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赤松常子君 簡単なことですけれ
ども、最近
飼い犬が子供たちに非常に危害を加える、そういう問題がひんぴんと起きましたので、きょう取り上げられたと思うわけでございますが、ほんとうに私は犬こそ迷惑だと思います。私も犬が好きでございますが、
飼い主のこれは非常に
責任だと思うのでございますから、さっそくこういう抜け道のないような
法令をお作りいただきたいと思うわけでございます。で、問題は、
飼い主もそろでございますけれ
ども、もっとこれが行き過ぎますと、何かもう犬さえ見ればこわがるというような、犬
——動物と人間とが非常に何か対立して、けんかでもすぐおっ始めるという
関係も、これは社会的不幸だと思うのでございまして、どうぞもっと、特に子供たちにこういう勅物をとわがらせないような、そういう
指導というものが非常に大事だと思うのでございます。よく見受けますことは、子供たちが
野犬の子とか、ネコの子だとか、こういうのを妙にいじめて、そして残虐な遊びをいたしておりますがそういうふうなこともぜひ含めて、子供の教育を
中心に、動物と人間がほんとうに仲よくしていけるような、そういう環境を作っていくということに、もっと積極的に
考えていただくことがいいんじゃないかと思います。それで、私は子犬が生まれたら、これを川に捨てたり池に捨てたりしましてね、非常にかわいそうなんでございますから、そういう点をどうぞお
考え下さいまして、買い上げるとか、あるいは保健所に持っていくとかするような
指導も含めて
考えていただきたいと、こう思うわけでございます。私の申し上げるのは、あんまり犬をこわがらせるようなことになるから、犬が逆にかみつくわけですから、どうぞ、そういうもっと積極的に動物と人間がほんとうに仲よくしていけるような
指導が大事だと思います。これは教育も大事でございましょう、学校でもそういうことを教えていただかなければならぬと思いますけれ
ども、そういう
取締りの方でもあんまり
取締りということばかりに力をお入れにならないで、また人間の態度を責めることも、これは十分していただきたいと思うのでございますけれ
ども。動物そのものをもっと愛していただくような、そういうことも
考えていただきたいと思います。
それからもう
一つ、犬ばかりではなくて、ネコも、よく赤ん坊がネコにかみ殺されるということを
地方でよく聞くわけでございます。こういうネコということになると、これまた
範囲が広くなりますけれ
ども、こういうふうなこともございますので、犬及びネコ、人間生活の身近かな動物をひっくるめてそれを積極的に愛していくようなことも一面考慮して、
取締りの
法令をお作り下さいますようにお願い申し上げておきます。