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前田(榮)
委員 最後にもう
一つお尋ね申し上げておきたいのですが、今
三鍋君からいろいろ
下水道工事と
道路改修
関係との
関連についての御
質問があったわけなんですが、この問題について今御答弁によりますと、
地方にいろいろ協議会的な横の連絡をするようにしたいということであります。これはきわめて適切なやり方だとは思いまするが、
地方でやるということは、中央でそういうことが模範的に行われて、まず右へならへというように指導すべきであろうと思うのであります。そういう点で、水道は十カ年
計画というようなことであろうとし、
道路は自動車の発展に伴いまして、
計画に十カ年
計画をむしろ五カ年
計画に縮めるという傾向なんです。今
三鍋君からの御
説明もありましたように、水道が先行すべきであるというのにもかかわらず、その方がややともすると
計画があとになる。少くともこの工事をやる場合における
ところの方法は、いろいろないわゆる施工について連絡上うまくやるといたしましても、一応水道
計画というものを
都市に早く立てさせる。そうすると従って水道の工事を行わなくとも、水道の
計画はこの線はこういうようになるのだということが明確になりますると、その線に沿うた
ところの
道路計画というものも
考えられる。先行すべきだ、こうことに相なろうと思うのであります。従ってそういうことを
考えてみますると、中央において
厚生省やあるいは
建設省の
河川関係、
道路関係というようなものと合せた
ところの、すべての総合的ないわゆる機関が必要ではないと思うのです。そういうことについて、
建設省内においては省議等において連絡はなされておると思う。なされておらなければ大へんだと思うのでありますが、
厚生省やその他の官庁との連絡というものについて、何か機関を必要とするのじゃないか。
地方に必要と同時に中央において必要なんじゃないか。こういうことの
一つ御方針を承わりたい。
もう
一つ最後に、せっかく
厚生省がおいでになっておりますからお尋ねするのですが、最終的な
処理場は、
厚生省の所管事務は当然衛生やその他の
関係でそうなってきたわけなんですが、こういう
下水道の
関係というような近代的な
一つのことは、やはり
都市計画の上から、あるいは市街地の建設の上から、全面的に
建設省に所管して一貫行政が行われるべきではないか。ただ衛生に関する
ところの
水質検査というような医学、衛生等に関しましては
厚生省が必要だと思うのでありますが、こういう
都市の建造物等についてはもう
建設省におまかせになる方がよいのではないか。おまかせになったからといって、
建設省は横暴なことを私はしないと思う。やはり
厚生省に合議すべきものは合議して、近代的な
都市に遺憾なからしめるようにされると思うのですが、
厚生省はそのお
考えについて、
一つ御所見を漏らしていただきたいと思います。