○原(純)
政府委員 理屈だけでいきますれば、
米価が安ければ安いだけ
所得は低くなるわけですから、その安いところで
所得を
計算して、税は税で公平に納めていただくということになると思います。ただ御案内の
通り、ただいまの
米価がきまるに至りました経緯におきましては、税の
立場からいうとまことに残念千万であります。百円上げよう、二百円上げよう、最後の折衝のその百円の幅は、これは税でやろうというような
お話が行われたことが現にあるわけです。そうして、税額で百円は、
所得にすると、
つまり収入にすると幾らかというようなことをはじいて、この千四百円の控除の中に入っておるというような
沿革がございます。そういうような
意味から、やはりこれを直す場合に、
米価論とからみ合いがつくということは、これは避けられないだろうと思います。私
どもとしては、やはりそれにもかかわらず、
米価の決定に際してそういうような点を考慮して、いつかこれをすっきりさせることができるという日が来るように非常に強く
希望はいたしております。