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政府委員(山内
公猷君) 本日ちょっと
公用で外出しておりまして、おくれましてまことに申しわけございません。
初めに、私の方から内閣の
事故防止対策
委員会要綱に基きまして
陸運局長あて
通達をいたしましたので、その
内容から御
説明を申し上げます。
大体
内容といたしましては、
事故防止対策本部の要綱そのままを
陸運局長に
通達をいたしておるわけでございますが、あるいはお手元に配付申し上げてあると思いますが、大体その中に入っておりませんのは、東
京都区内につきまして、基本給一万円、最低保障給の額が一万八千円程度を基準として指導をするということは、先般の内閣の
事故防止対策本部でもきまったことでございますが、それを明らかにいたしましたことと、もう
一つは、事業者に対します監査というものを厳重にやるように
通達をいたしましたのと、各
関係官庁との緊密な
連絡によりまして、この要綱の実施を十分に達成するようにという趣旨をつけ加えて出したわけでございます。
次に、サクラ・
タクシーにつきまして御
報告申し上げます。先般
業務部長から大体の点を御
説明申し上げておりますので、その後の事態につきまして御
報告を申し上げます。
まず、四月十六日に
大倉先生のごあっせんによりまして団交するようにというような
お話で、
会社と組合の団交は十八日の午後一時から行われたわけでございます。その
内容は、
会社と組合との労働協約によりまして、この労働協約の四十七条に、
会社及び組合は団体交渉において知り得た機密事項は漏洩してはならないということがあるようでありまして、詳細な
内容の
報告は受けておりませんが、ある程度問題の焦点がしぼられて参ったというふうに聞いております。詳細は、この労働協約の条項によりまして、役所の方にも
報告をちょっとできにくいというようなふうに聞いております。
次に、四月十六日の午後四時に、山田社長に東京
陸運局に来てもらいまして、早期解決のために最善の努力をするような勧告を
陸運局からいたしております。
それから本日、神奈川県の陸運事務所長のところに労使双方を呼びまして、争議の早期解決について勧告を行うことになっておるというふうに聞いております。まだやったかどうかは聞いておりません。
次に、
東光タクシーの問題でございますが、これは心臓麻痺で死にました佐藤好光運転手の死因の問題が問題になったわけでございますが、これにつきまして所轄の警察に調べましたところ、心臓麻痺で死んだことは解剖の結果判明したのであるが、警察病院で血液検査をその後行なったところ、その診断書によれば、心臓麻痺の原因は、冠状動脈硬変、世間でいう狭心証であるというふうに死因ははっきりいたしましたので、御
報告申し上げます。
次に、大井交通の問題でございますが、戸波運転手の死因につきまして、大井警察署の係官に
連絡をいたしまして調べましたところ、下車勤という問題も死因の
一つの要素になっておるかとも思うが、それがすべての要因とも
考えられない、いろいろな原因があって自殺したのではないでしょうかというように、取調べに当りました警察
当局からの
報告を受けております。
以上、先般御要請になりましたものに対する
調査報告を申し上げる次第でございます。