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1957-11-05 第27回国会 衆議院 本会議 第3号
公式Web版
会議録情報
0
昭和
三十二年十一月五日(火曜日)
━━━━━━━━━━━━━
議事日程
第三号
昭和
三十二年十一月五日 午後一時
開議
第一
裁判官弾劾裁判所裁判員
の
予備員
の
選挙
第二
裁判官訴追委員
の
選挙
第三
皇室経済会議予備議員
の
選挙
第四
検察官適格審査会委員
の
予備委員
の
選挙
第五
首都圏整備審議会委員
の
選挙
第六
海岸砂地地帯農業振興対策審議会委員
の
選挙
第七
離島振興対策審議会委員
の
選挙
第八
畑地農業改良促進対策審議会委員
の
選挙
━━━━━━━━━━━━━
●本日の
会議
に付した案件
議員請暇
の件
伊瀬幸太郎
君の故
議員仲川房次郎
君に対する
追悼演説
安
平鹿一
君の故
議員越智茂
君に対する
追悼演説
松井政吉
君の故
議員鈴木直人
君に対する
追悼演説
日程
第一
裁判官弾劾裁判所裁判員
の
予備員
の
選挙
日程
第二
裁判官訴追委員
の
選挙
日程
第三
皇室経済会議予備議員
の
選挙
日程
第四
検察官適格審査会委員
の
予備委員
の
選挙
日程
第五
首都圏整備審議会委員
の
選挙
日程
第六
海岸砂地地帯農業振興対策審議会委員
の
選挙
日程
第七
離島振興対策審議会委員
の
選挙
日程
第八
畑地農業改良促進対策審議会委員
の
選挙
鉄道建設審議会委員
の
選挙
国土開発縦貫自動車道建設審議会委員
の
選挙
午後一時九分
開議
益谷秀次
1
○
議長
(
益谷秀次
君) これより
会議
を開きます。
議員請暇
の件
————◇—————
益谷秀次
2
○
議長
(
益谷秀次
君) お諮りいたします。
議員大西正道
君より、
ラオス国仏紀
二千五百年
記念式典
に
全日本仏教会
を代表して
出席
のため、十一月五日から
本会期
中
請暇
の申し出があります。これを許可するに御
異議
ありませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり]
益谷秀次
3
○
議長
(
益谷秀次
君) 御
異議
なしと認めます。よって、許可するに決しました。
————◇—————
益谷秀次
4
○
議長
(
益谷秀次
君) 御
報告
いたすことがあります。
議員仲川房次郎
君は去る六月六日、
議員越智茂
君は去る九月十日、
議員鈴木直人
君は去る九月二十日に逝去せられました。まことに
哀悼痛惜
の
至り
にたえません。三君に対する弔詞は、それぞれ
議長
において贈呈いたしました。 この際、弔意を表するため、
伊瀬幸太郎
君、安
平鹿一
君及び
松井政吉
君から、それぞれ発言を求められております。順次これを許します。
伊瀬幸太郎
君。 〔
伊瀬幸太郎
君
登壇
〕
伊瀬幸太郎
5
○
伊瀬幸太郎
君 ただいま
議長
から御
報告
のありました
通り
、本
院議員
正五位勲三等
仲川房次郎
君は、去る六月六日、
郷里
において、病のため逝去されました。まことに
痛惜
の
至り
にたえません。 私は、
諸君
の御
同意
を得、
議員一同
を代表し、つつしんで
哀悼
の辞を申し述べたいと存じます。(
拍手
)
仲川
君は、
明治
二十八年
奈良
県
大淀
町に生まれ、年少にして
自立独行
の志かたく、
高等小学校
を
卒業
せらるるや、直ちに
売薬業
に従事し、あしたに出、タベに帰る
行商
のかたわら、商品の
包装等
にも
創意工夫
をこらす等、
刻苦精励
、販路の開拓に努め、
大和売薬業
の
創始者
として、その名を
全国
に広められたのであります。 さらに、
土木建築業
に志し、次いで林業、
製材木工業
、
製薬業
に順次その事業を拡大せられ、しかも、その間、終始、
一身
の利益よりも
地方産業
の
開発
と
郷土
の
発展
とを主眼として活動せられたのでありまして、
各種組合
の役員あるいは顧問に推されるなど、
県下産業界
の
指導的役割
を果しておられたのでありました。(
拍手
) 君が
地方政界
に
第一歩
を踏み出されたのは、
大正
十四年
大淀
町
会議員
に
当選
されたときであります。元来、
大淀
町は、吉野山に近い山間に位置して、沃野に乏しく、産業ふるわず、多年
財政
の窮乏に悩んでおりました。君が当時だれ一人として引き受ける者のない町長に推されて就任されたのは
昭和
八年でありまして、
町政
の刷新に渾身の
熱意
を傾け、すぐれた手腕をふるうこと十年間、君の
献身的努力
は報いられて治績すこぶる上り、
大淀
町はその面目を一新するに至ったのであります。 君は、また、
昭和
六年以来十五年間にわたり
奈良
県会に
議席
を占め、
昭和
十七年には副
議長
の
重職
につかれ、大いに
地方自治
の
向上
と民生の
福祉増進
のために尽され、
県民
の
信望
を
一身
に集められるに
至り
ました。 かくて、
昭和
二十一年四月、戦後最初の総
選挙
には、
奈良
県から
立候補
して本
院議員
に
当選
せられ、その後、
昭和
二十七年の第二十五回総
選挙
からは、引き続き三たび
当選
の栄を得られ、
在職
五年九カ月に及んでおられます。この間、常に一貫した信念と節操とを保って、真摯な
態度
で
国政
の
審議
に当り、あるいは
建設委員
となって得意の
道路
問題に
うんちく
を傾け、あるいは
海外同胞引き揚げ
の
特別委員
として
遺家族
の
援護
に力をいたされるなど、よく
国会議員たる
の本分を全うせられたのでありまして、その
功績
はきわめて顕著といわねばなりません。(
拍手
) また、
昭和
二十九年八月には、第五次
吉田内閣
の
行政管理政務次官
に任ぜられ、
行政
の
簡素化
に
努力
し、多大の業績を残され、昨年九月には、
建設委員
の
諸君
とともに
欧米各国
に渡り、
道路
、橋梁、
住宅等
についてつぶさに調査視察され、
わが国
の
高速道路
、
不燃住宅
の
建設計画
の作成に大いに寄与いたされたのであります。 君は、また、
党内
にあっては、
さき
に
自由党
の
総務
、
代議士会
副
会長等
の
要職
を歴任し、一昨年秋の
自由民主党
の
結成
にもあずかって力あるところ多く、その重厚な
人格
をもって
僚友
の厚い
信頼
をかち得られておりました。 君は、平素至って健康に恵まれ、本院の内外にあって元気に活動を続けておられましたが、本年一月病にわかに発し、
入院加療
のやむなきに
至り
ました。その後、小康を得て退院し、
郷里
において静養に努められたのでありますが、五月末再発、ついに本復を見るに至らなかったことは、まことに
痛恨
きわまりない次第であります。(
拍手
) 顧みるに、君は、一介の
売薬行商人
から身を起し、
人生苦難
の道を開拓し、ついに
奈良
県下
第一の
名望家
としてその徳を仰がれ、名誉ある
衆議院議員
としてその最後を飾られたのでありまして、まさに立志伝中の人物と申さなければなりません。(
拍手
) その
人となり
は、きわめて人情に厚く、すこぶる
包容力
に富み、
熱情家
であり、また
努力家
でありました。君は、まことに苦労人と呼ぶにふさわしい
人柄
であり、常に満腔の誠意をもって人に接し、相手のいかんによって
態度
を変えるがごときことは決してなかったのであります。また、
郷土
のため
犠牲的献身
を続け、
郷党知友
をいつくしむ温情、
義挾
に富む行動は、数え尽せぬほどに多かったのでありました。特に
戦没者
、
夫帰還者
の
遺家族
の
援護
については、きわめて熱心で、つとに
遺族更生会
を興し、
慰霊碑
の建立を呼びかけ、また、
遺族
の
靖国神社参拝等
の機会には、必ず先頭に立って、肉親も及ばぬ
世話
を一手に引き受けられたのでありまして、
県下
三万有余の
遺家族
から慈父のごとく慕われておられました。 かつて、第二十六回総
選挙
の際、君は後進に道を譲るため
立候補
を辞退する意向でありましたが、
県民
の熱心なる
支持
は、その引退を許さず、
届出締め切り
の寸前に立って、
みごと高点
をもって
当選
されたのであります。これは、君に対する
郷党
の
支持
と
信頼
とがいかに大なるものであったかを示す事柄であり、実に敬服にたえない次第であります。(
拍手
) 君は、行年六十二才、われわれは、君が、今後も長く
国会
において、その円熟せる
人格
と豊富なる
経験
とをもって
縦横
に
活躍
されるものと信じておりましたのに、今この
練達堪能
の士を本議場より失ったことは、本院にとり、
国家
にとり、はたまた
郷土
にとりましても、この上ない
損失
であり、
哀惜
の
きわみ
と申さなければなりません。(
拍手
) ここに、君が生前の
事績
を追懐し、その
風格
をしのび、君の眠りの安からんことを心からお祈り申し、もって
追悼
の
言葉
といたします。(
拍手
)
益谷秀次
6
○
議長
(
益谷秀次
君) 安
平鹿一
君。 〔安
平鹿一
君
登壇
〕
安平鹿一
7
○安
平鹿一
君 去る九月十日、本
院議員従四位勲
二等
越智茂
君の長逝の報に接しまして、私どもは、
驚愕悲痛
、実におくところを知らなかったのでございます。私は、
諸君
の御
同意
を得まして、
議員一同
を代表し、ここにつつしんで
哀悼
の辞を申し述べたいと存じます。(
拍手
)
越智
君は、
明治
三十九年
愛媛
県
越智
郡に生まれ、
今治実践商業学校
を
卒業
、
刻苦精励
の後、
昭和
九年よく二十八才の若さをもって小西村村
会議員
に
当選
され、ここに輝かしき政治的生涯の
第一歩
を踏み出されたのであります。その後十余年にわたってその職にあり、二十二年四月には小西村村長に、同五月には
愛媛県議会議員
となり、
地方自治
の
発展
と民生安定のために、ししとして、たゆまざる
努力
をいたされたのでございます。 他方、君は、
越智
郡農水産
加工販売組合長
、
今治商工会議所
副会頭、
愛媛
県
販売農業協同組合連合会長等
の
要職
を歴任いたされ、
地方産業
の
振興発展
に大なる足跡を残され、
県下
における
名望家
といたしまして、敬慕の的となられたのでございます。
昭和
二十四年一月の第二十四回
衆議院議員
総
選挙
には、衆望をになって出馬し、みごとに
当選
の栄を得られ、自来四回
連続当選
、八年八カ月の長きにわたり本院に
在職
せられたのでございます。 その間、
建設委員
、
農林委員等
となり、その豊富な体験とすぐれた才幹とをもって
縦横
の
活躍
をいたされ、ことに
昭和
二十九年十二月には、選ばれて
文部委員長
の重任につき、
わが国文教政策
の推進に貢献されたのでありまして、
国政
の
審議
に尽瘁して、よくその重責を果された君の
功績
は、永久に伝うべきものと信じます。(
拍手
)また、二十七年十一月には第四次
吉田内閣
の
厚生政務次官
となって、
中共地区残留同胞
の引き揚げ、その他
厚生行政
の諸
問題解決
に専心
努力
し、多大の
成果
を上げられたのでございます。 君は、また、一方、
党内
にあっては、
自由党
の
代議士会
副
会長
、
国会対策
副
委員長
となり、現に
自由民主党総務
の
重職
にあって、労を惜しまず、苦をいとわず、よく
党内
の
意見調整
に尽力し、
同僚議員
の強い
信頼
をかち得ておられました。 思うに、君は、資性きわめて温厚にして、
人格
従ってまた円満、人に接するや
春風駘蕩
、事に処するや深謀遠慮、よく一言をもって人心を掌握されたのであります。また、公私多端なる
生活
にあっても常に
郷土
のために力を尽し、おのれを捨てて他人のためをはかられたことは、人のみな知るところでありまして、君に接した
人々
が深く君を敬愛し、多大の
信望
を寄せましたのも、まことにその人徳のしからしめるところと申さねばなりません。(
拍手
) 君は、心臓の重患に侵され、ついにそのとうとい生命を奪われたのでありましたが、病中も人を騒がすことを顧慮され、家人以外にあえてそれを知らさず、静かに
入院加療
されたのでありましたが、
薬石効
なく、初秋の風とともに溘焉としてゆかれたのであります。われわれは、
思い
もかけぬ君の訃計報に接して、しばしわが耳を疑ったのでありましたが、それにつけても、平素より寡黙謙虚で、いたずらにおのれを示すことを喜ばなかった君の
人柄
がしのばれて、
追慕哀惜
の感ひとしお胸に迫るを覚えたのであります。(
拍手
) 君のよわい知命を越えることわずかに一才、
政治家
としての真の
活躍
は今後に残されていたのでありますのに、今にわかにこの
前途有為
の士を失ったことは、
痛恨
の
きわみ
でありまして、
ひとり郷土
のためのみならず、広く邦家のため
痛惜
にたえぬところであります。 ここに、君が生前の
事績
を追叙し、その
人となり
の一端をしのんで、心から御
冥福
をお祈りいたし、つつしんで
追悼
の辞といたします。(
拍手
)
益谷秀次
8
○
議長
(
益谷秀次
君)
松井政吉
君。 〔
松井政吉
君
登壇
〕
松井政吉
9
○
松井政吉
君 ただいま
議長
の御
報告
の
通り
、本
院議員
正四位勲二等
鈴木直人
君は、去る九月二十日、病のため逝去いたされました。まことに
痛恨
の
至り
にたえません。私は、
諸君
の御
同意
を得て、
議員一同
を代表し、つつしんで
哀悼
の辞を申し述べたいと存じます。(
拍手
)
鈴木
君は、
明治
三十三年五月
福島
県
相馬
市の名家に生まれ、幼少のころより俊秀の誉れ高く、
相馬中学
、
水戸高等学校
を経て
東京大学法学部
に学ばれました。
大正
十五年
卒業
とともに
高等文官試験行政科
に合格され、直ちに内務省に入り、
地方警視
、
地方事務官
より累進し、石川、広島、山口、愛知、
熊本
各県の
部長
を経て、
昭和
二十二年三月をもって
熊本県知事
に任ぜられました。 かくのごとく、君、戦時、戦後の複雑多難な
情勢下
の官界にあって、
国民
の
生活
安定と
福祉増進
とのために、ひたすら力を尽し、著しい
成果
を上げられたのでありますが、
昭和
二十二年
日本国憲法
が施行されるに及んで、
民主的政治家
たらんことを念願し、第一回
参議院議員通常選挙
に際して
全国
区から出馬し、みごとに
議席
を獲得されたのであります。
参議院
における君は、まず同志と相はかって
緑風会
の
結成
に奔走し、事なるや、同
会会務委員
、
議員総会
副
議長等
の
要職
に当り、会の円滑なる運営に力をいたされました。
昭和
二十三年十月には、第二次
吉田内閣
の
逓信政務次官
に任ぜられて
逓信行政
に参画し、また、
昭和
二十六年八月には、
参議院
よりサンフランシスコに派遣され、
講和会議
に
出席
して、
わが国
の
独立回復
に大いに寄与するところがありました。 次いで、
昭和
二十七年十月の第二十五回
衆議院議員
総
選挙
には、
参議院議員
を辞職の上、
郷里福島
県第三区より
立候補
して
当選
の栄を得、現在まで
当選
二回、
在職
三年二カ月に及んでおられます。 本院においては、君は、終始
地方行政委員会
の理事として尽瘁し、多年の
うんちく
を傾けて、その
審議
に目ざましい
活躍
を示されました。また、
自由民主党
にあっては、
政務調査会地方行政部会
の
部長
として
政策立案
の衝に当りその高邁な識見と該博な知識とを披瀝して、広く
僚友
の尊敬を集めておられました。 君は、常に健全な
地方自治
の発達と強固な
地方財政
の確立とを念願せられ、
地方公共団体
の現況を的確に把握し、これを詳細に分析し、
穏健中正
の結論を下されたのでありまして、ことに、去る第二十六回
国会
における
地方税法
、
地方交付税法等
の
立案審議
に際し、党の幹部として、あるいは
地方行政委員
として尽された君の
熱意
と
努力
とに対しては、何人といえども賞賛を惜しまなかったのであります。(
拍手
) かくして、君は、
参議院議員
の期間を通算すれば約十年にわたって
国会
にあり、この間、
民主政治
の
発展
と
国民生活
の
向上
とのために献身されたのでありまして、その
功績
は長く伝うべきものであると信じます。 思うに、
鈴木
君は、その才能、
経験
において、このようにすぐれた
政治家たる
の資質を有しておられたばかりでなく、その性格はすこぶる温厚であり、その
人格
はきわめて高潔でありました。かつて、第二十六回総
選挙
に際し、君は、先輩に当る某氏の
当選
を助けるため、あえてみずからは
立候補
を辞退されたのでありますが、これは余人の容易になしがたいことであり、聞く者は君の義心に深く感動し、敬服したのでありました。 君は、生来至って健康で、病気を知らず、明朗闊達なスポーツマンとして
人々
に親しまれ、また、特に
青年団
、
婦人団体
の育成については常々懇切至らざるなき
世話
をいたされたのでありまして、
郷土
における
各種
の
体育会
の会場に、
青年
、
婦人団体
のつどいの場に、君の元気な姿は必ず見受けられたのであります。 しかるに、
さき
の
国会
における君の
不眠不休
の
努力
があるいは災いを招いたのか、閉会後間もなく、不幸にして病魔の侵すところとなり、心を傾け尽された御家族の看護も、至らざるなき医療もむなしく、ついに不帰の客となられたのであります。今や、君のありし日の堂々たる体躯と、にこやかな温容に再び相まみえることのかなわぬことは、まことに
痛惜
きわまりない次第であります。君の訃報一たび
郷土
に伝わるや、君の教えを受けた多くの
青年
、
婦人諸君
の嘆きと
悲しみ
は想像に余りあるものがありました。私は、君と
郷土
を同じくする年来の友として、もろもろの
会議
や集会に常にひざを交えて親しく相語り、かつ論議をかわして参ったものでありまして、今この盟友を失って、切々たる
悲しみ
に胸を締めつけられる
思い
がいたすのであります。 思うに、
地方自治
体に関する諸問題は、いずれも
国民
一
人々
々の
日常生活
と密接な関係を有し、現下における最も重要な多くの
政治的課題
を含んでおります。
鈴木
君のごときこの方面の第一人者と目される
練達
の士が、よわいまだ五十七才、
政治家
としてますますその本領を発揮されねばならぬときに卒然として長逝されましたことは、本院にとり、
国家
にとり、この上ない
損失
と申すべく、
哀惜
の情いよいよ切なるものがあります。 ここに、いささか君の生前の
事績
を追念し、その
風格
をしのび、御
冥福
を心からお祈りし、もって
追悼
の
言葉
といたす次第であります。(
拍手
)
————◇—————
日程
第一
裁判官弾劾裁判所裁判
員の
予備員
の
選挙
益谷秀次
10
○
議長
(
益谷秀次
君)
日程
第一、
裁判官弾劾裁判所裁判員
の
予備員
の
選挙
を行います。
山中貞則
11
○
山中貞則
君
裁判官弾劾裁判所裁判員
の
予備員
の
選挙
は、その
手続
を省略して、
議長
において指名せられ、その
職務
を行う
順序
については
議長
において定められんことを望みます。
益谷秀次
12
○
議長
(
益谷秀次
君)
山中
君の
動議
に御
異議
ありませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
益谷秀次
13
○
議長
(
益谷秀次
君) 御
異議
なしと認めます。
議長
は、
裁判官弾劾裁判所裁判員
の
予備員
に
高見三郎
君を指名し、その
職務
を行う
順序
は第二
順位
といたします。
————◇—————
日程
第二
裁判官訴追委員
の
選挙
益谷秀次
14
○
議長
(
益谷秀次
君)
日程
第二、
裁判官訴追委員
の
選挙
を行います。
山中貞則
15
○
山中貞則
君
裁判官訴追委員
の
選挙
は、その
手続
を省略して、
議長
において指名されんことを望みます。
益谷秀次
16
○
議長
(
益谷秀次
君)
山中
君の
動議
に御
異議
ありませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
益谷秀次
17
○
議長
(
益谷秀次
君) 御
異議
なしと認めます。
議長
は、
裁判官訴追委員
に
薄田美
朝君を指名いたします。
————◇—————
日程
第三
皇室経済会議予備議員
の
選挙
益谷秀次
18
○
議長
(
益谷秀次
君)
日程
第三、
皇室経済会議予備議員
の
選挙
を行います。
山中貞則
19
○
山中貞則
君
皇室経済会議予備議員
の
選挙
は、その
手続
を省略して、
議長
において指名せられ、その
職務
を行う
順序
については
議長
において定められんことを望みます。
益谷秀次
20
○
議長
(
益谷秀次
君)
山中
君の
動議
に御
異議
ありませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
益谷秀次
21
○
議長
(
益谷秀次
君) 御
異議
なしと認めます。
議長
は、
皇室経済会議予備議員
に
堤康次郎
君を指名し、その
職務
を行う
順序
は第一
順位
といたします。
————◇—————
日程
第四
検察官適格審査会委員
の
予備委員
の
選挙
益谷秀次
22
○
議長
(
益谷秀次
君)
日程
第四、
検察官適格審査会委員
の
予備委員
の
選挙
を行います。
山中貞則
23
○
山中貞則
君
検察官適格審査会委員
の
予備委員
の
選挙
は、その
手続
を省略して、
議長
において指名されんことを望みます。
益谷秀次
24
○
議長
(
益谷秀次
君)
山中
君の
動議
に御
異議
ありませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
益谷秀次
25
○
議長
(
益谷秀次
君) 御
異議
なしと認めます。
議長
は、
検察官適格審査会委員
の
予備委員
に
小林郁
君を指名し、
椎名隆
君の
予備委員
といたします。
————◇—————
日程
第五
首都圏整備審議会委員
の
選挙
益谷秀次
26
○
議長
(
益谷秀次
君)
日程
第五、
首都圏整備審議会委員
の
選挙
を行います。
山中貞則
27
○
山中貞則
君
首都圏整備審議会委員
の
選挙
は、その
手続
を省略して、
議長
において指名されんことを望みます。
益谷秀次
28
○
議長
(
益谷秀次
君)
山中
君の
動議
に御
異議
ありませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
益谷秀次
29
○
議長
(
益谷秀次
君) 御
異議
なしと認めます。
議長
は、
首都圏整備審議会委員
に
福永健司
君を指名いたします。
————◇—————
日程
第六
海岸砂地地帯農業振興
対策審議会委員
の
選挙
益谷秀次
30
○
議長
(
益谷秀次
君)
日程
第六、
海岸砂地地帯農業振興対策審議会委員
の
選挙
を行います。
山中貞則
31
○
山中貞則
君
海岸砂地地帯農業振興対策審議会委員
の
選挙
は、その
手続
を省略して、
議長
において指名されんことを望みます。
益谷秀次
32
○
議長
(
益谷秀次
君)
山中
君の
動議
に御
異議
ありませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
益谷秀次
33
○
議長
(
益谷秀次
君) 御
異議
なしと認めます。
議長
は、
海岸砂地地帯農業振興対策審議会委員
に
徳安實藏
君を指名いたします。
————◇—————
日程
第七
離島振興対策審議会委
員の
選挙
益谷秀次
34
○
議長
(
益谷秀次
君)
日程
第七、
離島振興対策審議会委員
の
選挙
を行います。
山中貞則
35
○
山中貞則
君
離島振興対策審議会委員
の
選挙
は、その
手続
を省略して、
議長
において指名されんことを望みます。
益谷秀次
36
○
議長
(
益谷秀次
君)
山中
君の
動議
に御
異議
ありませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
益谷秀次
37
○
議長
(
益谷秀次
君) 御
異議
なしと認めます。
議長
は、
離島振興対策審議会委員
に
綱島正興
君及び
山中貞則
君を指名いたします。
————◇—————
日程
第八
畑地農業改良促進対策
審議会委員
の
選挙
益谷秀次
38
○
議長
(
益谷秀次
君)
日程
第八、
畑地農業改良促進対策審議会委員
の
選挙
を行います。
山中貞則
39
○
山中貞則
君
畑地農業改良促進対策審議会委員
の
選挙
は、その
手続
を省略して、
議長
において指名されんことを望みます。
益谷秀次
40
○
議長
(
益谷秀次
君)
山中
君の
動議
に御
異議
ありませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
益谷秀次
41
○
議長
(
益谷秀次
君) 御
異議
なしと認めます。
議長
は、
畑地農業改良促進対策審議会委員
に
塚原俊郎
君及び
町村金
五君を指名いたします。
————◇—————
鉄道建設審議会委員
の
選挙
益谷秀次
42
○
議長
(
益谷秀次
君) この際、
鉄道建設審議会委員
の
選挙
を行います。
山中貞則
43
○
山中貞則
君
鉄道建設審議会委員
の
選挙
は、その
手続
を省略して、
議長
において指名されんことを望みます。
益谷秀次
44
○
議長
(
益谷秀次
君)
山中
君の
動議
に御
異議
ありませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
益谷秀次
45
○
議長
(
益谷秀次
君) 御
異議
なしと認めます。
議長
は、
鉄道建設審議会委員
に
川島正次郎
君及び
三浦一雄
君を指名いたします。
————◇—————
国土開発縦貫自動車道建設審議会
委員
の
選挙
益谷秀次
46
○
議長
(
益谷秀次
君) 次に、
国土開発縦貫自動車道建設審議会委員
の
選挙
を行います。
山中貞則
47
○
山中貞則
君
国土開発縦貫自動車道建設審議会委員
の
選挙
は、その
手続
を省略して、
議長
において指名されんことを望みます。
益谷秀次
48
○
議長
(
益谷秀次
君)
山中
君の
動議
に御
異議
ありませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
益谷秀次
49
○
議長
(
益谷秀次
君) 御
異議
なしと認めます。
議長
は、
国土開発縦貫自動車道建設審議会委員
に
川島正次郎
君、
三浦一雄
君及び
村上勇
君を指名いたします。
————◇—————
益谷秀次
50
○
議長
(
益谷秀次
君) 本日はこれにて散会いたします。 午後一時四十一分散会
————◇—————
出席国務大臣
文部大臣
松永 東君
農林大臣
赤城
宗徳
君
運輸大臣
中村三之丞
君
建設大臣
根本龍太郎
君
国務大臣
石井光次郎
君