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1957-02-07 第26回国会 衆議院 法務委員会 第1号 公式Web版

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  1. 会議録情報

    昭和三十二年二月七日(木曜日)     午前十時五十六分開議  出席委員    委員長 三田村武夫君    理事 池田 清志君 理事 椎名  隆君    理事 福井 盛太君 理事 横井 太郎君    理事 菊地養之輔君       小林かなえ君    世耕 弘一君       高橋 禎一君    林   博君       松永  東君    横川 重次君       佐竹 晴記君    吉田 賢一君       志賀 義雄君  出席国務大臣         法 務 大 臣 中村 梅吉君  出席政府委員         法務政務次官  松平 勇雄君  委員外出席者         専  門  員 小木 貞一君     ――――――――――――― 一月三十一日  委員長高橋禎一辞任につき、その補欠として  三田村武夫君が議院において委員長に選任され  た。 同日  委員高瀬傳君及び宮澤胤勇辞任につき、その  補欠として長井源君及び牧野良三君が議長の指  名で委員に選任された。 二月二日  委員淺沼稻次郎君、勝間田清一君及び古屋貞雄  君辞任につき、その補欠として神近市子君、坂  本泰良君及び田中幾三郎君が議長指名委員  に選任された。 同月四日  委員牧野良三辞任につき、その補欠として馬  場元治君が議長指名委員に選任された。 同月六日  委員坂本泰良辞任につき、その補欠として西  村力弥君が議長指名委員に選任された。 同月七日  理事高瀬傳委員辞任につき、その補欠として  長井源君が理事に当選した。 同日  理事三田村武夫委員長就任につき、その補欠  として横井太郎君が理事に当選した。     ――――――――――――― 二月一日  保護司実費弁償金増額等に関する請願池田清  志君紹介)(第一二号)  印章法及び印章師法制定に関する請願小西寅  松君紹介)(第七八号)  同(岡良一紹介)(第七九号) 同月四日  私文書偽造行使等の不起訴処分に関する請願(  古屋貞雄紹介)(第一六九号) 同月五日  戦犯釈放に関する請願砂田重政紹介)(第  二三四号) の審査を本委員会に付託された。 同月二日  岡山地方法務局高梁支局庁舎新築に関する陳情  書(第八号) を本委員会に参考送付された。     ――――――――――――― 本日の会議に付した案件  理事の互選  国政調査承認要求に関する件     ―――――――――――――
  2. 三田村委員長(三田村武夫)

    三田委員長 これより法務委員会を開会いたします。  この際一言あいさつ申し上げます。このたび、はからずも不肖私が本委員会委員長の職を汚すことになりました。まことに光栄に存じますとともに、その任の重きを痛感しておる次第でございます。果して未熟な私が十分に職責を果し得るやいなや、心配をいたしておる次第でございますが、幸いにして委員各位におかれましてはいずれも練達堪能方々ばかりでありますので、御理解と御協力を賜わり、この責めを果さしていただきたいと存じます。どうぞよろしくお願いいたします。(拍手)  ただいま前委員長高橋禎二君より発言を求められておりますので、これを許します。高橋禎一君。
  3. 高橋(禎)委員(高橋禎一)

    高橋(禎)委員 私は第二十三回国会から本国会まで約一年余りにわたりまして衆議院法務委員長を勤めたわけでございます。御存じのように、きわめて未熟な、そして政治的な素質の非常に乏しい私でございまして、当初委員会の運営について果してその職責が全うできるかどうか非常に心配をいたしておったわけでございますが、幸いに委員各位並びに政府その他関係者の非常に御好意のある御協力、御支援をいただきまして、その間御存じのようないろいろ重要な法案並びにむずかしい国政調査等に当ったにもかかわらず、非常に民主的、能率的に委員会が進み、その実績をあげることができまして、他の委員会方々からも法務委員会は非常に成績をあげたと言われるような御批評もひそかに漏れ承わったような次第であります。これは全く身に余る光栄でございまして、皆さん方の御協力のたまものであると存じております。このたび新しい三田委員長と交代をいたしまして辞任をいたしたわけでございますが、今後やはり当法務委員会におきまして皆さん方腱尾に付して日本法務関係仕事協力をいたして参りたいと考えております。委員長時代皆さん方の御支援、御厚宜に対しまして深く感謝しますと同時に、今後も何とぞ御鞭撻賜わりまして、ともども日本国政に関して邁進できまするよう切にお願いを申しあげる次第でございます。  一言あいさつを申し上げます。(拍手
  4. 三田村委員長(三田村武夫)

    三田委員長 以上で高橋君のごあいさつは終りました。ただいま中村法務大臣より発言を求られております。これを許します。中村法務大臣
  5. 中村国務大臣(中村梅吉)

    中村国務大臣 中村でございます。旧臘石橋内閣の組閣に当りまして、はからずもきわめて微力短才不肖私が法務大臣の職を汚すことになりました。この重責を果すことについてまことにじくじたるものがあります。どうか一つ法務委員各位の御指導、御鞭撻を賜わりまして大過なくその職責を果したい、かように考えておりますので、よろしくお願いいたします。  法務行政は、御存じの通り、月々年々に目先の変る行政と違いまして、きわめてじみな行政でございます。私といたしましては、前牧野法務大臣のやって参られた法務行政についておおむねその方針を踏襲して進めて参りたい、かように考えております。  ただ、特に私ども考えますのに、きわめて乏しい経費の中で行うのでありますが、法務行政のうちで保護、更生に倒することは、矯正行政と並行してきわのて重要であると思います。できるだけこの改善をはかりまして、法務行政の目的を十分に果し得るようにいたしたいと思います。  なお、検察の事柄は終始公正適切を糊する必要がありますので、その公正適切の保持について万全を期したい、かように考えております。  また、国会委員会等におきましては、人権擁護の点についてしばしば心な御意見がございますようで、人権擁護については特に力を入れて参りたい、かように考えます。  なお、法務省所管としましては、基本法典の改正の問題が、民法にいたしましても、刑法にいたしましても、あるいは刑事訴訟法にいたしましても、改善をすべき点があるというのが一般の世論のようでございます。また私どももさように考えておりますが、前牧野大臣の当時法務省顧問室というものができまして、民法刑法刑事法規等のそれぞれの権威者がその顧問に嘱託されておりますので、この顧問室と相ともに力を合せて基本法典改善についても大いに努力をして参りたい、かように考えます。  その他いろいろ思い浮ぶ点はございますが、いずれ委員会の御論議と並行をいたしまして適当な機会に私ども意見を申し上げ、また実情を御説明申し上げまして、皆さんの御審議をわずらわしたい、かように存じます。  ここに、簡単でございますが、就任に当りまして、今後よろしく御指導、御鞭撻を賜わりたいと存じまして、ごあいさつを申し上げます。(拍手
  6. 三田村委員長(三田村武夫)

    三田委員長 次に、松平政務次官より発言を求められておりますので、これを許します。松平政務次官
  7. 松平政府委員(松平勇雄)

    松平政府委員 このたび法務政務次官を拝命いたしました松平勇雄でございます。私は、法務関係仕事はこのたび初めて携わるのでございまして、全くのしろらとでございます。加うるに浅学非才、果してこの重任を果し得るか、危惧の念を抱くものでございますが、大臣のただいまの施政の方針に基きまして、微力のあらん限りを尽し、誠心誠意をもってこの任に当りたいと考えておるものでございます。  どうか委員皆様方におかれましては御指導、御鞭撻を賜わりまして、この任を全うし得るよう御援助賜わりますよら切にお願い申し上げまして、簡単でございますが、ごあいさつといたします。(拍手
  8. 三田村委員長(三田村武夫)

    三田委員長 中村務務大臣松平政務次官のごあいざつはこれで終りました。     —————————————
  9. 三田村委員長(三田村武夫)

    三田委員長 次に、理事補欠選任についてお諮りいたします。すなわち、理事が二名欠員になっております。この理事補欠選任につきましては、先例により委員長から横井太郎君、長井源君を御指名するに御異議ございませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  10. 三田村委員長(三田村武夫)

    三田委員長 御異議なければ、そのように決定いたします。     —————————————
  11. 三田村委員長(三田村武夫)

    三田委員長 次に、国政調査承認要求に関する件についてお諮りいたします。すなわち、衆議院規則第九十四条によりますと、常任委員会は会期中に限り議長承認を得てその所管に属する事項について国政に関する調査をすることができることになっております。本委員会といたしましては、一、裁判所司法行政に関する事項、二、法務行政及び検察行政に関する事項、三、国内治安及び人権擁護に関する事項、四、上訴制度最高裁判所機構改革を含む)に関する事項、五、外国人の出入国に関する事項、六、交通犯罪に関する事項、七、売春防止法の施行に関する事項、八、戦犯服役者に関する事項、以上につきまして、議長に対して国政調査承認を要求いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。   〔[「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  12. 三田村委員長(三田村武夫)

    三田委員長 御異議なしと認め、そのように決定いたします。  なお、国政調査承認要求書の作成並びに提出手続等につきましては委員長に御一任を願います。  本日はこれにて散会いたし、次会は公報をもってお知らせいたします田    午前十一時八分散会