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1957-11-04 第27回国会 衆議院 予算委員会 第1号
公式Web版
会議録情報
0
昭和
三十二年十一月四日(月曜日) 午前十時二十一分
開議
出席委員
委員長
江崎
真澄
君
理事
今井
耕君
理事
川崎
秀二
君
理事
重政
誠之
君
理事
田中
久雄
君
理事
橋本
龍伍
君
理事
川俣 清音君
理事
柳田 秀一君
小川
半次
君 太田 正孝君
大橋
武夫
君
上林
山
榮吉
君
坂田
道太
君 周東
英雄
君
須磨
彌
吉郎
君
竹山祐太郎
君
中曽根康弘
君
野田
卯一
君
船田
中君
古井
喜實
君
牧野
良三
君 南
好雄
君
八木
一郎
君
山口喜久一郎
君
山崎
巖君
山本
勝市君
山本
猛夫
君
井手
以誠君
井堀
繁雄
君
石村
英雄
君
今澄
勇君
岡田
春夫
君 小平 忠君
小松
幹君
河野
密君
島上善五郎
君
田原
春次
君
辻原
弘市君
成田
知巳
君
矢尾喜三郎
君
出席国務大臣
大 蔵 大 臣 一
萬田尚登
君
出席政府委員
大蔵事務官
(
主計局長
)
石原
周
夫君
農林政務次官
本名
武君
通商産業政務次
官
白浜
仁吉
君
委員外
の
出席者
専 門 員 岡林 清英君
—————————————
四月二十七日
委員山本猛夫
君
辞任
につき、その
補欠
として菅
太郎
君が
議長
の
指名
で
委員
に
選任
された。 同日
委員菅太郎
君
辞任
につき、その
補欠
として
山本猛
夫君
が
議長
の
指名
で
委員
に
選任
された。 五月六日
委員臼井莊一君辞任
につき、その
補欠
として楢
橋渡
君が
議長
の
指名
で
委員
に
選任
された。 同月七日
委員志村茂治
君及び
森本靖
君
辞任
につき、その
補欠
として
勝間田清一
君及び
大西正道
君が
議長
の
指名
で
委員
に
選任
された。 同月八日
委員小川半次
君、
大西正道
君及び
横山利秋
君辞 任につき、その
補欠
として
田村元
君、
八百板正
君及び安
平鹿一
君が
議長
の
指名
で
委員
に
選任
さ れた。 同日
委員田村元
君
辞任
につき、その
補欠
として
小川
半次
君が
議長
の
指名
で
委員
に
選任
された。 同月十三日
委員片島
港君
辞任
につき、その
補欠
として
堂森
芳
夫君
が
議長
の
指名
で
委員
に
選任
された。 同月十四日
委員田原春次
君
辞任
につき、その
補欠
として岡 本
隆一
君が
議長
の
指名
で
委員
に
選任
された。 同月十五日
委員岡本隆一
君、多
賀谷真稔
君及び
古屋貞雄
君
辞任
につき、その
補欠
として
福田昌子
君、
伊藤
卯四郎
君及び
山花秀雄
君が
議長
の
指名
で
委員
に
選任
された。 同月十六日
委員有馬輝武
君、
辻原弘
市君及び
山花秀雄
君辞 任につき、その
補欠
として
上林與市郎
君、
鈴木
義男
君及び
森三樹
二君が
議長
の
指名
で
委員
に選 任された。 同月十七日
委員上林
山
榮吉
君、
野澤清人
君、
三浦一雄
君及
び福田昌子
君
辞任
につき、その
補欠
として
正力
松太郎
君、
松田竹千代
君、
夏堀源三郎
君及び岡
良一
君が
議長
の
指名
で
委員
に
選任
された。 同日
委員松田竹千代
君
辞任
につき、その
補欠
として
野澤清人
君が
議長
の
指名
で
委員
に
選任
された。 同月十八日
委員大橋忠一
君、
正力松太郎
君、
竹山祐太郎
君、
野澤清人
君、
野田卯一
君、
伊藤卯四郎
君、
岡良
一君、
上林與市郎
君、
鈴木義男
君、
堂森芳夫
君、
成田知巳
君、
八百板正
君及び安
平鹿一
君
辞任
に つき、その
補欠
として
松本瀧藏
君、
上林
山
榮吉
君、
前田房之助
君、
大橋武夫
君、
三浦一雄
君、
河野密
君、
中村高
一君、
岡田春夫
君、
小松幹
君、
辻原弘
市君、
阿部五郎
君、
古屋貞雄
君及び西村
榮一
君が
議長
の
指名
で
委員
に
選任
された。 同日
委員夏堀源三郎
君、
前田房之助
君、
阿部五郎
君 及び
中村高
一君
辞任
につき、その
補欠
として野
田卯一
、
竹山祐太郎
君、
成田知巳
君及び
田原春
次君が
議長
の
指名
で
委員
に
選任
された。 同月二十日
委員古屋貞雄
君
辞任
につき、その
補欠
として風 見章君が
議長
の
指名
で
委員
に
選任
された。 同月二十八日
委員植木庚
子郎君
辞任
につき、その
補欠
として
鈴木周次郎
君が
議長
の
指名
で
委員
に
選任
された。 同日
委員鈴木周次郎
君
辞任
につき、その
補欠
として
植木庚
子郎君が
議長
の
指名
で
委員
に
選任
された。 同月三十一日
委員河野密
君
辞任
につき、その
補欠
として
永井
勝次郎
君が
議長
の
指名
で
委員
に
選任
された。 同日
委員永井勝次郎
君
辞任
につき、その
補欠
として
河野密
君が
議長
の
指名
で
委員
に
選任
された。 六月十日
委員辻原弘
市君
辞任
につき、その
補欠
として中
島巖
君が
議長
の
指名
で
委員
に
選任
された。 同月十四日
委員大橋武夫
君、
上林
山
榮吉
君、
北村徳太郎
君、
須磨
彌
吉郎
君、
中曽根康弘
君、船
田中
君、
古井
喜實
君、
松本瀧藏
君、
南好雄
君、
山本勝
市君及
び山本猛夫
君
辞任
につき、その
補欠
として
加藤
精三
君、
高橋等
君、
北澤直吉
君、
中垣國男
君、
稻葉修
君、
福永一臣
君、
長谷川四郎
君、秋田大 助君、
中山榮一
君、
楠美省吾
君及び
八木一郎
君 が
議長
の
指名
で
委員
に
選任
された。 同月十八日
委員高橋等
君、
中垣國男
君及び
八木一郎
君
辞任
につき、
上林
山
榮吉
君、
須磨
彌
吉郎
君及び
山本
猛夫
君が
議長
の
指名
で
委員
に
選任
された。 七月九日
委員中島巖
君
辞任
につき、その
補欠
として
鈴木
義男
君が
議長
の
指名
で
委員
に
選任
された。 同月十日
委員上林
山
榮吉
君、
井堀繁雄
君及び
鈴木義男
君
辞任
につき、その
補欠
として
高橋等
君、
岡良一
君及び
中島巖
君が
議長
の
指名
で
委員
に
選任
され た。 同月二十二日
委員稻葉修
君
辞任
につき、その
補欠
として
菅野
和太郎
君が
議長
の
指名
で
委員
に
選任
された。 同月二十三日
委員秋田大助
君、
加藤精三
君、
菅野和太郎
君、
北澤直吉
君、
楠美省吾
君、
高橋等
君、
中山榮一
君及び
長谷川四郎
君
辞任
につき、その
補欠
とし て船
田中
君、
大橋武夫
君、
中曽根康弘
君、
北村
徳太郎
君、
山本勝
市君、
上林
山
榮吉
君、
南好雄
君及び
古井喜實
君が
議長
の
指名
で
委員
に
選任
さ れた。同月三十一日
委員勝間田清一
君
辞任
につき、その
補欠
として
八百板正
君が
議長
の
指名
で
委員
に
選任
された。 八月二日
委員大橋武夫
君、
上林
山
榮吉
君、
北村徳太郎
君、
坂田道太
君、
須磨
彌
吉郎
君、
中曽根康弘
君、船
田中
君、
古井喜實
君、
南好雄
君、
山本勝
市君及
び山本猛夫
君
辞任
につき、その
補欠
として
松本
瀧藏
君、
坊秀男
君、
臼井莊一君
、
米田吉盛
君、
本名武
君、
瀬戸山三男
君、
小笠公韶君
、
木村俊
夫君
、
白浜仁吉
君、
二階堂進
君及び
堀内一雄
君 が
議長
の
指名
で
委員
に
選任
された。 同月九日
委員島上善五郎
君
辞任
につき、その
補欠
として 安
平鹿一
君が
議長
の
指名
で
委員
に
選任
された。 九月二日
委員岡田春夫
君
辞任
につき、その
補欠
として勝
間田清一
君が
議長
の
指名
で
委員
に
選任
された。 同月四日
委員井手以誠君辞任
につき、その
補欠
として石
野久男
君が
議長
の
指名
で
委員
に
選任
された。 同月六日
委員石野久男
君
辞任
につき、その
補欠
として井
手以誠君
が
議長
の
指名
で
委員
に
選任
された。 同月二十七日
委員成田知巳
君
辞任
につき、その
補欠
として阿
部五郎
君が
議長
の
指名
で
委員
に
選任
された。 十月二日
委員井手以誠君辞任
につき、その
補欠
として石
野久男
君が
議長
の
指名
で
委員
に
選任
された。 同月五日
委員石野久男
君
辞任
につき、その
補欠
として井
手以誠君
が
議長
の
指名
で
委員
に
選任
された。 同月八日
委員勝間田清一
君
辞任
につき、その
補欠
として
淡谷悠藏
君が
議長
の
指名
で
委員
に
選任
された。 同月二十五日
委員井手以誠君辞任
につき、その
補欠
として森
島守人
君が
議長
の
指名
で
委員
に
選任
された。 同月三十日
委員福田赳夫
君及び
三浦一雄
君
辞任
につき、そ の
補欠
として
牧野良三
君及び
八木一郎
君が
議長
の
指名
で
委員
に
選任
された。 同月三十一日
委員臼井莊一君
、
小笠公韶君
、
木村俊夫
君、白
浜仁吉
君、
瀬戸山三男
君、
二階堂進
君、
坊秀男
君、
堀内一雄
君、
本名武
君、
松本瀧藏
君、
米田
吉盛
君、
阿部五郎
君、
淡谷悠藏
君、
岡良一
君、
風見章
君、
中島巖
君、
森島守人
君、安
平鹿一
君 及び
八百板正
君
辞任
につき、その
補欠
として北
村徳太郎
君、船
田中
君、
古井喜實
君、
南好雄
君、
中曽根康弘
君、
山本勝
市君、
上林
山
榮吉
君、山 本
猛夫
君、
須磨
彌
吉郎
君、
大橋武夫
君、
坂田道
太君、
成田知巳
君、
古屋貞雄
君、
井堀繁雄
君、
岡田春夫
君、
勝間田清一
君、
井手以誠君
、
辻原
弘市君及び
島上善五郎
君が
議長
の
指名
で
委員
に
選任
された。 十一月一日
委員長山崎巖
君
辞任
につき、その
補欠
として江
崎真澄
君が議院において
委員長
に
選任
された。 同月二日
委員宇都宮徳馬
君及び
河野金昇
君
辞任
につき、 その
補欠
として
戸塚九一郎
君及び
田中久雄
君が
議長
の
指名
で
委員
に
選任
された。 同月四日
委員勝間田清一
君
辞任
につき、その
補欠
として
石村英雄
君が
議長
の
指名
で
委員
に
選任
された。 同日
理事江崎真澄
君
委員長就任
につき、その
補欠
と して
今井耕
君が
理事
に当選した。 同日
理事宇都宮徳馬
君、
坂田道太
君及び
河野金昇
君
委員辞任
につき、その
補欠
として
川崎秀二
君、
重政誠之
君及び
田中久雄
君が
理事
に当選した。 同日
理事小坂善太郎
君
辞任
につき、その
補欠
として
橋本龍伍
君が
理事
に当選した。
—————————————
十一月一日
昭和
三十二
年度
一般会計予算補正
(第1号)
昭和
三十二
年度
特別会計予算補正
(特第3号)
昭和
三十二
年度
政府関係機関予算補正
(機第2号) の審査を本
委員会
に付託された。
—————————————
本日の
会議
に付した案件
理事
の互選
昭和
三十二
年度
一般会計予算補正
(第1号)
昭和
三十二
年度
特別会計予算補正
(特第3号)
昭和
三十二
年度
政府関係機関予算補正
(機第2号)
—————————————
江崎真澄
1
○
江崎委員長
これより
会議
を開きます。 この際一言ごあいさつを申し上げます。
山崎
前
委員長
が
憲法調査会委員
に
就任
をされ、
委員長
を
辞任
いたしましたので、不肖私が、このたびはからずも
予算委員長
に
選任
せられ、その重責をになうことに相なったのであります。もとより
不敏不徳
、加うるに万事ふなれでございまするが、幸いに
委員皆様方
の御
協力
と御理解によりまして、
委員会
の円満なる運営に努め、
大過
なきを期して参りたいと存じます。何とぞよろしくお願いを申し上げます。(
拍手
)
—————————————
江崎真澄
2
○
江崎委員長
お諮りをいたします。
理事小坂善太郎
君より
理事
を
辞任
いたしたいとの申し出があります。これを許可するに御
異議
ございませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
江崎真澄
3
○
江崎委員長
御
異議
なしと認めます。よって、さように決しました。 つきましてはただいま
辞任
せられました
理事
の
補欠
一名及び
委員
の異動に伴う
欠員
三名並びに私の
委員長就任
に伴う
欠員
一名、計五名の
補欠
を
選任
いたしたいと存じまするが、これは先例によりまして
委員長
において
指名
するに御
異議
ございませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
江崎真澄
4
○
江崎委員長
御
異議
なしと認めます。よって、
理事
に
今井
耕君
川崎
秀二
君
重政
誠之
君
田中
久雄
君
橋本
龍伍
君 を
指名
いたします。
—————————————
江崎真澄
5
○
江崎委員長
去る一日付託になりました
昭和
三十二
年度
一般会計予算補正
(第1号)、同
特別会計予算補正
(特第3号)、同
政府関係機関予算補正
(機第2号)、以上三案を一括して議題といたします。 まず
提案理由
の
説明
を求めます。
大蔵大臣
一
萬田尚登
君。
一萬田尚登
6
○一
萬田国務大臣
政府
は今回、
昭和
三十二
年度
一般会計予算補正
第一号、
特別会計予算補正
第三号及び
政府関係機関予算補正
第二号を
国会
に提出いたしましたが、ここに
予算委員会
の御
審議
をお願いするに当りまして、その概要を御
説明
いたしたいと存じます。 今回の
予算補正
は、
中小企業金融対策
を中心といたしまして、あわせて時期的な
関係
でぜひとも今
国会
において
予算措置
を講ずることが必要となって参りました事項につきまして編成いたしたものであります。 第一は、
一般会計
の
予算補正
でありますが、これは、過般来取り進めておりました
国際復興開発銀行
との
借款交渉
がごく最近に至りまして急速に進んで参りまして、その一部につきましては本
年度内
に
借款
が成立する見込みとなりましたので、
借入元木額
が七千五百万ドル、
邦貨換算
二百七十億円
相当額
に達するまで、
政府
が日本開発銀行の債務の保証を行い得ることについての規定を
一般会計予算
の
総則
に加えるものでございます。 第二は、
特別会計
の
予算補正
でありまして、これは
昭和
三十二
年度
特別会計予算
の
総則
におきまして、本
年度
におきまして
政府
が結ふ
輸出手形保険
の
契約限度額
を八十億円と定められておりますか、最近におきまして
輸出手形保険
を必要といたします
輸出
が急に増しておる実情でありますので、この
契約限度額
を百六十億円に引き上げるため、
特別会計
の
予算総則
を改定するものでございます。 第三は、
政府関係機関予算補正
でございます。
政府
は、さきに
国際収支改善緊急対策
の一環といたしまして、
国民金融公庫
及び
中小企業金融公庫
に対しまして、第四・
四半期借り入れ予定
の
政府資金
の繰り上げ使用を行わしめ、
一般
の
金融引き締め
が
中小企業
に不当にしわ寄せされるごときことのないよう配慮いたしたのでございますが、今回、この繰り上げ分を補てんするのにあわせまして
中小企業
に対する年末
金融対策
に万全を期するため、両
公庫
に対する
財政資金
の供給を
合計
百七十億円
増加
することといたしました。すなわち、本
年度
における
国民金融公庫
の
借入金限度額
二百億円を二百七十億円に、同じく
中小企業金融公庫
の
借入金限度額
二百億円を三百億円に、それぞれ引き上げるため、
政府関係機関予算
につきまして所要の
補正
を行うものでございます。 以上、
昭和
三十二
年度
予算補正
につきまして、その概略を申し述べましたがなお、
政府委員
をして若干
説明
を補足いたさせたいと存じます。なにとぞすみやかに御
審議
をお願いいたします。
江崎真澄
7
○
江崎委員長
次に
補足説明
を求めます。
主計局長石原
君。
石原周夫
8
○
石原政府委員
ただいま
大臣
から御
説明
のございました
昭和
三十二
年度
予算補正
、
一般会計
の第一号、
特別会計
第三号、
政府関係機関
第二号、以上の議案につきまして、ごく簡単に
補足説明
をさせていただきます。 まず
一般会計
でございますが、御承知のように
鉄綱
でありますとか、
電力
でありますとか、国の
重要産業
が
国際復興開発銀行
、いわゆる世界銀行から
借款
をいたしまするのに、
政府
が
元金
、
利子
の
支払い
を保証いたすということがありまして、従来から御議決を得ましてやっておるわけでございます。今回も鉄鋼及び
電力
の一部につきまして、先ほど
大臣
から御
説明
がございましたように、本
年度内
に話し合いがつきまする
可能性
が高くなって参りましたので、今
例予算総則
の
改正
をお願いいたしまして、その
関係
の
外貨債
七千五百万ドル、これに当りまする
元金
、
利子
及び
手数料
の
支払い
を保証いたすその
関係
の
補正
をお願いいたしておるわけでございます。 第二は、
特別会計
でございますが、
輸出保険
の
特別会計
というものがございまして、これは八種類ほどございまして、そのうちの一つでありまする
輸出手形
の
保険
、これは
信用状
を伴いませんいわゆる
DA手形
、
DP手形
というものに属するわけでございますが、最近の海外におきます
支払い条件
の緩和というようなことに伴いまして、相当この額が
増加
をいたしておるわけであります。従いまして、今回
補正
をいたして、
予算総則
におきまする
保険契約
の
限度
を上げませんと、
増加
に対応し切れないという状況に相なりましたので、これまた
予算総則
の
改正
を行いまして、従来の八十億円という
限度
を百六十億円に引き上げるというのが第二点。 第三点は、
政府関係機関
でございますが、これはただいまも御
説明
がございましたように、
国際収支
の
緊急改善対策
ということによりまして、先ごろ
貸付ベース
といたしまして百三十億円の繰り上げを、
中小企業金融公庫
と
国民金融公庫
の両方において行なったわけであります。これに今回の年末
金融
の問題も加わりまして、合せて百七十億円の
増加
を
政府機関
であるこれらの両
公庫
に対しまして
預金部
から
融資
を
増加
いたしました。そういたしますと、
国民金融公庫
におきましては、従来
預金部
から二百億円の
借り入れ
を
予定
いたしておりまして、
合計
六百八十六億円という
貸付
の
予定
をいたしておったのでありますが、今申し上げました
資金運用部資金
を七十億円追加いたしますと、これで
融資
が
合計
いたしまして七百八十億円、
回収
の
増加
も加わりまして、九十四億円の
貸付増加
ができる、こういう数字に
国民金融公庫
は相なるわけであります。また
中小企業金融公庫
におきましては、当初
資金運用部
から同じく
借り入れ予定
二百億でありまして、これに伴いまして四百十五億円の
貸付予定
でございましたが、
資金運用部
の
資金
を百億円追加いたしますので、これに
回収
の
増加
と合せまして、百三十三億円の
貸付
が
増加
できまして、四百十五億円の
貸付予定
が五百四十八億円に
増加
できる、こういうのが
予算総則
におきまして、おのおの両
公庫
の
資金運用部
から
借り入れ
をいたします
限度
を引き上げました点であります。 なお、これらの
融資
の
増加
あるいは
貸付
の
増加
に伴いまして、両
公庫
におきましては、
貸付金利息
の
収入
が
増加
し、それに対して、
預金部
に
支払い
ます
借入金
の
利息
が
増加
いたします。また
中小企業金融公庫
におきましては、非常に多くの部分がいわゆる
代理貸し
に相なっておりますので、その
関係
で業務の
委託手数料
が
増加
いたしますが、これらをあわせまして、
政府関係機関
の
予算
の
補正
におきまして、おのおの
収入支出
の
増加
をいたしておるわけであります。
国民金融公庫
におきまして、
収入
で五億二千四百万円、
支出
で一億八千万円、
中小企業金融公庫
におきまして、
収入
が六億三百万円、
支出
が三億五千八百万円、これだけの
収入支出
の
予算
の
補正
をいたしまして、以上の
収入
の
増加
、
支出
の
増加
に対応するわけであります。 以上をもちまして、
一般会計
、
特別会計
、
政府関係機関
、三案の
補正
の御
説明
を終ります。
江崎真澄
9
○
江崎委員長
以上をもちまして、
提案理由
の
説明
は終りました。
江崎真澄
10
○
江崎委員長
山崎
前
委員長
より発言を求められておりますので、これを許します。
山崎
君。
山崎巖
11
○
山崎
(巖)
委員
過般、
憲法調査会
の発足と同時に
予算委員長
を
辞任
いたしました。在任中、ことに
昭和
三十二
年度
予算
の
審議
に当りましては、
皆様
の非常なる御
協力
によりまして
大過
なきを得ましたことは、心から感激にたえません。今後ともよろしくお願いいたします。(
拍手
)
江崎真澄
12
○
江崎委員長
明日は午前十時より開会することといたしまして、本日はこれにて散会いたします。 午前十時三十五分散会