○内村清次君 労働大臣は、
委員会を侮辱しておる。しかも、あなたは詭弁ばっかり出しておるんだ。というのは、八日の
委員会で、私は閣僚懇談会の
内容についてあなたに質問したはずです。ところが、その際に、各大臣から報告を聞いただけだと、こう言った。きょうは、
岡田君の質問に対して、報告を聞いて、そうして所管の大臣にそれぞれ処置をしなさい、こういうことを言ったと言っておる。具体的
数字は知らないと言っておる。ところが、私たちは、
岸総理の
答弁もどうも詭弁だ、言っておるのは、まず
総理は、慎重にこの
処分問題は今
考えておりますということ一点張りだった、これまで、八日までは。そのうち、閣僚懇談会を開いて、
委員会もストップして開いておる。だからして、私は、この
内容は重要であるから、その具体的な
内容をここで報告しなさい、こう言った。ところが、先ほどの
通りでしょう。ところがその際にですよ、その際に、わが党の
池田君、衆議院の
池田君が来た。あなたどうする、ちゃんと、そのときそこで
発表すると言った、きょう
発表すると。しかも、その際に手を握っておる。その握り方というのは、二十五名やるということでちゃんと手を握っているじゃありませんか。(「博労みたいだ」と呼ぶ者あり)そういうようなことをして、それで
国鉄総裁は、口には、各労組の
委員長を初め、該当者は、総裁とすなわち面会をしたい、こうやった。総裁から労働組合の方に通知をいたしておる。こういう
事態で、私たちは、慎重にすなわち
処分問題に対しては
考えておる、その慎重というものは、この予算にかかっておるところの不完全実施の問題、こういう
裁定の問題を含めて、そうしてこの結果においてどうのこうのというような慎重の
態度がとにかくこの
事態は大きな問題にからまってくるから、そういうような問題も含めて慎重に
考えておると言いながら、もうその日の
委員会の陰では直ちにやろうとしておる。どうですか、その点は。こうやって詭弁々々で、裏を返して、自分たちのほんとうの反動
政府のこの性根を出しておるじゃないですか。この点は労働大臣どうですか。確かにあなたは具体的なあれの問題まで
検討して、しかも中村君の質問の際にも、運輸大臣は退席していっているじゃないですか、そういう
事態を明らかにしなさい。