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松本(七)
委員 正力さんに来ていだいたのですが、単なる
国内の
警察係でなしに、今日まで重要な
日ソの渉をやっておるときに当って、
警察やり方もこれに
影響を及ぼす場合がる。特に今日お伺いしたいと思いまのは、
在日ソ連大使館に関するいろろな
デマ情報というようなものが流、ております。こういうことがひいて、
先方にも非常な悪い印象を与えるこにな。て、両国のために憂慮すべきのが含まっていると思いますので、
大臣は直接これらの
情報の内容とかそういうものは
御存じないと思いますけれ
ども、ぜひそういうことを知っていただいて、
警察のあり方についてもこれから十分
考えていただかなければならぬと思う。
第一に、少しいろいろな
事例を申しますと、
日ソの
国交が回復する前上ら、もうすでに
大臣御存じのように、東京におりました
チフヴィンスキーん
あたりとは、なるべく早く
国交を回復しようという
鳩山内閣の動きに呼をして、私
どももいろいろな連絡七とっておった。当時いよいよ
国交回復が迫ってきたころ、この院内ですけれ
ども、自民党の
代議士会のときだったかと思いますが、いろいろな印刷物が配付されたというようなこともあった。そのときは、当時
チフヴィンスキーを通じてわれわれ
国交回復に一生懸命に努力しておる者に対して、何億円というような金がばらまかれたというような、とんでもない
デマまで当時は出ておった。ところがそういう単なる根拠のない
デマだけならまだいいのですけれ
ども、これは
国交回復がなされた後も相変らずそういう
事例があるのです。これは私
どもソ連大使館にいろいろな用事で行きます。たとえば先般はわが党の
鈴木委員長が、
核武装禁止の案、特に
アジアにもこれを作ろうという案をぜひ訴えようというので、
各国元首あてに書簡を出すことになりました。これはわれわれ
国際局の仕事を党務として担当しておる者は、当然その
職務としてこれを各大
公使館に持って回った。これは直接送る場合と、それから
外国の大
公使館を通じて
先方の
元首に送る
やり方といろいろあるのですが、最も丁寧にする場合は
在外公館を通じてやるという慣例になっておりますので、アメリカ
大使館にも参り、
ソ連の
大使館にも参る。こうしれて向うのそれぞれの機関を通じてこを送るわけですが、そういう
職務で行くわけです。ところが、これはどこの国でも
在外公館というものの
警備をするのは当りまえのことですから、どこに行っても
外国の大
公使館には
警官がおります。けれ
ども日本の場合、これは名前は申し上げませんが、私の同僚が
ソ連大使館に行きましたときに、これはもちろん衆議院の当時の車で行ったのですけれ
ども、そのあとを車がつけてきた。そして
国会まできたのです。そのときにどこの車か確認しなければならぬというので、それをつかまえかけたのですけれ
ども、非常に残念なことだったですけれ
ども、それは逃がしてしまったのです。その後そういうことは始終あるのです。これは
議員の場合はまれにしかありませんけれ
ども、いろいろな民間の団体がいろいろな用で
ソ連大使館に行った場合には、そういうことがたくさん私
どものところに
報告が来るわけです。そこでこれは
大臣御存じかどうか
一つ聞いておきたいのですけれ
ども、あそこにいる
警官というものは、
在外公館を守るのが本務だろうと思うのですが、あそこに出入りする者の車のナンバーを控えてみたり、あるいはそれを尾行してみたり、そういうことまで
大臣の方針として認められておるのかどうか、このことをまずお伺いしたい。