業債償還期限  改正等に関する請願(第一六二三  号) ○熊本城天主閣復元費起債に関する請  願(第九三四号) ○地方交付税率引上げに関する請願  (第四五一号) ○昭和三十二年度地方交付税算定さ  れた地方債特例に関する請願(第  二号) ○木炭検査費地方交付税算定因子  とするの請願(第四六五号) ○山形県の市町村に未開発度補正適用  の請願(第一四九号) ○たばこ小売業に対する事業税を非課  税とするの請願(第八九号) ○たばこ小売業に対する事業税軽減等  の請願(第三三三号)(第四九一  号)(第四九五号)(第四九九号)  (第五八一号)(第五九〇号)(第  六六六号)(第八一五号)(第九三  一号)(第一四〇七号)(第一四二  〇号)(第一五六二号) ○大工職等事業税軽減に関する請願  (第七一三号)(第七六二号)(第  七九五号)(第八〇二号)(第八一  六号)(第八一七号)(第八一八  号)(策八一九号)(第八四八号)  (第八四九号)(第八七一号)(第  一四八四号) ○中小企業に対する事業税撤廃請願 (第一二九七号)(第一三五六号)  (第一三五七号)(第一三七〇号)  (第一四二一号)(第一四六九号)  (第一四七〇号)(第一四七一号)  (第一五一〇号)(第一五四七号)  (第一六〇四号)(第一六〇五号) ○農耕旭小型耕うん機に対する課税反  対の請願(第一五一号) ○遊興飲食に対する免税点引上げの請  願(第一五七号)(第三九七号)  (第四〇七号)(第四九八号)(第  七六一号) (第八四七号)(第一一四号)(第一  四五二号) ○自転車荷車税廃止に伴う市町村財政  補てん措置請願(第八八〇号)  (第一三〇四号)(第一三六九号) ○製氷冷凍事業用電力電気税撤廃に  関する請願(第九〇五号) ○亜炭鉱業に対する電気ガス税の非課  税措置請願(第一五一八号) ○市に軽油引取税の一部交付請願  (第五六三号) ○国民健康保険税適正化に関する請  願(第一八号) ○市町村道路整備費財源付与に関  する請願(第五号) ○地方道路譲与税法の一部改正に関す  る請願(第五六四号) ○国有林野川在山岡町村救済に関する  請願(第一五〇号) ○銃砲刀剣類等所持取締法案に関す請  願(第七四二号) ○公職選挙法第十三条別表第一の改に  関する請願(第九一九号)     —————————————
  2. 小林武治

    委員長小林武治君) これより委員会を開きます。まず委員異動を報告いたします。  本日、吉江勝保君、佐野廣君、伊能芳雄君、相馬助治君、秋山長造君が辞任され、伊能繁次郎君、松野鶴平君、高野一夫君、占部秀男君、中田吉雄君が、それぞれ補欠選任されました。     —————————————
  3. 小林武治

    委員長小林武治君) 本日は、まず、行政書士法の一部を改正する法律案議題に供します
  4. 亀山孝一

    衆議院議員亀山孝一君) 行政書士法の一部を改正する法律案につきまして、その提案理由の御説明を申し上げます。  行政弁士法は、昭和二十六年、行政書士業務公共性にかんがみ、その乗務の適正な執行を確保して、一面その利用者の便益に資するとともに、行政書士の資質の向上と職務執行上の利益をはかりますため制定せられたのでありますが、その後の本法施行状況を見まするに、従来、任意設立任意加入でありました行政書士会並びにその連合会を、司法書士税理士等類似業務の場合と同様、業務設立強制加入とすることによりまして、行政書士会の自主的な指導力を強化して、行政書士の品位の保持、業務の改善、適正化に資する必要がありますので、本改正案を提案いたした次第であります。  何とぞ慎重御審議の上、すみやかに御可決あらんことをお願いいたします。
  5. 小林武治

    委員長小林武治君) 本案に対する質疑は次回に譲ります。     —————————————
  6. 小林武治

    委員長小林武治君) 次に、請願審査を行います。  請願第一号、自主財源団体財政措置に関する請願外二百四件を議題に供します。  審査は、便宜お手元に配布いたしました一覧表の順序により行います。  まず、行政関係の百三十二件について、専門員説明を聴取いたします。
  7. 福永与一郎

    専門員福永与一郎君) 最初の第六百二十六号は、市町村優先の原則に基く地方制度抜本的改革を断行せられたいという趣旨のものでございます。  その次の第三号は、地方公務員法の一部を改正して、停年制実施されるように配慮せられたい、  その次の六百三十三号は、新市町村建設推進のために各種の施策を要望するものでございます。次の第九十号は、広島県の賀茂郡造賀村と同郡高屋町との合併の問題でありまして、本年の一月一日——もう過ぎておりますけれども、一月一日の合併実施を、合併事情に無理があるので、合併実施を一時延期せられるように特段配慮を望むというものでございます。その次の第二百十号は、先般御説明済みでございます。その次の町村議会事務局設置に関する件、五十二号百七件は、これも御説明済みでございます。そのページの終りの方、第二百十九号外十三件、市制施行人口要件に関する件、これも御説明済みでございます。次に、二百二十一号、九百七十九号及び千百十六号、千百十七号、千三百八十八号の三件、それぞれ表題の示す内容のものでございまして、趣旨につきましては御説明が済んでおります。
  8. 小林武治

    委員長小林武治君) 右の請願について、政府で特に意見があれば承わります。  別に御発言がなければ、採決をいたします。第六百三十三号、第二百十号、第二百二十一号の一件は、これを採択して、内閣に送付すべきものとし、その他の第六百二十六号、第三号、第九十号並びに第五十二号外百七件及び第九百七十九号、第千百十六号、第千百十七号、第千三百六十八号、それから二百十九号外十三件は、これを留保すべきものと決定して御異議ございませんか、  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  9. 小林武治

    委員長小林武治君) 御異議ないと認めて、さよう決定いたします。     —————————————
  10. 小林武治

    委員長小林武治君) 次に、財政関係の十五件について、専門員説明を聴取いたします。
  11. 福永与一郎

    専門員福永与一郎君) 一号は、自主再建団体の借入金の利子については、再建団体と同様に、利子補給措置を講ぜられたいというものでございます。  その次の三百七十二号は、地方団体が直面している難局打開のために、地方交付税率の引き上げ、地方公務員給与改訂のすみやかな実施、また、自治制度民主主義に逆行するような地方制度改革は取りやめること、その他のことを要望するものでございます。  次の六百二十八号は、町村公債費地方交付税率住民税準率法定に伴う減収補てん基地交付金公営企業金融公庫に対する出資金等について、町村財政確立のために、それぞれ適切なる措置を講ぜられたいと要望するものでありす。 次に、千六百四十三号は、現在建設途上にある新町村の現実を直視して、町村財政確立と新町村建設育成強化のために各種措置を講ぜられたいというものでございます。  その次の第四号は、地方公務員給与改訂については、本年度の地方財政計画において、国山家公務員給与水準における本俸の六・二%の財源が計上せられておりますが、これでは満足できないので、国の財政措置を高率にに明確にし、かつ恒久化されたいというものでございます。  その次の三百五十四号、国家公務員期末手当が一五%加給する措置がとられましたが、地方公務員について、その財源は国税の増収分その他によって、政府が負担するようにせられたいという趣旨のものでございます。  その次の四百五十五号、東北開発促進法に基く重要事業に、東北地方奥地利用林を開発する林道を加えるとともに、地方財政再建促進特別措置法、これは国の負担金を伴う事業に対する特別に関する規定でございますが、その特別措置法の第十七条及びこれに基く政令に規定するいわゆる指定事業にも林道事業を追加するような措置を望むというものでございます。
  12. 小林武治

    委員長小林武治君) 今のは千六百二十四号です。
  13. 福永与一郎

    専門員福永与一郎君) その次の千六百二十二号プは、地方財政再建等のための公共事業に係る国庫負担金等臨時特例に関する法律は明年、三十四年三月末をもって失効いたしますが、この法律有効期限延長方措置を講ぜられたいというものでございます。    次の千六百二十三号は、自治体の経営する病院公共的使命にかんがみ、病院事業企業債償還期限を、施設の耐用年数に対応するように改訂するとともに、その公債費地方交付税算定基礎に参入するか、もしくは利子補給措置を講ぜられたいというものでございます。  次に、九百三十号は、熊本城天守閣復元のための起債、一億五千万円を確保できるように、特段配慮を望むというものでございます。  次の四百五十一号、二号、四百六十五号、百四十九号、この四件は、すでに御説明申し上げました。
  14. 小林武治

    委員長小林武治君) 政府側に特に意見があれば聴取いたします。質疑はございませんか
  15. 加瀬完

    加瀬完君 四百五十五号は、政府においても別に異論はないわけでしょう
  16. 柴田護

    説明員柴田護君) 別に異論ございません。
  17. 小林武治

    委員長小林武治君) 他に御発言なければ、採決いたします。  第六百二十八号、第千六百四十三号、第千六百二十二号、第千六百二十三号、及び第百四十九号は、いずれも採択して、これを内閣に送付すべきものとし、第一号、第三百七十二号、第四号、第三百五十四号、第四百五十五号、第千六百二十四号、第九百三十四号、第四百五十一号、第二号、第四百六十五号、いずれもこれを留保ベきものと決して御異議ございませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  18. 加瀬完

    加瀬完君 第四百五十五号は採択していただきたいと存じます。
  19. 小林武治

    委員長小林武治君) では、四百五十五号は採択すべきものとして追加いたします。  以上、御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  20. 小林武治

    委員長小林武治君) 御異議ないと認めて、さよう決定いたします。  次に、税制関係の五十六件について説明を聴取いたします。
  21. 福永与一郎

    専門員福永与一郎君) 税制関係は全部で五十六件でございますが、その大部分は、すでに下の段に書いてございますように、それぞれ税法関係の方は御審議の際に御説明申し上げておりますが、中に若干同趣旨のものがその後請願が出て参りまして、御説明の済んでいないものがございますが、同趣旨のものは御説明は省略させていただきます。  そこで、御説明の済んでおりませんのは、まん中から少しあとの、千五百十八号、亜炭鉱業に対する電気ガス税非課税措置を要望する件でございます。  それから三件飛ばしまして、第五百六十四号、地方道路譲与税法の一部改正−に関する件でありますが、これは地方道路譲与税法改正して、現在都道府県と指定市にのみ譲与されておりますものを、一般の市もこれに均櫓するように法の改正を望むものでございます。  その次の百五十号は、国有林野所在山町村が財政的に非常に恵まれない状態にありますので、これに対して各種の助成、援護の措置を安眠するというものでございます。
  22. 小林武治

    委員長小林武治君) 何か政府側意見ありますか。税制関係についてありますか。別段御発言がなければ、採決いたします。  第八十九号、第三百三十三号外十一件、第七百十三号外十一件、第千二百九十七号、第千三百五十六号外十一件、第百五十一号、第八百八十号、第千三百四号、第千三百六十九号、第九百五号、第千五百十八号、第五百六十三号、第十八号、第五号、第五百六十四号、第百五十号は、これを留保すべきものとし、第百五十七号外七件は採択して、これを内閣に送付すべきものと決して御異議ございませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  23. 小林武治

    委員長小林武治君) 御異議ないと認めて、さよう決定いたします。  速記をとめて   〔速記中止
  24. 小林武治

    委員長小林武治君) 速記を始めて、  次に、警察関係の第七百四十二号について説明を聴取いたします。
  25. 福永与一郎

    専門員福永与一郎君) 警察関係の第七百四十二号は、銃砲刀剣類等所持取締法案に関するものでございます。当時の法案の御審議の際に出て参ったものでございます。内容は、本法について、善良なる一般国民のために公正適切な扱いができるように、特に御考慮ありたい、こういうものでございます。
  26. 小林武治

    委員長小林武治君) 別段御質疑なければ、採決いたします。  本請願留保と決して御異議ございませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  27. 小林武治

    委員長小林武治君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。  最後に、選挙関係の第九百十九号について説明を聴取いたします。
  28. 福永与一郎

    専門員福永与一郎君) 公職選挙法第十三条の別表第一、すなわち衆議院議員選挙区の定員の表は、現在、東京都の場合は、三十一万から三十五万に対し、地方の府県では十三万から十、五万というような七情で、ひどいアン・バランスを来たしているので、すみやかに別表第一の議員数人口に比例するように改正を望むという趣旨のものでございます。
  29. 小林武治

    委員長小林武治君) 何か行政局長言うことはありますか。
  30. 藤井貞夫

    政府委員藤井貞夫君) 別にございません。
  31. 小林武治

    委員長小林武治君) 別に御質疑もなければ、採決いたします。  本請願留保と決して御異議ございませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  32. 小林武治

    委員長小林武治君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。  以上をもちまして、本日までの付託請願審査を終りました。  これらの請願の本会議における委員長口頭報告内容等は、便宜委員長に御一任願うことに御典儀ございませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  33. 小林武治

    委員長小林武治君) 御異議ないと認め、さよう取り計らいます。  本日はこれにて散会いたします。    午後四時二分散会      ——————————