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1957-11-12 第27回国会 衆議院 運輸委員会請願審査小委員会 第1号
公式Web版
会議録情報
0
本小
委員
は
昭和
三十二年十一月十一日(月曜日)
委員長
の
指名
で次の
通り
選任された。 生田 宏一君
畠山
鶴吉
君
濱野
清吾
君 松山 義雄君
山本
友一
君
井岡
大治
君
松尾トシ子
君 同日
山本友一
君が
委員長
の
指名
で小
委員長
に選任さ れた。
—————————————
会議
昭和
三十二年十一月十二日(火曜日) 午前十時四十四分
開議
出席小委員
小
委員長
山本
友一
君
畠山
鶴吉
君
濱野
清吾
君
井岡
大治
君
松尾トシ子
君 小
委員外
の
出席者
議 員
下平
正一
君 議 員
正木
清君 議 員
山口丈太郎
君
運輸事務官
(
鉄道監督局国
有
鉄道部業務課
長)
小川
吉男君 運 輸 技 官 (
鉄道監督局国
有
鉄道部施設課
長)
田中
倫治
君
運輸事務官
(
鉄道監督局民
営鉄道部監理課
長) 原山 亮三君 運 輸 技 官 (
航空局技術部
飛行場課長
) 岩田 勝雄君 専 門 員 志鎌 一之君
—————————————
本日の
会議
に付した
請願
一
大糸線輸送力増強
に関する
請願
(
唐澤俊樹
君
紹介
)(第四九号) 二
中央線輸送力
の
緊急増強
に関する
請願
(唐
澤俊樹
君
紹介
)(第五〇号) 三
常磐線電化促進
に関する
請願
(
加藤
高藏君
紹介
)(第五一号) 四
山形
県左沢、
荒砥間鉄道敷設促進
に関する
請願
(
林讓治
君
紹介
)(第五二号) 五
野岩羽線開通促進
に関する
請願
(
八田貞義
君
紹介
)(第五三号) 六 野沢、
西方間鉄道敷設促進
に関する
請願
(
八田貞義
君
紹介
)(第五四号) 七
大糸線輸送力増強
に関する
請願
(
原茂
君紹 介)(第二二八号) 八
中央線輸送力
の
緊急増強
に関する
請願
(原 茂君
紹介
)(第二二九号) 九
磐越東西
両線の
複線化等
に関する
請願
(高
木松吉
君
紹介
)(第二三〇日方) 一〇
智頭
、
上郡間鉄道敷設促進
に関する
請願
(
古井喜實
君
紹介
)(第二三一号) 一一
私鉄
、
バス等
の
通学定期券割引率適正化
に 関する
請願
(
松平忠久
君
紹介
)(第四五一 号) 一二
大糸線輸送力増強
に関する
請願
(
松平忠久
君
紹介
)(第四五二号) 一二
中央線輸送力
の
緊急増強
に関する
請願
(松
平忠久
君
紹介
)(第四五三号) 一四
三陸沿岸縦貫鉄道未成線敷設促進
に関する
請願
(
鈴木善幸
君
紹介
)(第四五四号) 一五
小本線延長
に関する
請願
(
鈴木善幸
君紹 介)(第四五五号) 一六
智頭
、
上郡間鉄道
数設促進に関する
請願
(
堀川恭平
君
紹介
)(第四五六号) 一七
利府
駅の
貨物取扱復活
に関する
請願
(
愛知
揆一君紹介
)(第四五七号) 一八
中田
駅の
車扱い存続
に関する
請願
(
愛知揆
一君
紹介
)(第四五八号) 一九 福島、
仙台間複線化等
に関する
請願
(
愛知
揆一君紹介
)(第四五九号) 二〇
東北本線岩沼以南
の
複線化等
に関する
請願
(
愛知揆一君紹介
)(第四六〇号) 二一 一戸、久慈間に
鉄道敷設
の
請願
(
田子一民
君
紹介
)(第四六一号) 二二 一戸、荒屋間に
鉄道敷設
の
請願
(
田中一民
君
紹介
)(第四六二号) 二三 一戸、小本間に
鉄道敷設
の
請願
(
田中一民
君
紹介
)(第四六三号) 二四
遊佐
、
吹浦
両駅間に
駅設置
の
請願
(
松澤雄
藏君
紹介
)(第四六四号) 二五
高崎
、横川間の
電車化等
に関する
請願
(福
井盛太
君外七名
紹介
)(第五七〇号) 二六
智頭
、
上郡間鉄道敷設促進
に関する
請願
(
河本敏夫
君
紹介
)(第五七一号) 二七
鹿児島本線電化
及び
複線化促進等
に関する
請願
(
淵上房太郎
君
紹介
)(第五七二号) 二八
東京
、
盛岡間貨車代行輸送反対
に関する請 願(
森山欽司
君
紹介
)(第五七三号) 二九
私鉄運賃値上げ反対
に関する
請願
(
牧野良
三君
紹介
)(第五七四号) 三〇
大糸線輸送力増強
に関する
請願
(
下平正一
君
紹介
)(第七五〇号) 三一
中央線輸送力
の
緊急増強
に関する
請願
(下
平正一
君
紹介
)(第七五一号) 三二
日南鉄道
の宮崎駅乗入れに関する
請願
(伊
東岩男
君
紹介
)(第七五二号) 三三
魚沼線延長
に関する
請願
(
田中角榮
君紹 介)(第七五三号) 三四
鹿児島本線
及び
日豊本線
の
輸送力強化
に関 する
請願
(
池田清志
君
紹介
)(第八三九 号) 三五
上越線高崎
、
渋川
駅間の
複線化
に関する請 願(
福田赳夫
君
紹介
)(第八四〇号) 三六
千歳空港整備
に関する
請願
(
正木清
君紹 介)(第八四一号) 三七
上越線高崎
、
渋川
駅間の
複線化
に関する請 願(
茜ケ久保重光
君
紹介
)(第一〇八九 号) 三八 同(
五十嵐吉藏
君
紹介
)(第一二八六号) 三九
日田線輸送力増強
に関する
請願
(
池田禎治
君
紹介
)(第一〇九〇号) 四〇
中学生
の
鉄道運賃割引
に関する
請願
(
加藤
鐐五郎君
紹介
)(第一〇九一号) 四一
名古屋鉄道監理局管内
の第一種
踏切存置
に 関する
請願
(楯兼次郎君
紹介
)(第一〇九 二号) 四二
王子
駅
拡張改築
に関する
請願
(
濱野清吾
君
紹介
)(第一〇九三号) 四三
小本線延長
に関する
請願
(
山本猛夫
君紹 介)(第一〇九四号) 四四 板橋、
下屋敷間国鉄バス路線新設
に関する
請願
(
山本猛夫
君
紹介
)(第一〇九五号) 四五 伊勢市、長島町間に
鉄道敷設
の
請願
(
濱地
文平君外三名
紹介
)(第一二八七号) 四六
三陸沿岸縦貫鉄道未成線
及び
予定線敷設促
進に関する
請願
(
山本猛夫
君
紹介
)(第一 二八八号)
—————————————
山本友一
1
○
山本
小
委員長
ただいまより
運輸委員会請願小委員会
を開会いたします。
運輸委員会
に付託されました
請願
は四十六件であります。これより
請願
の
審査
をいたしますが、
紹介議員
がお見えになっておられますものは、その
紹介説明
を聴取いたし、その他のものは、
所管当局
より順次その
説明
及び
意見
を聴取いたします。なお
請願番号
につきましては、
説明
の都合上
日程番号
でやっていただくことにいたします。
審査
の順序につきましては、小
委員長
に御一任を願います。それでは
紹介議員
の
説明
を求めます。
濱野
君。
濱野清吾
2
○
濱野
小
委員
私が
紹介
をしましたのは、
東北本線
の
王子
駅
拡張改築
に関する件でございます。御
承知
の
通り王子
駅は、毎日十万
余人
の
乗降客
を持っております。ところがこの
王子
駅の現在の所在地は、
東京
第一
環状線
に位置し、その
東京
第一
環状線
のすぐ上を
東北本線
が
ガード
をもって横切っておるわけでございます。
東京
第一
環状線
に位置していると申しますようなものの、その位置は偶然にも
東北本線
の
ガード下
に作られているわけでございます。ですからその駅は、
東京都内
のほかの駅とは違いまして、
人道
というものはほとんどございません。わずか一メートル半くらいでございます。
ガード下
の駅で、しかも
東京
第一
環状線
の道に一メートル半隔てて、沿って建設されておる。ところがその第一
環状線
には
都電
が通っている。
トロリー
が通っているわけであります。それから
民間側
の
バス
が通っているわけであります。そうしてその
環状線
の上野から
大宮
に向って右側にはやはり
東京都電
、
赤羽終点
の
都電
がそこへ交差しているわけであります。でありますから、毎日乗降する
お客
が
政札口
に飛び込むためには、どうしても第一
環状線
の
電車
と、それからそこで結ばれるところの
赤羽行
、三
河島行
の
都電
、その他
トロリー
、
バス
、
トラック等
の間隙を縫って飛び込むよりほか
方法
がないわけであります。でありますから、今日の
交通量
から
考え
ますと、十万
余人
の
お客
は毎日毎日常に危険にさらされて、現に今日までに
相当数
の
死傷者
を、その
ガード下
で見る
状態
になっておるわけでございます。これは前副
総裁
の
天坊
君も再再現認してるところでございますし、大きな問題になっているわけであります。これはどうしてもあの駅を
北方大宮寄り
の方に移転して、そうして今までの
支障
を取り除かなければ、十万
余人
の
生命
が危ない、こういうところでございますから、これが大きな
理由
の
一つ
であります。 第二の
理由
は、将来あの
京浜線
、現在もそうでありますけれ
ども
、
輸送量
がだんだん増大すれば、あの
ホーム
の
拡張
は当然
大宮寄り
の方に持っていかなければ、
王子
駅の
拡張
はできないであろう。
車両
の増車、
増結
の場合は、
ホーム
の長さはとても
列車
の長さに及ばない。
輸送
の
合理化
からいっても、円滑からいっても、どうしてもつけなければならぬ個所でありますから、第二の
理由
としてお取り上げを願い、善処をされたい。 第三の
理由
は、たまたま
王子
駅の前は
区画整理
を今やっておる。その
区画整理
はほぼ
完成
に近い
状態
になっております。そうしてその
区画整理
の
駅前
には大きな
広場
ができておる。
音無
川という
一つ
の大きな川がございます。これは厄介なしろものでありますが、
音無
川を越えれば大きな
広場
があるわけであります。ですから今までの
王子
駅は
広場
もなく、
人道
に沿うて直ちに出改札のところに飛び込むようなところにございまして、
東京都内
にある駅としては珍しい駅であって、しかもきわめて危険な駅でございます。この
駅前広場
というのを作る構想で施工していただくならば、今が一等いいチャンスであると
考え
ているわけであります。この駅は
天坊
副
総裁時代
に再々問題になっておりますが、その当時もやるとかやらぬとかというお話もございました。しかしその後に及んで東鉄の局長なり
本社
のそれぞれの
方々
のやらずばなるまいという御
意見
は拝聴しておりますが、具体的なものはまだできてないようであります。とにかく魔の
踏み切り
といわれる
王子
駅は、このまま放置しておくわけにはとうていいかない。ことに十万以上も毎日々々危険にさらされているのですし、
かたがた京浜線
はだんだん
乗降客
が多くなってきて、
車両
の
増結
も必至であります。先ほど申しました
通り
、やるならば今が一等経済的に
工事
ができるであろう。すなわち
区画整理
がほぼ
完成
に近くなっておるから、早急に手配してもらいたい。こういう
趣旨
でこの
請願
が出たわけでございますから、どうぞ
当局
におかれましてもその点御賢察の上、
措置
を願いたいと思います。
山本友一
3
○
山本
小
委員長
次に政府の
意見
を聴取いたします。
田中倫治
4
○
田中説明員
ただいまの件は
先生
のおっしゃる
通り
でございまして、相当問題になっているところでございます。
王子
駅の
拡張改良
につきましては目下
計画
中でありまして、これは
東北本線
の
線増
あるいは
都市計画
ともからみ合せまして、将来
手漏れ
のないようにということで
研究
を続けておるのでございますが、できるだけ早く着工するように努力いたしたいと思います。
濱野清吾
5
○
濱野
小
委員
ついでに
当局
にもう
一つ
お願いいたしたいのであります。これは
昭和
二十七、八年
時代
から第一
環状
の
交通量
が多くなって、なまなましいむごい
交通事故
が再三起きておるものですから、
天坊
副
総裁時代
からの懸案でございます。さらにまた最近
東京鉄道局
からあれはぜひやりたいという公文書も、実は
北区役所
の区長まで届いております。ですから、
質疑応答
ではなしに、
一つ
真剣にこの問題を取り上げてもらいたい。特にお願いしておきますことは、
国鉄
の幹部にもお願いしておきますが、過般の
運賃値上げ
におきましても、
東京都民
、
大阪府民
の
方々
は膨大な
犠牲
を実は払っておるわけであります。今さら
営業計数
を私がここで申し上げる必要はないのでありますが、
東京近傍
、
大阪近傍
や大都市の方方の
運賃
の
犠牲
というものは、過般の
運賃
の
値上げ
によって実に膨大な額に達しております。しかるに
国鉄
の
公益性
という立場から、
収益
を上げたものはすべて
地方
に持っていかれる。
営業計数
の実にいくじのない
赤字路線
に多くは持っていかれるという不平を私
ども
は持っておるわけであります。過般も
東京
都選出の
代議士
と、
大阪
の二、三の
方々
が集まりまして、こういう不公平な
やり方
は困るじゃないか、
国鉄
が
交通機関
として
公益性
の大なるものであることはだれも了承している、しかしそれが極端になって、取り上げるところからはむやみに取り上げておいて、しかもその取り上げた金で恩恵に浴するのは
地方
ばかりというような
やり方
であっては、これは公平を失することであるから、この点は本省の
方々
も
国鉄
の
本社
の方も十分に
考え
てもらわなければならぬ。しかも毎日
乗降客
に危険を感ぜしめるだけならいいが、現に危険で人が殺され、人が傷ついているようなところで、しかも
広場
どころか、第一
環状線
の
ガード下
の
境界線
に
直立不動
で立っている易者などを、そのままに放置しておくのではかわいそうではないか、不公平ばかりじゃない、殺人の場所を作っているようなものだという議論が、過般も
東京代議士会
でも出たわけなのであります。この問題は
東京
、
大阪
というような大
都会
と
地方
との問題になりますから、あまり論議を進めたくないと思いますが、私
ども都会地出身
の
東京
、
大阪
、
名古屋
、京都、福岡、これらの
代議士
はみんなそういう
感じ
を持っている。
営業計数
の大きいところは、幾分でもそれらしいにおいのあるような施策をやってもらわなければ困るではないか。取り上げるところはいつも
生命
に危険を
感じ
、
運賃
を払って、その
運賃
の
収益
は
営業計数
の赤のところにばかり支出されるのでは、ひど過ぎるという
感じ
を持っているのでありますが、
本社
の方の財政のやりくりもありましょうけれ
ども
、ぜひ
一つ
来年度の予算に組んでいただきたいということを特に私からお願いいたします。
—————————————
山本友一
6
○
山本
小
委員長
下平
君。
下平正一
7
○
下平正一
君 私は三〇番と三一番でありますが、特に
大糸線
の
延長
につきましては大
へん国鉄
その他の御
尽力
によりまして今年
開通
をいたしましたことは、地元民として非常に
感謝
をいたしておるわけであります。当初
予定
をされましたたとえば木材あるいは
燐鉱石
等々の
出荷状況
が、予想以上にふえて参りました。先日も私現地をずっと
糸魚川
まで一日間かけて情勢を視察に行って参りましたが、
滞貨
が非常にものすごいものであります。今日の
運行回数
は三
往復半
、しかも
旅客列車
と
貨物
の混合でありますので、普通でありますれば三時間くらいで到着をする
大町—糸魚川
間が四時間何ぼ、はなはだしい
列車
は一駅で停車時間が四十分というようなダイヤの仕組みになっておりますので、せっかく
開通
していただいたことは
感謝
をいたしますが、その
利用状況
というものは非常に落ちております。
資源
とかあるいは
利用度
が少い場合なら別でありますが、
滞貨
の山をなしているような
状態
でありますので、もう一段の
輸送力
の
増強
について御
尽力
をいただきたいというのが
請願
の
趣旨
であります。 三一番の
中央線輸送力
を
緊急増強
に関する
請願
は、御
承知
のように
中央線
は隧道が多いということと、もう
一つ
はいわゆる駅の
停車場設備
が
有効長
が短かいという
関係
で、非常に
輸送力
の制限を受けております。特にいわゆる
中央西線塩尻名古屋
、こういう経路になりますと非常に
輸送力
が落ちているのが現状であります。御
承知
のように
長野
県の
産物
は
県内消費
はほとんどできませんので、主として今日では
関西市場
の方へ向いているというような実状でありますが、米の早場米の
出荷期
と、
長野
県の
産物
である野菜、リンゴ、ブドウ、こういうような
産物等
が競合をいたしますので、いつでもこの
中央線輸送力
不足のために、特に
農業関係
の
輸送
に
支障
を来たしているような実情でありますので、何とかこれに、
電化
の
計画
にも一応入っておりますが、
電化完成
までの
手段
としても
有効長
の
延伸
ないしは
機関車
の、列駅
回数
の増加、特に
急行貨物列車
、あるいは
東線
の方におきましては、松本までに
急行
を入れるというような
輸送力増強
をぜひお願いをいたしたい、こういうのが
請願
の
趣旨
であります。 それからもう
一つ
、四一番でありますが、これは楯君が来ておりませんのでかわりにお願いしたいと思いますが、
国鉄
の
定員
の
関係
になると思いますが、今回
国鉄
で
輸送力
の
増強
と
列車
の増発のために
相当数
の
人間
が必要だというところで、この
人間
の
生み出し
のためにいろいろな
手段
が講ぜられているようでありますが、この
請願
に現われて参りましたように、
名古屋鉄道監理局
の
管内
で十カ所の
踏み切り
を
無人踏み切り
にする、そうして三十人の要員の捻出を行うというような方針をきめたようでありますが、そのために
東海道線
あるいは
中央線
等々の
踏み切り
が十カ所だけ第一種から
三種
ないしは四種、こういうふうに
無人
ないしは
警報機
、こういう形になるような御
計画
があるようでありますが、内容を調べてみますと、特に多いのは
名古屋
市の
東海道踏み切り
、これは一日の
交通量
が十二万九千二百十九人、これは
換算人員
でありますが、こういうような
踏み切り
、これも
三種
に変えるというような
方向
らしいのでありますが、あるいは
三種
がいいといたしましても、一日の
通行人員
七千六百二十九人の大根の
踏み切り等
は一種から四種、いわゆる今まで
警手
がいたのが全然
警手
も
警報機
も何もつけない、いわゆる
無人踏み切り
、こういう
計画
があるように聞いておりますが、最近の
輸送力増強
によって
列車
の
回数
も相当ふえておりますし、こういう
踏み切り
の
無人化
というようなことは、単に
国鉄
というだけの観点から言うのではなくて、そこを通行する、あるいはそこを利用する
関係住民
の
安全度
といいますか、そういう点も十分お
考え
をいただいて処置をされていただかなくてはならぬではないかと思うのですが、わずか三十人くらいの
人間
の
生み出し
のために、こういう危険な
踏み切り
の
安全度
を低下するというような
方法
というものはぜひ御一考願って、多少の
定員関係
の
措置
をして、従来の
踏み切り
はやはり一万あるいは二万、五万というような
交通量
のある
踏み切り
については、
人間
を配置していただくというような
方向
にぜひ持っていっていただきたい。こういうのが
請願
の
趣旨
であります。いずれこれらについては御
説明
を
一つ
お願いいたしたいと思うわけであります。
小川吉男
8
○
小川説明員
最初の
大糸線
の問題でありますが、
大糸線
は八月十五日に
開通
いたしまして日なお浅いのですが、なお調査する必要があります。
旅客
につきましても、大体
大町—糸魚川
間は百パーセントの
輸送
をしております。
貨物
におきましても
繁忙期
でありますので相当混雑しております。それで
輸送力
の
増強
、
サービス向上等
につきましては、早急に検討の上善処いたしたいと
考え
ております。
田中倫治
9
○
田中説明員
中央線
の
輸送
の
増強
につきましては、
電化
と
複線化
とがございますが、両方とも
国鉄
の
長期計画
の中には、
電化
につきましては第二期の方に、それから
増設
につきましては第一期の方に韮崎までの
部分線路
でありますが
計画
がございます。現に相模湖までの
工事
は着工しておるという
状況
であります。途中の
操車能力
その他については十分
研究
いたしまして、
電化
あるいは
線路増設
のできるまでの
過渡的措置
としての
研究
をしたいと思います。なお
ディーゼル機関車
につきましては、今年度中には大体入れるような
計画
になっておる模様でありまして、これも初めは両数は少のうございますが、だんだん
動車
ができてくるに従いまして、
電化
までの
過渡的措置
として逐次
増強
していきたいという
計画
でございます。この点御了承いただきたいと思います。 それから
名古屋管内
の
踏み切り
につきましては、まことに申しわけありませんが、
保安課長
がちょっとおくれて参りますので、あとの方にしていただきたいと思います。
—————————————
山本友一
10
○
山本
小
委員長
続いて
小川業務課長
より、
請願
の
日程
の順を追って簡潔に要領を承わりたいと思います。
小川吉男
11
○
小川説明員
請願
の
番号
、一、七、一二の
大糸線輸送力
の
増強
に関する
請願
は、ただいま
下平先生
への
説明
で控えさせていただきます。 次に
利府
駅の
貨物取扱い復活
に関する
請願
、これは
請願
の
趣旨
によりますと、
貨物
は扱っていないが、年間三千四百トンほどの
貨物
があるので、
車扱い貨物
の
復活
をされたいというのであります。これは三十一年七月九日
輸送力増強
のために
車扱い貨物
を中止したのであります。当時発送は七百七十三トン、一日にニトンほどでありまして、五、六日で約一
車程度
しか
車扱い貨物
は出ない、こういったところでございます。なお現在では
小口扱い
をやっております。今後この
車扱い
を
復活
するかいなかにつきましては、
山線
全体の
計画
もございます。また自
動車
との
関係
もございますから慎重に
研究
をしていきたい、かように存じております。 次は一八号の
中田
駅の
車扱い存続
に関する
請願
、これは
中田
駅で取り扱っていた
貨物
を長町駅で取り及うということであるが、これでは困るから存続されたいということでございますが、
中田
駅の
車扱い
を廃止するという
考え
はございません。 二四号は、
遊佐—吹浦
両駅間に
駅設置
の
請願
でありますが、これは
山形
県の
遊佐
駅と
吹浦
駅間に駅を作ってもらいたいということでございます。これは
駅間距離
は七キロメートルございまして、その中間に置くのでございますので、地元の方には大変便利になるかと思うわけでございますが、何分にも
羽越線
という
輸送力
の詰っておるところでありますから、全体の
輸送力
に及ぼす影響は相当強いので、早急には御要望に沿いかねると思のでありますが、今後なお検討していきたい、かように
考え
ておる次第であります。 次は二八号の
東京—盛岡間貨車代行輸送反対
に関する
請願
、これは
東北線
の
秋葉原—盛岡
間で
国鉄
が
トラック
を用いまして、
小口貨物
を
輸送
するという
方法
を講じましたが、それについての
反対
の
請願
でございます。すでに十月一日から
運輸大臣
の認可を得まして実施いたしております。その際に
民間トラック業者
に悪影響を与えないような、いろいろと厳格な条件を付して実施しております。なおまた
請願
の
趣旨
としましては将来のことにも触れておりますが、
国有鉄道
といたしましてはこの
計画
は他線区にも移す
計画
はあるのでございますが、
民間トラック業者
との摩擦を極力少くして円満にやっていくよう、ただいま運輸省の指導のもとにいろいろと調整をはかっておる次第でございます。 次は三四号、
鹿児島本線
及び
日豊本線
の
輸送力強化
に関する
請願
、これは
鹿児島本線
、
日豊線
に
ディーゼル機関車
並びに
客車
をふやしてくれということ、それから
特急
あさ
かぜ
に連絡する
急行列車
を設けてもらいたい、それから
急行きりしま
の
寝台車
を
鹿児島
から連結する車を
復活
してもらいたい、こういうことでございます。第一点につきましては早急に
ディーゼル機関車
を投入することが困難でございますが、
動力近代化
五カ年
計画
で
急行
、準急及びその他の一部の
列車
の
ディーゼル機関車
を
考え
てはおります。それから
客車
の
増結
につきましては、特に混雑している
列車
で、
現員定数
に余力のある限りにおきましては現在でもときどき実施しております。次に
特急
あさ
かぜ
の
接続列車
につきましては、十月一日の
時刻改正
で桜島を博多で接続させるようにいたしております。次に
きりしま
の
寝台車
を
鹿児島
まで
延長
してつけてくれ、この点につきましては三等
寝台車
の新造を待ちまして逐次実施していきたい、かように
考え
ている次第でございます。 次は三九号、
日田線輸送力増強
に関する
請願
、
日田線
の沿線には豊富な
資源
があるので
輸送力
を
増強
してもらいたいということでございます。
輸送力全般
の問題につきましては、これは
国鉄
の基本的な
計画
でございまして、
日田線
につきましても十分検討いたしておるのでございます。
信号所
、
行き違い設備
、
貨車留置線
の
新設
あるいは
有効長延伸
あるいはまた橋梁その他の
線路改良等
、今後
具体的計画
に基きまして努力していきたい、かように
考え
ておる次第でございます。 次は四〇号、
中学生
の
鉄道運賃割引
に関する
請願
、これは現在の
中学生
が小学生と同じように義務教育であるにもかかわらず、おとなの
運賃
を取られておるのは工合が悪い、義務教育という観点に立って通学費と団体発行の割引を小学生並みにしてもらいたい、かような
請願
でありますが、
国鉄
が現在
旅客
運賃
について小児扱いとしておりますのは六歳以上十二歳未満の者でございます。これは義務教育とは直接関連を持たしておるのではございません。大体外国の例にいたしましても、十歳未満というところもだいぶ多いようでございます。直ちに運輸省といたしましてもこれを実施したいとは思っておりません。なお
国鉄
の通学定期、
旅客
運賃
についてみますと、七割六分から九割二分まで高率な割引を実施しております。また団体割引にいたしましても、学生として五割の割引をいたしておりますので、さらに半額という点につきましては、なお今後とも
研究
はいたしますけれ
ども
困難と
考え
る次第でございます。 次が四四号、板橋、下屋敷間
国鉄
、
バス
の路線
新設
に関する
請願
、この件につきましては、本年十月二十四日運輸審議会で軽微事項に認定されましたので、目下許可の決裁の途中にある次第でございます。
山本友一
12
○
山本
小
委員長
山口丈太郎
君より小
委員外
の発言を求められておりますので、これを許します。
山口丈太郎
君。
山口丈太郎
13
○
山口丈太郎
君 ちょっと今の
説明
について質問をいたします。四〇号の
中学生
の
鉄道運賃割引
に関する
請願
、これは極端にいえばみんなただで運んでもらったら一番いいのですけれ
ども
、そうはいかないので、近年これに限らず、鉄道
運賃
にしてもいずれのものにしても、たとえば十円のものを八円にしてやるといえば全部が賛成ですけれ
ども
、これを十一円にするというとみな
反対
します。けれ
ども
果してそれが正当なものかどうか、言いかえますとその八円というものが、いわゆる社会公共性を守るに適当な価格であるかどうかということになりますと、だれもそれについては責任を持とうと言わない。こういうことでは私は公共性を守って鉄道の正常な運営をなすことはできないと思います。そういう意味からいたしますと、なるほど
中学生
は今言われるように義務教育であります。しかし義務教育ということと年令によって
運賃
を設定しているということとは、全然
関係
のないものです。従ってこういうものは私はむしろ
請願
を採択すべきでないという
意見
を持つのですけれ
ども
、
当局
の
考え
はどうですか。
小川吉男
14
○
小川説明員
請願
を採択すべきでないかどうかは皆さんの方で
考え
ていただくべきことなので……。
山口丈太郎
15
○
山口丈太郎
君 誤解があるようですけれ
ども
、私は採択すべきでない、軽率にこういうものを採択しても責任が持てないという意味なのです。もしこれを採択して
当局
が実施するというだけの責任を持ち得るかどうかという意味なのです。
小川吉男
16
○
小川説明員
現在においては困難であると
考え
ております。
濱野清吾
17
○
濱野
小
委員
請願
の問題を審議する場合、困難であるとかいう言葉をお使いになるのだが、私はこの
委員
会に関する限りそういうことをおっしゃらなくてもいいと思う。非常に困難だということはやりたくないというのか、どういうわけでやりたくないというのか。あなたは勇敢に今同僚の山口君に対する答弁には、これはあなた方がきめるのだというようなことをおっしゃったが、それほどあなたがロジックに注意した言論をおっしゃるならば、一体困難だというのはどういうことなのだ。それを
説明
してもらおう。
小川吉男
18
○
小川説明員
まず形式的に申しますと営業法に書いてございます。法律改正が行われないと工合悪いということでございます。また法律の問題を抜きにいたしましても、十二歳という点を動かす根拠が、義務教育だけにこじつけてやるという点も、どうも工合が悪いのではなかろうかと思いますし、また十二歳をもって子供とおとなの一応の
運賃
料金の境目にしておるというのが、日本における社会通念といえるのじゃないかと思います。これは鉄道の
運賃
だけにとどまらず、そういった
感じ
でございまして、相なるべくは動かしたくない、こういう
考え
でございます。
濱野清吾
19
○
濱野
小
委員
大体わかりましたが、法律は改正すればいいのですね。その改正することが困難だ、原因は社会通念だとおっしゃるのですか。結局法律は改正すればいいのじゃないですか。改正すればいいのだけれ
ども
、あなたのおっしゃるような社会通念で十二才云々なんというものはどうも動かすべきじゃない、そういう
考え
で、それは困難だという問題が出たわけですね。
小川吉男
20
○
小川説明員
これが実施いたされますと、
国鉄
の収入あるいは
私鉄
の収入等におそらく十億はこえる影響を来たすのではないか、こういうふうに
考え
ます。そういった点もございます。
濱野清吾
21
○
濱野
小
委員
そういうふうにはっきり言ってくれれば——要するにそろばん勘定、法律上、それからあなた方の専門的に
研究
している法律的な概念から見て、これは立法
措置
をとるべきではない、こういう
意見
をあなたがおっしゃって下されば、われわれもそれを参考にします。この場合、われわれはわれわれできめて、あなたは何か知らぬけれ
ども
、議会のことは議会であなた方がきめるのだと言っぱなしで、自分の方の答弁は、それは非常に困難でございますでは、不親切ではないですか。昔の官僚はよくやったのですが、今の官僚がそういうことを言われのでは困る当
委員
会は家族的に運営をしているのだから、そういうことはざっくばらんに言っていただかなければ、あなたが将来偉くなったときに困りますよ。 今謀長が
説明
されたうちで二八号の
東北本線
の問題は、今イエスもノーともきめても仕方がないから保留にしておきましょう。それからいま
一つ
今
小川
さんがお答えになった
中学生
の問題、これはまさか同僚の立場で否決するわけにいかぬから保留、あとは全部賛成ということにして御決定を願いたい。
山本友一
22
○
山本
小
委員長
正木
先生
、千歳空港の
請願
の
趣旨
、いかがですか。
正木清
23
○
正木清
君
一つ
よろしく頼みます。
山口丈太郎
24
○
山口丈太郎
君 第一一号についてお尋ねしますこれは
私鉄
、
バス等
の
通学定期券割引率適正化
に関する
請願
ですが、これの
趣旨
は
国鉄
バス
と
私鉄
バス
の定期券の割引率のアンバランスを適正化しようというのではないかと思うのですが、これは自
動車
局長が見えていはいと工合が悪いのですが、おもに
私鉄
のことですが、
国鉄
にお伺いします。仙鉄
バス
と
国鉄
バス
の競合しておるような路線で、
バス
運賃
の協定はどういう工合にしておられるのか、その点をお聞きしたいと思うのです。
小川吉男
25
○
小川説明員
一般的に申しまして、定期の割引率その他につきましては、
国鉄
は全国的な率から割引率を出しております。それから
私鉄
は私
バス
の方でその会社の経営上からいろいろな割引率を出しております。でございますけれ
ども
、そうしますとその地元で競争が激しくなるわけでありますから、その間円満に調整するように行政指導上、逐次近づけた率にするようにいたしております。
山本友一
26
○
山本
小
委員長
以上で各
請願
の
紹介
者及び
当局
の
意見
を聴取しました。 これより各
請願
を採決いたします。本日の
請願
日程
第一ないし第二七、第二九ないし第三九、第四一ないし第四六、以上の
請願
は採択の上、内閣に送付すべきものとし、残余の
請願
についてはなお
研究
をいたすこととして、これを
委員
会に報告いたしますに御異議はございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
山本友一
27
○
山本
小
委員長
それではさよう決定いたしました。 本日はこれにて散会いたします。 午前十一時二十六分散会