○千葉信君
公務員法の
改正の問題については、これは
公務員法について所管の省庁もあるわけですから、私はそれを
公務員制度調査室の方で、どうするこうするという問題については、また別の
意見を持っておりますけれ
ども、私はこの際はその問題には触れないで、
定員の
関係に直接関連する問題について、ずっと御
質問を続けたいと思います。何か御
答弁を聞いておりますと、けさの
根本建設大臣の
答弁もそうでしたが、何か
公務員制度の
改正の問題とれ直接関連を持っていて、そちらの方がだめならば、とりあえず
定員法の方の解決はするという格好で、両またをかけた
答弁をしておられる、両またをかけた
答弁をしておられることを私は非難しておるのじゃありませんけれ
ども、そういうことを理由として、今日までこの問題の解決がおくれたために、逃げ口上を打っておられる感じを受けるのです。しかし私はこれ以上、長官に今までの問題について追及することはやめますけれ
ども、それでも、この際どうしてもお聞きしておかなければならぬことは、もう
通常国会の召集の時期というのは、大体来月中には召集されます。その
通常国会には、その提案をされるおつもりだという
定員の問題について、長官も今聞きますと、決してこの問題について無関心であったわけではなくて、同時にまた、この問題を何とか適正な解決をしなければならぬということをお
考えになっておられるようですが、それがもしほんとうだということになりますと、私は時期の
関係等から言いましても、それから常勤労務者、非常勤
職員等の
状態を把握する
関係等から言いましても、私は相当もう具体的に進んでいなければならぬ段階だと思うのです。来月、
通常国会開会を控えて、まだこの問題について具体的にその
方針等が固まっていないということでは、私は今の長官の
答弁を、ああそうですかといって引き下るわけには行かぬと思うのです。御
承知のように、これはけさも
答弁がありましたが、非常勤
職員の
関係では二十八万人大体おるようです。もっと多いときもありました。それから常勤労務者の
関係では六万人、こういう人たちを全部一律に
定員化するわけにはいかぬという
事情があるようです。ですから、そういうふうな膨大な数の
職員の中から、どういう人たちを
定員化するかという
調査なり、あるいは
結論がなければならぬと思う。何か今の同僚議員の
質問に対しては、まだ
行政管理庁としては、ほとんど何にも固まっていないというふうな
答弁でした。今ごろになってそんなことじゃ困るじゃないかというので、しきりに追及されましたけれ
ども、盛んにぬらりくらりと逃げておられました。しかし私は実情は、そんなことじゃ実際次の
通常国会に出そうとしても出せない
状態になると思うのです。果してその
通りならば、これは少くとも時期的に見ましても、それから従来のこの問題の経過から見ましても、たとえばその二十八万人ないし六万人あるところのどの
職員を
定員化するか、どういう職種の人を
定員化するか、学歴の問題をどうする、勤続の問題をどうする、採用のときの条件をどうするか、いろいろな角度から、ちゃんともう検討ができていて、政府としてどういう条件の者を
定員化するか、しないかということを、もうそろそろちゃんと
方針をきめていて、その最後の結着のときに、ふるい落したり、つけ加えたりするというような、そういうふうな
仕事の仕方をしなければならぬ順序になっていると思うのです。そういう点については、どの程度進んでおりましょうか。