運営者 Bitlet 姉妹サービス
使い方 FAQ このサイトについて | login

1957-03-15 第26回国会 参議院 議院運営委員会 第22号 公式Web版

  1. 会議録情報

    昭和三十二年三月十五日(金曜日)    午前十時二十三分開会   —————————————  出席者は左の通り。    委員長     石原幹市郎君    理事            寺本 広作君            宮田 重文君            小酒井義男君            藤田  進君            上林 忠次君    委員            小幡 治和君            佐藤清一郎君            佐野  廣君            田中 茂穂君            西田 信一君            横川 信夫君            坂本  昭君            柴谷  要君            椿  繁夫君            光村 甚助君         —————    議長      松野 鶴平君    副議長     寺尾  豊君         —————   政府委員    内閣官房長官 田中 榮一君   事務局側    事 務 総 長 芥川  治君    参     事    (事務次長)  河野 義克君    参     事    (委員部長)  宮坂 完孝君    参     事    (記録部長)  丹羽 寒月君    参     事    (警務部長)  佐藤 忠雄君    参     事    (庶務部長)  渡辺  猛君   法制局側    法 制 局 長 齋藤 朔郎君    ——————————   本日の会議に付した案件今期国会における内閣議案提出予  定に関する件    ——————————
  2. 石原幹市郎

    委員長石原幹市郎君) ただいまより議院運営委員会開会いたします。本日は、今期国会における内閣議案提出予定につきまして、その後若干の変更等があったようでありまするから、さらに田中官房長官からその後の様子を御説明願いたいと思います。
  3. 田中榮一

    政府委員田中榮一君) 現在、国会提出されておる法律案その他、それから今後提出されるべき見込みその他につきまして、私から概略御報告申し上げたいと思います。  今回、今国会提出予定されましたものは、さきに皆様のお手元に配付した資料では、法律案が百九十四件、条約案が十五件になっておったのであります。その後検討の結果、法律案は百七十四件、条約案は十五件になったのであります。法律案は、その後提出をすることを中止いたしました関係上非常に減ったのであります。このうち予算関係法律案は百七十四件のうちで七十件で、その他は予算に直接関係のない法案とみなしてさしつかえないと思います。本日現在で国会提出をすでにいたしました法律案は百四件でございます。条約案は七件ということになっております。そこでまだ提出されないいわゆる未提出法律案条約案は、お手元資料件名を掲げておりまするように、総件数法律案は七十件、条約案は八件となっております。うち予算関係法律案は二件となっておりまするが、この予算関係法律案の二件と申しますのは、一つ引揚者給付金等法案でございまして、いわゆる海外から引き揚げました者のそれに対する給付金法案でございまして、これはいろいろ給付内容等につきまして検討いたしておりまして、非常におくれて申しわけないのでありますが、これは今明日中に提出ができる運びになっております。  一つ自治庁関係でございますが、国有提供施設等所在市町村助成交付金法案、これは基地交付金と俗称されておりまするが、これにつきましては、いろいろ政府部内におきまして取扱い上の意見がまだ十分調整されていなかったような関係もございまして、この点につきましては、ぜひ成案を得るように努力をいたしておりますので、これも不日提案されるものと考えております。  それから予算関係外法律案条約案は、今後件数に増減があると思われますが、目下各省庁を督励いたしまして、特別の事情のるもののほかは、三月中に必ず閣議決定を了するように取運びをぜひしてもらいたいということで、しばしば連絡会議等をいたしまして、各省庁事務当局を督励いたしておるような次第でございます。きわめて概略でございますが、大体以上御報告申し上げた次第でございます。
  4. 藤田進

    藤田進君 どうもこの段階で聞くについては、少し煮つまっていないと思いますが、これは過去の案件件数等は、これは過去のことですから別格であろうと思いますが、今後の七十件ないし八件、ことに法律案の七十件というのは、各省庁別にこれを見ると、当該委員会ではもう出さないということを言っておったり、大体その腹だという程度の表現をしたりするものを入れてしまってある。しかもそれは今後において件数及び件名変更があり得る、出すか出さないかもあり得るということなんで、さっぱりそれではこの前の資料以外の何ものでもないのですが、ただ三月いっぱいに閣議を了して締め切って、あとは現内閣としては、本国会提出しない方針、原則だということだけが多少のめどがあるように思うのですね。それでもうこの段階になると、どの法案をいつごろ出す、それから出す、出さないが見通しがつかないというようなものは、これは整理してもらいたいと思うのです。党側としては、重要法案は本会議説明を求め、あるいはそれに伴って質疑を行うということも、今明日に整備してみたいというので、内閣提出案件に対する説明を求めておるわけでありますから、何かもう少したよりになる説明をいただきたいところなんです。それ以上出ませんか。
  5. 田中榮一

    政府委員田中榮一君) お手元に差し上げました件名調でございますが、これにつきましても、実は内部的には大体日取りを取りきめまして、どの法案は何日まで、どの法案は何日までというように、大体のまあ予定はしておるのでございます。今仰せのように、この法案の中でも、あるいは中止されるんじゃないかというような、われわれもさように考えておる法案も中に掲げられておりますので、この点につきましては、さらに何回か連絡会議を開きまして、できるなら、もう見通しのない、提案の非常におくれるようなもの、その他今国会でなくとも、次の国会において提案してもさしつかえないようなものは、さらに一つこれを落してもらいたいということを、もう一回重ねて関係省連絡をとりまして最終的な結論を得たいと、かように考えておるわけでございますが、今のお説は私どもも同様に考えておるわけでございます。
  6. 藤田進

    藤田進君 それがあなたの手元にあるとすれば、後刻、いつごろ出せるという……、従来は岸内閣石橋内閣以外では、ある程度、何月何日ごろというものは出してもらっていたし、可能だったわけなんです。それは一つ予定ですから、若干の繰り上げ、繰り下げはあり得ることもわれわれも承知しておりますから、ある程度一つその点を……。全く出す腹も何もないものを入れてある。ものによれば、それほど与野党で激突を予想されるようなものではないが、しかし影響が非常に広範だし、場合によれば継続審議にしても、休会中における現地調査等もした方がいいんじゃないか、開会中に現地調査をしに行くひまもないしという種類のものも、この中にはあるようです。しかし継続審議になるならば出さないし、上げてもらえれば出すというものもここにあるだろう、これらは整理してもらいたいです。
  7. 田中榮一

    政府委員田中榮一君) 今仰せの大体の予定日数というものは、私どもの方でもいつの閣議というところで一応内々きめておりますので、後ほどまた日にち等を入れました表をお手元に差し上げてもさしつかえないと思っております。これはあくまで予定でございますから、そのお含みで……。
  8. 藤田進

    藤田進君 それはいいです。それは何日も待って、一件ずつ、これが早かった、おそかったとか、厳格に言えばそれは問題ありましょうが、しかし一応のめどとして出されることについて、そう時間をやかましく言うわけじゃないんだけれども、あまりにもこのままではたよりない、それから出さないと、もう腹をきめているものは出さないとマークを打ってもらいたい。
  9. 田中榮一

    政府委員田中榮一君) 承知しました。
  10. 石原幹市郎

    委員長石原幹市郎君) 田中長官に申し上げますが、至急各省と連絡をとられて、一応早う整理して、でき次第一つ連絡願いたい。そのときあらためて説明を聞くことにいたします。
  11. 田中榮一

    政府委員田中榮一君) 承知いたしました。
  12. 石原幹市郎

    委員長石原幹市郎君) これにて暫時休憩いたします。    午前十時三十四分休憩    〔休憩開会に至らなかった〕