○
石村委員 ただいまの
外国為替関係のことで、だいぶ前に
通産省の方に
報告をお願いしておいたのですが、今もって
報告がないのです。その内容は、昨年の六月でしたか、
江商が
為替管理法の
違反が何かやって、つまり一日にいえば、日本に
円資金を積み立てておいて、
貿易の
輸入価格あるいは
輸出価格を故意に下げる、そういう操作をして、国内にも
円資金を置いて、それを
外国から来る人に使わせる、いろいろな詐欺的な
行為をやったということで、昨年の六月、たしか
江商が
警視庁が検察庁の
取調べを受けて、それぞれの処罰を受けておると思うのですが、そういうような
会社に対して、その後どういう
処置をとっておるかということを
通産省の方に
報告言を求めておった。ところが今日もまだ
報告がありません。昨日かの新聞を見ると、
岩井産業外数社がやはり同様なことをやって、
警視庁の捜査を受けておる、こういうことですが、あのときも申しましたように、いつも
貿易会社は、そのときの責任をただ
担当者に負わすだけで、
会社自体は、それをいいことにして知らぬ顔をして、依然としてそういう悪質な
行為を続けておるということに対する
通産省の
処置を、御
報告してもらいたい、こういうことを言っておいたのです。もう相当な時日がたっておりますが、今日に至ってもまだ
報告がないわけです。これは、重要なことだと思うのですから、今日
通産省の方はいらっしゃらぬが、大蔵省も関係あるわけですから、お
取調べになって、また
会度の
岩井産業関係でも、どういう
処置をするか、単に
為替管理法の
違反だからといって、一当事者に刑罰を加えるということだけでなしに、根本的にそういうことを改めさせるような
処置を講じなければ、それで、利益を得ておる
会社というものは、依然としてそういう不都合な
行為を続けると思うのです。至急にその御
報告をお順いしたいと思います。