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1957-11-12 第27回国会 参議院 本会議 第5号
公式Web版
会議録情報
0
昭和
三十二年十一月十二日(火曜日) 午前十時三十八分
開議
━━━━━━━━━━━━━
議事日程
第五号
昭和
三十二年十一月十二日 午前十時
開議
第一
国会議員
の歳費、旅費及び手
当等
に関する
法律
の一部を
改正
す る
法律案
(衆・
議院提出
) (
委員長報告
) 第二
国会議員
の秘書の
給料等
に関 する
法律
の一部を
改正
する
法律案
(
衆議院提出
) (
委員長報告
) 第三
原水爆実験禁止等
に関する請 願(三十二件) (
委員長報告
) 第四
九州地方
の
私鉄水害復旧
に関 する
請願
(
委員長報告
) 第五
豊肥線鉄道ジーゼル化促進
に 関する
請願
(
委員長報告
) 第六
豊肥線鉄道
に
ジーゼル機関車
運行等
の
請願
(
委員長報告
) 第七
大糸線鉄道輸送力増強
に関す る
請願
(
委員長報告
) 第八
中央線鉄道輸送力緊急増強
に 関する
請願
(
委員長報告
) 第九 八一二
列車
を我孫子駅から上 野駅までの
直通列車
とするの
請願
(
委員長報告
) 第一〇 智頭、上郡両
駅間鉄道敷設
促進
に関する
請願
(二件)(
委員
長
報告
) 第一一 北広島、追分両
駅間鉄道敷
設に関する
請願
(
委員長報告
) 第一二
野岩羽線鉄道開通促進
に関 する
請願
(
委員長報告
) 第一三 信越本線の
電車化等
に関す る
請願
(二件) (
委員長報告
) 第一四
常磐線鉄道電化促進
に関す る
請願
(
委員長報告
) 第一五 広島県黒瀬町の
国鉄バス営
業所存置
に関する
請願
(
委員長報
告) 第一六
熊本空港整備
に関する
請願
(三件) (
委員長報告
) 第一七
特定水域航行令
第四条
改正
に関する
請願
(
委員長報告
) 第一八
岐阜
県
岐阜郵便局庁舎新築
に関する
請願
(
委員長報告
) 第一九
熊本
県
松橋郵便局
の
普通郵
便局昇格等
に関する
請願
(
委員長
報告
) 第二〇
東京都志
村前野町に
特定郵
便局設置
の
請願
(
委員長報告
) 第二一
宮城
県仙台市荒巻に
郵便局
設置
の
請願
(
委員長報告
) 第二二
宮城
県
蔵王山頂郵便局庁舎
新築
に関する
請願
(
委員長報告
) 第二三
北海道三笠
市
市内電話交換
区域の
統合
に関する
請願
(
委員長
報告
) 第二四 静岡県浜北町に
電報電話局
設置
の
請願
(
委員長報告
) 第二五
北海道夕張電報電話局
の電
話交換方式改善
に関する
請願
(委
員長報告
) 第二六 電信、
電話
及び
郵便集配
区 域の
統合調整
に関する
請願
(
委員
長
報告
) 第二七 大分県鶴崎市
明治地区
に郵
便局設置
の
請願
(
委員長報告
) 第二八
郵便切手類売さばき所
及び
印紙売さばき所
に関する
法律
の一
部改正
に関する
請願
(
委員長報
告) 第二九
災害
常
襲地帯
における
災害
防除特別立法措置
の
請願
(八件)(
委員長報告
) 第三〇
酪農業振興
に関する
請願
(委
員長報告
) 第三一
水源林造成事業施行
に関する
請願
(
委員長報告
) 第三二
産繭流通秩序確立
に関する請 願(
委員長報告
) 第三三 高知県中村市等の
崩壊地復旧
事業特別措置
に関する
請願
(
委員長
報告
) 第三四
農業協同組合役職員厚生年金
制度実現
に関する
請願
(二件)(委
員長報告
) 第三五 凍
霜害防止対策措置法制定
に 関する
請願
(
委員長報告
) 第三六 乳価安定に関する
請願
(
委員
長
報告
) 第三七
優秀乳用種雄牛
の
拡充
に関す る
請願
(
委員長報告
) 第三八
園芸振興法制定
に関する
請願
(
委員長報告
) 第三九
農林水産業施設災害復旧事業
費国庫補償
の
暫定措置
に関する
法律
の一
部改正
に関する
請願
(
委員長報
告) 第四〇
予防治山事業
の
拡充等
に関す る
請願
(
委員長報告
) 第四一
岡山
県吉備高原を
農業
未
開発
地域に指定するの
請願
(
委員長報
告) 第四二
市町村有林
の
事業資金融資措
置に関する
請願
(
委員長報告
) 第四三
岐阜
県
神通川水系右支高原
川
改修工事施行
に関する
請願
(
委員長
報告
) 第四四
岡山
県
吉井川下流改修工事促
進に関する
請願
(
委員長報告
) 第四五
九州川内川改修工事促進等
に 関する
請願
(
委員長報告
) 第四六
山形
県の
水害復旧対策
に関す る
請願
(
委員長報告
) 第四七
滋賀
県
野洲川堤防改修工事施
行に関する
請願
(
委員長報告
) 第四八
滋賀
県びわ湖の
水位低下計画
に関する
請願
(
委員長報告
) 第四九
九州中部産業開発道路早期
実現促進
に関する
請願
(
委員長報
告) 第五〇
道路整備促進
に関する
請願
(
委員長報告
) 第五一
北海道上砂川
町、西芦別間
産業道路新設
に関する
請願
(
委員
長
報告
) 第五二
山形県内道路交通確保
に関 する
請願
(
委員長報告
) 第五三
山形
県
道赤湯福島線
中一部
改良工事施行
に関する
請願
(
委員
長
報告
) 第五四
宮城
県白石、
新潟
県村上両 市間の
本州横断道路新設促進
に関 する
請願
(
委員長報告
) 第五五
日本住宅公団賃貸住宅賃貸
料低廉化
に関する
請願
(五件)(
委員長報告
) 第五六 低
家賃住宅建設
に関する請 願(
委員長報告
) 第五七
都市計画街路放射線補助
第 一二八
号建設促進
に関する
請願
(
委員長報告
) 第五八
重要幹線街路
の
舗装整備事
業促進
に関する
請願
(
委員長報
告) 第五九
新潟地区
の
地盤沈下対策
に 関する
請願
(
委員長報告
) 第六〇
地すべり防止対策制定
に関 する
請願
(二件)(
委員長報告
) 第六一
福島
県に
国立たばこ試験場
設置
の
請願
(
委員長報告
) 第六二
必需食品原料塩
の
販売価格
引下げ
に関する
請願
(
委員長報
告) 第六三
酒税引下げ
に関する
請願
( 三十九件)(
委員長報告
) 第六四
塩収納価格引下げ中止等
に 関する
請願
(
委員長報告
) 第六五
日本不動産銀行拡充強化
に 関する
請願
(
委員長報告
) 第六六
新潟刑務所移転
に関する請 願(
委員長報告
) 第六七
中国商品展覧会準備工作員
の
指紋問題解決
に関する
請願
(委
員長報告
) 第六八 群馬県
前橋地方法務局中之
条支局庁舎等新築
に関する
請願
(
委員長報告
) 第六九
更生保護事業
の
強化
に関す る
請願
(
委員長報告
) 第七〇
刑法改正
に関する
請願
(委
員長報告
) 第七一
釧路地方裁判所北見支部等
の
甲号昇格等
に関する
請願
(
委員
長
報告
) ———
—————
—————
松野鶴平
1
○
議長
(
松野鶴平
君) 諸般の
報告
は、朗読を省略いたします。
—————
・
—————
松野鶴平
2
○
議長
(
松野鶴平
君) これより本日の
会議
を開きます。 この際、
会期延長
の件についてお諮りいたします。 昨日、
衆議院議長
から、
国会
の
会期
を本月十四日まで二日間延長することの協議を求められました。
議長
は、
会期延長
の件について
議院運営委員会
に諮りましたところ、
会期
を二日間延長すべきであるとの決定がございました。
会期
を二日間延長することに
賛成
の諸君の
起立
を求めます。 〔
賛成者起立
〕
松野鶴平
3
○
議長
(
松野鶴平
君) 過半数と認めます。 よって
会期
は、本月十四日まで二日間延長することに決しました。
議事
の都合により、午後二時まで
休憩
いたします。 午前十時三十九分
休憩
—————
・
—————
午後二時十八分
開議
松野鶴平
4
○
議長
(
松野鶴平
君)
休憩
前に引き続き、これより
会議
を開きます。
参事
に
報告
させます。 〔
参事報告
〕 ─────・─────
松野鶴平
5
○
議長
(
松野鶴平
君) この際、
日程
に追加して、
昭和
三十二
年度
一般会計予算補正
(第1号)
昭和
三十三
年度
特別会計予算補正
(特第3号)
昭和
三十二
年度
政府関係機関予算補正
(機第2号) 以上、三案を一括して
議題
とすることに御
異議
ございませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
松野鶴平
6
○
議長
(
松野鶴平
君) 御
異議
ないと認めます。 まず、
委員長
の
報告
を求めます。
予算委員長
、
泉山
三六君。 〔
泉山
三六君
登壇
、
拍手
〕
泉山三六
7
○
泉山
三六君 ただいま
議題
となりました
昭和
三十二
年度
一般会計予算補正
(第1号)、
昭和
三十二
年度
特別会計予算補正
(特第3号)及び
昭和
三十二
年度
政府関係機関予算補正
(機第2号)の
予算委員会
における
審議
の経過並びに結果について御
報告
申し上げます。 これらの
予算補正
は、
中小企業金融対策
を
中心
とし、あわせて時期的な
関係
で、今
国会
において
予算措置
を講ずることが必要となって参りました
事項
について
編成
せられたものであります。 まず、簡単にその内容を申し上げます。その第一は、
一般会計
の
予算補正
でありますが、最近、
国際復興開発銀行
との
借款交渉
が急速に進展いたしまして
鉄鋼
及び
電力関係
の一部につきましては、本
年度
内に
借款
が
成立
する見込みとなりましたので、縛り入れ
元本額
が七千五百万ドル、すなわち
邦貨換算
二百七十億円
相当額
に達するまで、
政府
が日本
開発
銀行の債務の
保証
を行い得る旨の規定を
一般会計予算
の
総則
に加えたものであります。 その第二は、
特別会計
の
予算補正
でありますが、
昭和
三十二
年度
特別会計予算総則
におきまして本
年度
において
政府
が締結する
輸出手形保険
の
契約限度額
が八十億円と定められておりますのを、最近におきまして、
輸出手形保険
を必要とする
輸出
が急増いたしております
実情
にかんがみ、この
契約限度額
を百六十億円に
引き上げ
るため、
特別会計
の
予算総則
を改定いたしたものであります。 その第三は、
政府関係機関
の
予算補正
であります。
政府
は、さきに
国際収支改善緊急対策
の
一環
といたしまして
金融引き締め
の
中小企業
へのしわ寄せを防止するため、
国民金融公庫
及び
中小企業金融公庫
に対しまして、第四
四半期借り入れ予定
の
政府資金
の繰り上げ使用を行わしめておったのでありまするが、今回この繰り上げ分を補てんするとともに、
中小企業
に対する年末
金融対策
に万全を期するため、両
公庫
に対する
財政資金
の供給を、合計百七十億円増加することといたしております。これに伴いまして、本
年度
における
国民金融公庫
の
借入金限度額
二百億円を二百七十億円に、同じく
中小企業金融公庫
の
借入金限度額
二百億円を三百億円に、それぞれ
引き上げ
る必要がありまするので、
政府関係機関予算
の
予算総則
及び両
公庫
の
収入支出予算
につきまして所要の
補正
を行なっておるのであります。 以上が今回提出せられました
補正予算
の概要であります。
予算委員会
におきましては、十一月五日、一
萬田大蔵大臣
から
提案理由
の説明を聴取し、八日、
衆議院
からの送付を待って直ちに
審議
を開始いたし、三日間にわたって、
岸内閣総理大臣
並びに
関係閣僚
に対し
質疑
を行いました。以下、これら
質疑
のうち、
予算
に直接関連する若干の
事項
につきまして簡単に御
報告
申し上げます。 すなわち、まず、
一般会計予算
の
補正
に関連いたしまして「
国際復興開発銀行
からの
借款
は、
国際収支
の
悪化
に対処し、
外貨
を補充するためのものと思われるが、最近の
国際収支
は漸次
改善
の徴候を示しておるのみならず、かかる措款は、現在、
政府
がとっている
金融引き締め政策
と矛盾するようにも考えられる。果して
借款
の必要があるのかどうか」との
質疑
がありましたが、これに対し
政府側
から、「
わが国
のように
経済
が急速に
拡大
する場合、
険路
になる
産業
がありまするので、
外貨借り入れ
によって
経済成長
の
険路
になる
産業
の
発展
を
促進
することは必要である」旨の
答弁
がありました。 次に、
特別会計予算補正
に関連し、「
わが国
当面の急務は
輸出
の
振興
にあるが、
輸出
するよりも輸入する方がもうけが多いというような現在の
事態
は、すみやかに是正を要すると思うが、その
対策
はどうか」との
質疑
に対しまして、「まず、
輸入品
に対する
国内消費
の
行き過ぎ
を調整する必要がある。さらに、
輸出
については
金融面
の優遇、
税制
上の特典、
輸出保険
の
改善等
、個々の
対策
を講ずるとともに、
産業構造
全体から考えた総合的な
施策
によってコストを引き下げ、結局
輸出
が十分引き合うようにしむけて行きたい」との
答弁
がありました。 次には、
政府関係機関
の
予算補正
に関連いたしまする
中小企業
の問題でありまするが、「
中小企業
に対しては、年末
金融対策
ばかりでなく、たとえば
近代化施策
、その他もっと
根本
的な
対策
が必要なのではないか。来
年度
は
余裕財源
をたな上げするということであるが、
財源
に
余裕
があれば、
中小企業対策
の
一環
として、
法人税
、
事業税
の
減税
を行う意思はないか、また、
目下審議
中の
中小企業団体法案
は、きわめて問題や疑義の多い
法案
であるが、それにもかかわらず、
政府
はあくまでも
成立
をはかるつもりか」などの
質疑
がありました。これに対し、「
政府
としては、
中小企業
が弱いから、これを救済するというのではなく、
中小企業
が
わが国経済
の実体に適合しているという長所を生かすよう育成
強化
して行くことを
根本
の
方針
としており、
金融面
では、
信用保証制度
及び
信用保険制度
を
強化
して行きたい。
法人税
、
事業税
の
減税
については、三十三
年度
予算
全体から見て十分に検討するつもりであるが、現在のところ、まだ
減税
するとか、しないとかという結論に到達していない。また、
中小企業対策
は、
中小企業そのもの
の
経営
の安定が基本であるから、
中小企業
の自主的な力で、まずその
経営
を安定せしめ、その
基礎
の上に、
金融
上、
税制
上のいろいろの
対策
で、その足らざるを補うことが必要であるので、
中小企業団体法案
の
成立
を強く希望している」との
答弁
がありました。 なお、
国際収支
の
悪化
に基く
経済政策
の転換につきましては、「
政府
は、このような
事態
を招来する以前に、何ゆえにすみやかに適切なる手を打たなかったか。
経済
の
見通し
を誤まり、
外貨危機
と
経済
の急変を招いたことについて
政府
はどのように反省しているか」との
質疑
に対しまして
政府側
から、「過般の
景気
行き過ぎ
、
国際収支悪化
の
原因
は、
景気動向
の把握や
経済
の
自動調節作用
が十分でなかったことにもある。従って、今後は
景気観測
に必要なる
統計資料
を整備し、でき得る
眠り経済
の激変を来たさぬよう、
景気
を調整して行く必要があると思う。
政府
として反省すべき点は
十分反省
をいたし、かつ
民間
の十分な協力を得て
日本経済
の安定的な
発展
をはかることに努力して参りたい」との
答弁
がございました。 このほか、
委員会
における
質疑
はきわめて
広範多岐
にわたり、特に、
大陸周弾道兵器
及び
人工衛星等
、
科学技術
の発達が、
わが国
の
外交政策
及び
防衛方針
に及ぼす
影響
、
米国並び
に東南
アジア
に対する
経済外交方針
、
インドネシア賠償
問題、
駐留軍労務者
の
立ち上り資金
の問題、
地方交付税率引き上げ
の問題、その他文教、
労働
の諸
問題等
について活発なる
質疑
が行われましたが、その詳細な
会議録
によって御
承知
を願いたいと存じます。 かくて、昨十一日をもちまして
質疑
を終了し、本日、
討論
に入りましたところ、
日本社会党
を代表して
栗山委員
から
反対
、自由民主党を代表して
伊能委員
から
賛成
の旨、それぞれ述べられました。 これをもって
討論
を終り、採決の結果、本
委員会
に付託せられました
昭和
三十二
年度
予算補正
三案は、多数をもって原案の通り可決すべきものと決定いたしました。 右、御
報告
いたします。(
拍手
)
松野鶴平
8
○
議長
(
松野鶴平
君) 三案に対し、
討論
の通告がございます。発言を許します。
吉田法清
君。 〔
吉田法晴
君
登壇
、
拍手
〕
吉田法晴
9
○
吉田法晴
君 私は、
日本社会党
を代表し、ただいま
議題
となりました
昭和
三十二
年度
一般会計予算補正
第1号、
特別会計予算補正特
第3号及び
政府関係機関予算補正機
第2号、以上、三案に対して、一括して
反対
の
討論
をなさんとするものであります。 わが党は、八月、
成規
の手続をとって
臨時国会
の
召集
を要求し、
日米共同声明
により、対
米従属
をさらに強め、
原子兵器
を
中心
とする
アメリカ
の
戦略体制
の中に強く組み入れられようとしていると想像されます
外交方針
を糾弾し、党が警告した
国際収支
の
悪化
に対して真の
総合対策
を討議し、
中小企業
や
労働者
に対して
犠牲
をしわ寄せしない
対策
を立て
西部九州
及び
長野
、
岐阜地方
を襲った風水害、冷害並びに
地すべり等
、
災害復旧対策
を講じ、四万五千をこすと想像せられる
駐留軍労働者
の
失業
に対し
特別退職金
の支給、
就労対策
の樹立を求めたのでありますが、
政府
はじんぜん日を過ごして今日に至り、
臨時国会
の
召集
をおくらせたのみならず、本
補正予算案
においては、
長野
、
岐阜
、
九州等
の
自然災害
、
政府
の
経済政策
の失敗を
原因
とする
常用雇用
の減少と
完全失業者
の増加、
駐留軍関係労務者
の
大量失業
、
政府
の
消費者物価
のつり上げによる
勤労国民
の
家計圧迫等
、深刻なる
情勢変化
が相次いで起っている事実を無視しているのであります。今回の
補正予算編成
は、
緊急支出
が必要である
災害復旧事業
について十五億円、
地すべり対策
について同じく十五億円へ
失業対策
として二十九億円、明年三月までに解雇が予想される
駐留軍労務者対策費
二十八億円、
消費者物価値上げ
に伴う
生活保護費等
の
増額
三十四億円、公務員の年末
手当
の
増額
百三十二億円、三公社五
現業等職員
の年末
手当増額
十四億円、
中小企業関係融資増額
十三億円、本
年度
の
賞与等
に対する
所得税減税
六十億円等こそ、本
予算補正
に組み入れられるべきものであると信ずるのであります。しかるに、これらの緊急の
補正事項
は行われておりません。これ
反対
の第一の
理由
であります。
反対
の第二の
理由
は、
補正予算
三案において立てられた
国際収支
の
悪化
に対する
対策
が不十分であり、しかも
外貨危機
に対する
政府
の
責任
を明らかにしておりませんが、今日の
外貨危機
の
責任
は、明らかに
岸自民党内閣
が負うべきものだという点であります。本年春の
外貨危機
以来、
自民党政府
の呼号した
神武景気
は
跡方
もなく消え去り、
日本経済
は大きな混乱と深刻な不況の底に沈みました。この
責任
は一体だれが負うべきでありましょうか。
神武景気
を謳歌し、一千億
減税
と一千億
施策
の太鼓をたたいて回ったのは、つい最近であります。今者の
外貨危機
を招来せしめた元凶は、
独占資本家
や
金融資本家
であることは明白でありますが、彼らをけしかけて、過度の
楽観論
に走らしめた
責任者
はだれかと言えば、それは
岸総理
を含む
政府
であります。たっぷり
予算
と言われる未
曽有
の大膨張を来たした
昭和
三十二
年度
予算
であったことは、明白な事実であります。
政府
は終始
責任
を回避しようといたしておりますが、
政府
には、
日本経済
の
発展
が正常であるかいなかを判定するものさしである
長期経済計画
を持っているし、
国際収支
が変調となることを防止するために、
半期ごと
の
外貨予算
の
編成
と、強力な
為替統制
をやっているのであります。完全な
自由経済機構
ならば、
景気
の
行き過ぎ
ということも許されましょうが、
為替
と
金融
においては、強大な
統制力
を握っている
政府
としては、
経済政策
の
運営
を誤まったという
責任
は免れることができません。この、前
国会
におけるわが党の
同僚議員
の警告と
政府
の
楽観論
を想起願えれば、
事態
と
責任
はおのずから明らかであります。いかにわが党の
見通し
が正しく、
政府
が誤まっており、ただ
国会
切り抜けのためにのみ無
責任
な態度に終始していたかは、記録によって明らかであります。しかも、今日すでに
外貨危機
は去ったかのごとく
答弁
し、
責任
を免れようとしております。
反対
の第三の
理由
は、
外貨危機
の
根本
の
原因
である
輸出
入のアンバランスを直すべき
輸出
の
振興
のための
政策
が貧困をきわめ、
アメリカ
その他
自由主義諸国
における
輸入制限
を取り除くことができず、
中国
との
貿易協定
もできなければ、
インドネシア賠償
も
解決
することができず、
アジア
における
貿易
を飛躍的に増大すべき
善隣友好
の
平和外交政策
をとらず、むしろ
アメリカ追随
の
戦争政策
がとられている点であります。過
ぐる昭和
二十八、九年の
金融引き締め政策
が比較的早く奏功し、
輸出
の増大を力に
景気
が上昇した
原因
は、
田内要因
によるというよりも、むしろ
海外景気
の
要因
がより大きく作用したことは、何人にも明らかなところであります。しかるに、今日の
世界経済
の
見通し
はどうでありましょうか。
米国
の
景気
は、万年強気の
スリクター教授
でさえも
悲観論
に転向しており、
欧州諸国
も、この六、七月を転機として急激な
生産
の収縮が起っており、
ドル不足
、
外貨危機
は世界的に広がりつつあります。こうした
世界経済情勢
を考慮に入れるとき、
政府
の
見通し
の甘さが痛感せられます。今日の第二段階において何よりも必要なのは、強力な
輸出振興策
でありますが、
岸内閣
にいかなる
輸出振興策
がありましょうか。本
国会
に提案されている
輸出保険
の
引受限度
の
拡大
、
輸出利益
の
免税措置
だけであります。
輸出振興
の大道は、
国内価格
の引き下げによる
対外競争力
の
強化
にありますが、
鉄鋼
三社の
建値引き上げ承認
を初め、
物価政策
としてはほとんど
引き上げ
ばかりではありませんか。
岸首相
が唱えている
経済外交
については、何一つ
解決
、前進しているものはございません。また、
中国
や
ソ連圏等
、
人民民主主義諸国
との
貿易
を
拡大
すべき必要は、毎
国会
わが党が主張しているのでありますが、
政府
は
外交
のみならず、
経済
の、
貿易
の唯一の
相手国
としている
アメリカ
における
貿易制限
についてすら解消することができないのは、御
承知
の通りであるばかりでなく、
アジア
における
貿易拡大
の障害も取り除くことができません。その
根本
に横たわっている共通の
原因
は、
アメリカ
への
追随
、
従属
であり、独立の上に立つ真の互恵平等の
政策
でないからであります。真の
平和外交
でなく、
アメリカ
との
共同声明
に現われている力の
外交政策
、しかも
アメリカ
の武力を背景にした
戦争政策
によるからであります。
反対
の第四の
理由
は、
補正予算
三案の
基礎
をなす
外貨危機
に対するいわゆる
緊急総合対策
のしわが、
中小企業
と
消費者
である
国民大衆
に寄せられ、
中小企業者
と
勤労者
の
犠牲
によって
危機
が切り抜けられようとしているからであります。この
臨時国会
は、
中小企業対策
のために開かれたとさえ言われております。しかし、ここに提案されているものは、
国民金融公庫
、
中小企業金融公庫
の
資金ワク
を百七十億円追加したにすぎません。
昭和
一十八年の
金融引き締め
がそうであったように、今回の
金融引き締め
も、しおはほとんど
中小企業
に寄せられております。
系列金融
が進んでいるので、
系列外
の
中小企業
は容赦なく
金融
の道を閉ざされ、倒産のうき目を見つつあります。また、特に指摘しなければならぬことは、
総合施策
によって
政府事業
も
民間事業
も
相当拡張計画
の繰り延べを やっておりますが、その大部分を見ると、
計画
を変更縮小しているのではなく、
支払い
をずらせ、繰り延べているだけであります。これが
生産
の落ちない一つの
原因
であると同時に、
金融
上の
支払い遅延
が、
中小企業
、
下請企業
にかぶせられているゆえんであります。従って
政府
として
中小企業金融
については、もっと抜本的な
措置
を考える必要があるのでありますが、大
企業
に対しては、
市中銀行
を通じて六千億にも上る
日銀貸出等
をしながら、
中小企業
に対しては、ただの百七十億の
融資
をするのみで、
中小企業団体法
の裏づけにもならぬ
実情
ではありませんか。わが党の
中小企業
の
産業分野確保
に関する
法律
のごとく、
中小企業
がその
分野
を確保し、そして
技術
と
生産性
を上げ得るごとき
総合政策
もありません。
岸内閣
が
物価値上げ内閣
であることに、
全国
の主婦、
勤労者
が憤慨し、指摘しているところであります。
消費者物価
は、
金融引き締め下
においても、じりじり上ってきておりますが、これは
政府
が
消費者米価
、
運賃
などの
基礎
的な
価格
を、わが党初め全
国民
の
反対
にかかわらず強行された結果であります。
政府
は、これらの
値上げ
の場合、それだけの
値上げ
が全
生計費
に占める比率が僅少であるとしておりますけれども、米が上がり、
運賃
が上れば、これを根拠に広範な料金、
物価
に波及するのは必然であります。九月二十日に
全国消費者団体
が集まり、
政府
の
値上げ政策
に強く
反対
したのでありますが、その際発表された正確な
資料
によりますと、当時すでに実施され、また近く
値上げ
が予想されるものを含め、五人
家族世帯
の
家計
に及ぼす
影響
は、実に月二千五百六十二と計算せられております。この計算に対しても、消費基準が低過ぎるとか、炭代の値上りが抜けているとかの批評があり、 この見積りは内輪なものであっても、額は決して過小ではありません。
政府
は、
減税
をしているではないかと言っておりますけれども、しかし、この毎月二千六百円の
家計
費の膨張が、さきの
減税
で償われる階級というものは、実に年収六十万円以上の
家計
であります。それ以下の勤労
家計
は、みな
物価
高に悩んでおるのであります。その中には
減税
の恩典を全然受けなかった数百万世帯が含まれているのであります。さらに彼らの上には、自民党内閣の独占資本
中心
、
勤労者
犠牲
の
政策
の結果としての首切り、操業時間の短縮、残業廃止がのしかかっているのであります。しかるに、この
臨時国会
において、これら
犠牲
強要に悩む
勤労者
のための
予算措置
のいかなるものが出ておりましょうか。のみならず、利潤事の増大に逆比例する賃金水準の低下、
労働
の
強化
、その他
労働
条件の低下に対して、みずからの生活を守ろうとする
労働者
、
勤労者
に対する
政府
の
労働
政策
というものは、歴代内閣にも見られなかった冷酷、強圧的な面を露呈いたしております。
岸内閣
の
経済政策
は独占資本、
金融
貸本に奉仕するものであって、
労働
政策
もまた資本の利益のみを考えて
勤労者
の生活を守ろうとする態度はみじんもなく、ややもすれば、労組組織を破壊し、戦前の低賃金
政策
によって
経済
危機
を突破しようとするものであります。 要するに、
緊急総合対策
は、独占資本のために
中小企業
、
勤労者
を
犠牲
にし、抑圧するものであり、本
予算補正
三案は、その具体的な現われでありますので、わが党は、
災害
対策
、
失業対策
、駐留軍
関係
解雇者の解雇
手当
及び生業賞金、
中小企業
年末
金融
、公務員、日雇い
労働者
の年末手
当等
を含む組みかえの要求をいたしましたが、そのことがいれられず、ここに
予算補正
三案に対し
反対
の
討論
をなす次第であります。(
拍手
)
松野鶴平
10
○
議長
(
松野鶴平
君) これにて
討論
の通告者の発言は終了いたしました。
討論
は終局したものと認めます。 これより三案の採決をいたします。三案全部を問題に供します。三案の表決は記名投票をもって行います。三案に
賛成
の諸君は白色票を、
反対
の諸君は青色票を、御
登壇
の上、御投票を願います。 議場の閉鎖を命じます。氏名点呼を行います。 〔議場閉鎖〕 〔
参事
氏名を点呼〕 〔投票執行〕
松野鶴平
11
○
議長
(
松野鶴平
君) 投票漏れはございませんか。……投票漏れないと認めます。投票箱閉鎖。 〔投票箱閉鎖〕
松野鶴平
12
○
議長
(
松野鶴平
君) これより開票いたします。投票を
参事
に計算させます。議場の開鎖を命じます。 〔議場開鎖〕 〔
参事
投票を計算〕
松野鶴平
13
○
議長
(
松野鶴平
君) 投票の結果を
報告
いたします。 投票総数 百九十四票 白色票 百二十七票 青色票 六十七票 よって三案は可決せられました。(
拍手
)
—————
・
—————
〔参照〕
賛成
者(白色票)氏名 百二十七名 森 八三一君 田中 茂穂君 中山 福藏君 豊田 雅孝君 田村 文吉君 手島 栄君 竹下 豐次君 村上 義一君 松平 勇雄君 武藤 常介君 島村 軍次君 北 勝太郎君 永野 護君 迫水 久常君 松岡 平市君 加藤 正人君 梶原 茂嘉君 加賀山之雄君 奥 むめお君 西川甚五郎君 藤野 繁雄君 堀末 治君 河野 謙三君 佐藤 尚武君 野田 俊作君 谷口弥三郎君 新谷寅三郎君 木内 四郎君 紅露 みつ君 森田 義衞君 後藤 文夫君 石黒 忠篤君 一松 定吉君 井上 知治君 本多 市郎君 笹森 順造君 仲原 善一君 成田 一郎君 西田 信一君 堀本 宜実君 鈴木 万平君 大谷藤之助君 稲浦 鹿藏君 前田佳都男君 三木與吉郎君 青柳 秀夫君 雨森 常夫君 川口爲之助君 館 哲二君 井村 徳二君 山本 米治君 小林 武治君 剱木 亨弘君 大谷 贇雄君 佐藤清一郎君 木島 虎藏君 有馬 英二君 大谷 瑩潤君 苫米地英俊君 近藤 鶴代君 小柳 牧衞君 井上 清一君 斎藤 昇君 小山邦太郎君 石坂 豊一君 廣瀬 久忠君 植竹 春彦君 安井 謙君 大野木秀次郎君 川村 松助君 黒川 武雄君 小林 英三君 重宗 雄三君 苫米地義三君 平井 太郎君 寺尾 豊君 増原 恵吉君 榊原 亨君 白井 勇君 最上 英子君 柴田 栄君 宮澤 喜一君 林田 正治君 後藤 義隆君 高橋 衛君 重政 庸徳君 西岡 ハル君 横山 フク君 西川弥平治君 土田國太郎君 小幡 治和君 伊能 芳雄君 宮田 重文君 三浦 義男君 高野 一夫君 高橋進太郎君 古池 信三君 佐野 廣君 石井 桂君 野本 品吉君 秋山俊一郎君 岩沢 忠恭君 上原 正吉君 伊能繁次郎君 石原幹市郎君 左藤 義詮君 鹿島守之助君 小滝 彬君 井野 碩哉君 下條 康麿君 吉野 信次君 郡 祐一君 津島 壽一君 堀木 鎌三君 中山 壽彦君 木村篤太郎君 青木 一男君
泉山
三六君 横川 信夫君 吉田 萬次君 勝俣 稔君 八木 幸吉君 辻 武寿君 白木義一郎君 大竹平八郎君 北條 雋八君 天坊 裕彦君 ———
—————
—————
反対
者(青色票)氏名 六十七名 北村 暢君 藤田藤太郎君 相澤 重明君 松永 忠二君 占部 秀男君 森 元治郎君 木下 友敬君 平林 剛君 山本 經勝君 秋山 長造君 亀田 得治君 久保 等君 柴谷 要君 安部キミ子君 千葉 信君 近藤 信一君 戸叶 武君 大倉 精一君 竹中 勝男君 田畑 金光君 吉田 法晴君 松澤 兼人君 河合 義一君 成瀬 幡治君 藤田 進君 島 清君 田中 一君 赤松 常子君 野溝 勝君 江田 三郎君 東 隆君 市川 房枝君 岩間 正男君 森中 守義君 長谷部ひろ君 竹中 恒夫君 鈴木 壽君 大河原一次君 伊藤 顕道君 千田 正君 光村 甚助君 鈴木 一君 湯山 勇君 加瀬 完君 坂本 昭君 阿部 竹松君 安部 清美君 椿 繁夫君 阿具根 登君 海野 三朗君 中村 正雄君 矢嶋 三義君 相馬 助治君 横川 正市君 小酒井義男君 小林 孝平君 松浦 清一君 天田 勝正君 高田なほ子君 片岡 文重君 永岡 光治君 岡田 宗司君 栗山 良夫君 山下 義信君 棚橋 小虎君 内村 清次君 山田 節男君 ─────・─────
松野鶴平
14
○
議長
(
松野鶴平
君)
日程
第一及び第二は次会に延期いたしたいと存じますが、御
異議
ございませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
松野鶴平
15
○
議長
(
松野鶴平
君) 御
異議
ないと認めます。
—————
・
—————
松野鶴平
16
○
議長
(
松野鶴平
君)
日程
第三、
原水爆実験禁止等
に関する
請願
(三十二件)を
議題
といたします。 まず、
委員長
の
報告
を求めます。外務
委員会
理事井上清一君。 〔井上清一君
登壇
、
拍手
〕
井上清一
17
○井上清一君 ただいま
議題
となりました
日程
第三の
請願
三十二件につき、外務
委員会
における
審議
の結果を御
報告
申し上げます。 これらの
請願
は、すべて
原水爆実験禁止等
に関するもので同一趣旨のものであります。すなわち
政府
は、原水爆実験の即時無条件禁止の協定締結を国連総会に提案するにつき、日本への
原子兵器
持ち込み禁止の協定を日米間に締結すること、及びその被爆者とその遺族の援護を立法化することを要請するものであります。
委員会
は、願意おおむね妥当と認め、これを議院の
会議
に付し、内閣に送付することを要するものと決定いたしました。 右、御
報告
いたします。(
拍手
)
松野鶴平
18
○
議長
(
松野鶴平
君) 別に御発言もなければ、これより採決をいたします。 これらの
請願
は、
委員長報告
の通り採択し、内閣に送付することに
賛成
の諸君の
起立
を求めます。 〔
賛成者起立
〕
松野鶴平
19
○
議長
(
松野鶴平
君) 総員
起立
と認めます。 よってこれらの
請願
は、全会一致をもって採択し、内閣に送付することに決定いたしました。
—————
・
—————
松野鶴平
20
○
議長
(
松野鶴平
君)
日程
第四より第十七までの
請願
を一括して
議題
とすることに御
異議
ございませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
松野鶴平
21
○
議長
(
松野鶴平
君) 御
異議
ないと認めます。 まず、
委員長
の
報告
を求めます。運輸
委員長
天田勝正君。 〔天田勝正君
登壇
、
拍手
〕
天田勝正
22
○天田勝正君 ただいま上程になりました
日程
第四から第十七までの
請願
につきまして、運輸
委員会
における
審議
の結果を御
報告
申し上げます。
日程
第四は、
九州地方
の
私鉄水害復旧
に関する
請願
でありまして本年七月の豪雨により、島原鉄道及び山鹿温泉鉄道のごときは、被害がはなはだしく、復旧も思うにまかせず、困難をきわめておるから、所要復旧資金のあっせん及び復旧工事費の助成をしてほしいというものであります。
委員会
におきましては、地方
産業
の復活をすみやかならしめる
措置
として願意を妥当と認めました。
日程
第五から第九までは、国鉄の運転及びサービスに
関係
したものでありまして、
日程
第五及び第六は、豊肥線のジーゼル化、
列車
の延長運転、二等車の連結に関するものでありまして
日程
第七は、大糸線の輸送力増強、
日程
第八は、中央線、篠ノ井線、信越線の電化、またはその
暫定措置
としてのジーゼル化、中央線の
列車
の増発、操車場の
拡充
、輸送隘路の複線化に関するもの、
日程
第九は、成田線八一二
列車
の上野駅までの直通運転に関するものであります。 以上は、
委員会
におきまして
産業
経済
の
発展
、輸送力の増強等の見地から、いずれも願意を妥当と認めました。 次に、
日程
第十から第十二までは、鉄道新線建設に関するものでありまして
日程
第十は、智頭、上郡両駅間、
日程
第十一は、北広島、追分両駅間、
日程
第十二は、野山石羽線の建設に関するものでありまして、
委員会
におきましては、資源の
開発
、
産業
経済
の
発展
、文化の向上、民生の安定、交通網の完成等の見地から、いずれも願意を一妥当と認めました。一
日程
第十三及び第十四は、鉄道電化等に関するものでありまして、
日程
第十三は、信越線の高崎、横川面駅間の電化並びに電車化と碓氷峠の既施設の改良を実施してほしいというもの、
日程
第十四は、常磐線の電化をすみやかに実施してほしいというものであります。
委員会
におきましては、旅行の快適、輸送力の増強、国鉄
経営
の合理−化等の見地から願意を妥当と認めました。 [
議長
退席、副
議長
着席]
日程
第十五は、広島県黒瀬町の
国鉄バス営
業所の存置に関するもの、
日程
第十六は、
熊本空港整備
に関するもので、
熊本
空港は
昭和
三十一
年度
より稚内、高松、大村、鹿児島とともに二カ年
計画
で建設に着手されたが、同時に指定を受けた五空港のうち、熊木空港のみ整備がおくれているから、すみやかに整備、完成してほしいというのであります。
日程
第十七は、
特定水域航行令
第四条
改正
に関するものでありまして、現行政令においては、漁労している漁船は航行中の一般船舶の進路を避けなければならず、ために操業を中止し、安んじて生業に従事できないので、かかる制約を除去してほしいというのであります。右はいずれも願意を妥当と認めました。 以上十八件は、
委員会
におきましていずれも議院の
会議
に付し、内閣に送付するを要するものと全会一致をもって決定いたしました。 以上、御
報告
申し上げます。(
拍手
)
寺尾豊
23
○副
議長
(寺尾豊君) 別に御発言もなければ、これより採決をいたします。 これらの
請願
は、
委員長報告
の通り採択し、内閣に送付することに
賛成
の諸君の
起立
を求めます。 〔
賛成者起立
〕
寺尾豊
24
○副
議長
(寺尾豊君) 総員
起立
と認めます。 よってこれらの
請願
は、全会一致をもって採択し、内閣に送付することに決しました。
—————
・
—————
寺尾豊
25
○副
議長
(寺尾豊君)
日程
第十八より第二十八までの
請願
を一括して
議題
とすることに御
異議
ございませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
寺尾豊
26
○副
議長
(寺尾豊君) 御
異議
ないと認めます。まず、
委員長
の
報告
を求めます。逓信、
委員長
宮田重文君。 〔宮田重文君
登壇
、
拍手
〕
宮田重文
27
○宮田重文君 ただいま
議題
となりました
請願
につきまして。逓信
委員会
における
審議
の経過並びに結果を御
報告
申し上げます。 本件
請願
は、特定
郵便局
を
設置
せられたいとするもの三件、町村合併に伴い電信、
電話
及び
郵便集配
区域の
統合調整
をはかられたいとするもの三件、
郵便局
庁舎を
新築
せられたいとするもの二件、特定
郵便局
を普通局に昇格せられたいとするもの一件、
電話
交換方式を
改善
せられたいとするもの一件、郵便切手類及び印紙の売りさばき手数料を
引き上げ
られたいとするもの一件の十一件であります。 当
委員会
におきましては、以上の
請願
につき慎重
審議
の結果、いずれも願意を妥当と認め、これを採択し、議院の
会議
に付し、かつ内閣に送付すべきものと全会一致をもって決定いたした次第であります。 右、御
報告
申し上げます。(
拍手
)
寺尾豊
28
○副
議長
(寺尾豊君) 別に御発言もなければ、これより採決をいたします。 これらの
請願
は、
委員長報告
の通り採択し、内閣に送付することに
賛成
の諸君の
起立
を求めます。 〔
賛成者起立
〕
寺尾豊
29
○副
議長
(寺尾豊君) 総員
起立
と認めます。 よってこれらの
請願
は、全会一致をもって採択し、内閣に送付することに決定いたしました。
—————
・
—————
寺尾豊
30
○副
議長
(寺尾豊君)
日程
第二十九より第四十二までの
請願
を一括して
議題
とすることに御
異議
ございませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
寺尾豊
31
○副
議長
(寺尾豊君) 御
異議
ないと認めます。 まず、
委員長
の
報告
を求めます。農林水産
委員長
重政庸徳君。 〔重政庸徳君
登壇
、
拍手
〕
重政庸徳
32
○重政庸徳君 ただいま
議題
になりました農林
関係
請願
二十二件について農林水産
委員会
における審査の経過及び結果を
報告
いたします。 今
国会
中、農林水産
委員会
に付託されました
請願
は二十六件でありまして、その趣旨、
請願
者及び紹介議員等は、
請願
文書表によって御
承知
の通りでありますが、
委員会
におきましては、これらの
請願
について慎重
審議
の結果、ただいま
議題
になりました二十二件は、趣旨おおむね妥当と認め、議院の
会議
に付し、内閣に送付すべきものと決定した次第であります。 右、御
報告
いたします。(
拍手
)
寺尾豊
33
○副
議長
(寺尾豊君) 別に御発言もなければ、これより採決をいたします。 これらの
請願
は
委員長報告
の通り採択し、内閣に送付することに
賛成
の諸君の
起立
を求めます。 〔
賛成者起立
〕
寺尾豊
34
○副
議長
(寺尾豊君) 総員
起立
と認めます。よってこれらの
請願
は、全会一致をもって採択し、内閣に送付することに決定いたしました。
—————
・
—————
寺尾豊
35
○副
議長
(寺尾豊君)
日程
第四十三より第六十までの
請願
を一括して
議題
とすることに御
異議
ございませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
寺尾豊
36
○副
議長
(寺尾豊君) 御
異議
ないと認めます。 まず、
委員長
の
報告
を求めます。建設
委員長
森田義衞君。 〔森田義衞君
登壇
、
拍手
〕
森田義衞
37
○森田義衞君 ただいま
議題
となりました
日程
四十三から
日程
六十までの
請願
二十三件について建設
委員会
における
審議
の経過並びに結果を御
報告
申し上げます。 まず、
請願
の内容を大別して申しますと、河川
関係
では、河川改修工事の施行
促進
に関するものとして
岡山
県吉井川外三件、地すべり防止
対策
法制定に関するもの二件、その他
山形
集の
水害復旧対策
及び
滋賀
県琵琶湖の
水位低下計画
に関するもの各一件であります。道路
関係
では、
産業
開発
道路等の新設
促進
に関するものとして九州中部
産業
開発
道路外二件、
道路整備促進
に関するもの三作、住宅
関係
では、公団住宅の賃貸
料低廉化
に関するもの五件、低
家賃住宅建設
に関するもの一件であります。その他都市
計画
街路の建設
促進
に関するもの、
重要幹線街路
の整備
促進
に関するもの、
新潟地区
の
地盤沈下対策
に関するもの各一件であります。
委員会
は、以上の
請願
を審査した結果、いずれも国土の
開発
、保全並びに民生の安定のため、願意おおむね妥当と認め、これを採択し、議院の
会議
に付するを要するものと決定し、
日程
第六十の地すべり防止
対策
法制定に関する
請願
二件は、内閣に送付するを要しないものとし、その他はいずれも内閣に送付すべきものと決定いたしました。以上、御
報告
申し上げます。(
拍手
)
寺尾豊
38
○副
議長
(寺尾豊君) 別に御発言もなければ、これより採決をいたします。 これらの
請願
は
委員長報告
の通り採択し、
日程
第六十の
請願
のほかは、内閣に送付することに
賛成
の諸君の
起立
を求めます。 〔
賛成者起立
〕
寺尾豊
39
○副
議長
(寺尾豊君) 総員
起立
と認めます。よってこれらの
請願
は、全会一致をもって採択し、
日程
第六十の
請願
のほかは内閣に送付することに決定いたしました。
—————
・
—————
寺尾豊
40
○副
議長
(寺尾豊君)
日程
第六十一より第六十五までの
請願
を一括して
議題
とすることに御
異議
ございませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
寺尾豊
41
○副
議長
(寺尾豊君) 御
異議
ないと認めます。 まず、
委員長
の
報告
を求めます。大蔵
委員長
豊田雅孝君。 〔豊田雅孝君
登壇
、
拍手
〕
豊田雅孝
42
○豊田雅孝君 ただいま上程せられました大蔵
委員会
付託の
請願
につきまして、本
委員会
における
審議
の経過並びにその結果を御
報告
申し上げます。
日程
第六十一は、
福島
県は
全国
有数の葉タバコ
生産
県であるから、葉タバコ
生産
の国家的見地より、県立タバコ試験場をすみやかに国立に移管する
措置
をはかられたいとの趣旨であり、
日程
第六十二は、みそ、つけもの等必需食品の原料塩の
販売価格
を引き下げるよう適当な
措置
を講ぜられたいとの趣旨であり、
日程
第六十三は、酒類の
価格
が高率なる酒税により高価なものとなっているから、酒価が一般
物価
水準と均衡のとれる線まで酒税華を引き下げられたいとの趣旨であり、
日程
第六十四は、塩収納
価格
の急速な引き下げをやめ、塩
価格
審議
会の民主的な決定によるとともに、非能率
企業
の整理に当っては国家補償の
措置
を考慮されたいとの趣旨であり、
日程
第六十五は、日本不動産銀行の資金の窮状にかんがみ、特に年末を控え、その増強の
措置
を講ぜられたいとの趣旨であり、いずれも妥当と考えられます。 よって以上四十三件は、いずれも議院の
会議
に付し、内閣に送付すべきものと決定いたした次第であります。 以上、御
報告
申し上げます。(
拍手
)
寺尾豊
43
○副
議長
(寺尾豊君) 別に御発言もたければ、これより採決をいたします。 これらの
請願
は
委員長報告
の通り採択し、内閣に送付することに
賛成
の諸君の
起立
を求めます。 〔
賛成者起立
〕
寺尾豊
44
○副
議長
(寺尾豊君) 総員
起立
と認めます。よってこれらの
請願
は、全会一致をもって採択し、内閣に送付することに決定いたしました。
—————
・
—————
寺尾豊
45
○副
議長
(寺尾豊君)
日程
第六十六より第七十一までの
請願
を一括して
議題
とすることに御
異議
ございませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
寺尾豊
46
○副
議長
(寺尾豊君) 御
異議
ないと認めます。 まず、
委員長
の
報告
を求めます。法務
委員長
青山正一君。 〔青山正一君
登壇
、
拍手
〕
青山正一
47
○青山正一君 ただいま
議題
となりました
請願
に対する法務
委員会
における審査の経過並びに結果について御
報告
いたします。
請願
第五十七号は、
新潟
刑務所の移転に関する
請願
でありまして当刑務所の所在地が、現在、住宅地区の
中心
部を占める状態になっているが、
新潟
市として住宅、教育、その他部市
計画
上の
理由
から、これを他の適地に移転して、その跡地を市に払い下げられたいとのものであります。
請願
第六十七号は、
中国商品展覧会準備工作員
の指紋問題に関する仲でありまして日中
貿易
の
促進
の障害となっている指紋問題のため、便法を講ぜられたいとのものであります。
請願
第百七十九号は、群馬県
前橋地方法務局中之
条支局庁舎等の
新築
に関する件でありまして同支局は現在、前橋地方裁判所の庁舎を借用しており、狭隘かつ老朽はなはだしいが、すでに用地も手配済みであるから、すみやかに庁舎
新築
を実現せられたいとのものであります。
請願
第百八十五号は、
更生保護事業
の
強化
に関する件でありまして犯罪のない明るい社会の建設のために、更生保護制度の
拡充
、
強化
の必要性が痛感されるので、本
年度
において保護司実費弁償金、更生保護会に対する補助金、更生保護委託費を
増額
せられたいとのものであります。
請願
第七十六号は、
刑法改正
に関する件でありまして、飲酒上の犯罪を処罰するよう刑法の
改正
を行い、社会を明るくせられたいとのものであります。
請願
第四百七十八号は、
釧路地方裁判所北見支部等
の
甲号昇格等
に関する件でありまして北見市は、同地域の政治、
経済
、文化等の
中心
地であることにかんがみ、釧路地方裁判所北見支部の甲号昇格及び網走刑務所北見拘置所、釧路少年鑑別所北見支所の
設置
を実現せられたいとのものであります。 以上、いずれも法務省当局及び最高裁判所事務総局の意見を聞き、慎重に
審議
をいたしましたが、第百八十五号の
更生保護事業
に関する
請願
については、本
請願
の趣旨を、
更生保護事業
の
強化
をはかるため、同事業に対する
予算
増額
に関するものとして採択したものであるとの意見書案を付し、いずれも願意は妥当と認め、これを採択して議院の
会議
に付し、内閣に送付すべきものと決定いたしました。 以上、御
報告
申し上げます。(
拍手
)
寺尾豊
48
○副
議長
(寺尾豊君) 別に御発言もなければ、これより採決をいたします。
日程
第六十九の
請願
については意見書案が付されております。
日程
第六十六より第七十一までの
請願
は、
委員長報告
の通り採択し、内閣に送付することに
賛成
の諸君の
起立
を求めます。 〔
賛成者起立
〕
寺尾豊
49
○副
議長
(寺尾豊君) 総員
起立
と認めます。 よってこれらの
請願
は、全会一致をもって採択し、内閣に送付することに決定いたしました。 次会は、明日午前十時より開会いたします。
議事日程
は決定次第、公報をもって御通知いたします。 本日は、これにて散会いたします。 午後三時二十二分散会
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