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上林山
分科員 材料の点その他から制約を受けておるということは一応われわれもわかるわけでございますけれども、たとえば例をセメントにとってみましても、セメントの増産量というものは、あなたが御
承知の
通り、年々増産の一途をたどっておるわけでございます。こういう点から
考えまして、よほど
計画というものを時代の趨勢に応じた
計画に変更してもらわなければ、先ほど
質問が出ておったようでございますが、
道路は一体どこを
改修したのか、どこを整備したのか、歩いてみてわからない。私ども
地方の一級
道路あるいは二級
国道を歩いたり自動車で通ったりしてみますが、これが一体国の
道路であろうかとも思うようなところが非面に多いのです。ただ大都市周辺の方面の
道路だけがやや完備しかけておる、こういうふうに見られるだけでありまして、私は先ほど御
答弁の
計画の
内容を聞いて実に悲観をしておるわけでございます。しかし
答弁の抽象的な言葉を承わりますと、先ほど私が指摘したように、大都市と大都市をつなぐ場合は
一級国道に
重点を置く、しかし、中小都市の場合を
考えて、二級
国道というものにも今まで以上に
一つ力を入れて整備
計画を立てたい、この熱意はわかるのですけれども、その裏づけとなる
予算なりその他の
計画なりはもう少し
一つ飛躍した御
計画を立ててもらわなければ、これは全国的な
道路網ということから
考えてみないと効果を上げる整備
計画ではない、こういうふうに私は
考えます。ただ
予算のセクショナリズムでわれわれがいろいろ申し上げておるわけではないのであって、そういう
意味で、私はこれは要望するわけでございますが、時間の
関係もあるようでございますから、
一つ極力要望いたしまして、この点はこの程度で終ります。
これは
計画局長でもけっこうだと思いますけれども、あなたと関連がある仕事でございますのでお尋ねいたしておきたいことは、市街地の舗装です。これは大都市、中小都市に限らず市街地の舗装のことでございますが、これが大都市にしても中小都市にしてもなかなか舗装ということが思うように至っておりません。
建設省の
所管である
一級国道、二級
国道にいたしましてもその
通り。ましてや、あなた方御指導になっておる府県道にいたしましても、市街地を通っておる場所だけを見ましても、なかなか
計画が進んでいない。せっかく都市によっては戦災復興と関連いたしまして新たな都市
計画を立てたが、
道路だけが広くなっていて、結局
道路のまん中は草がはえておる、あるいはほこりや塵芥が一ぱい立っている、こういうような状態で、ことに雨の降るときなどは、これが町のまん中にある
道路かというふうに疑われるところが多いのです。だから、私は、
建設省は幸いにしてことしは今までよりも
予算が多くとれた、これはけっこうなことでございます。この際に、こういうような方面にも効率的に
予算の活用をしていただくというような
意味で、この市街地の舗装
道路というものにもう少し
重点を置いてもらわぬと困ったものだと思います。これはもう年々歳々あらゆる機会にあらゆる方面の人々が
国会その他でも督励をしておる問題でありますけれども、進んでいない。これは
一つ建設大臣としてもお
考え願いたい問題であると私は
考えます。この点について御
答弁を願いたいと思います。