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楯委員 関連
質問もあるそうでありますからここで多くを
質問はいたしませんが、ただいま
長官の言われた
意図が下部に徹底をしておらないと思います。ワクがあって、なるほどワクだけはくれるでしょう。しかしそのワクたるや、
地元の業者にいたしますと、半分あるいは三分の一、しかもその材が入らなければもう
仕事ができない。なるほど
民材はあるでしょう。あるでしょうけれ
ども、
民材といいますか、他の
木材を買ったのでは採算が合わない。それで、ぜひという声が非常に強いわけです。ところがワクいっぱいやったからいいじゃないかというので、そのワクも拡大をしてくれない。と思うと片方の
特定の大きな業者に対してはどんどんと
払い下げをやる。しかも今あなたがおっしゃいましたように、何といいますか、私によく用語はわかりませんけれ
ども、製造といいますか、製材といいますか、そういうことに使わない、聞きますと、原木でどんどんと転売をする、こういうのにもどんどん
払い下げておるという現実を私は知っておりますので、この点はやはり国でやっておりますから、
零細企業救済という面で
一つ徹底をしていただく必要があるのではないか、こう思うのであります。
私はなぜこういうことをついでとは言いながら申し上げるかといいますと、こういう例がございます。これは聞いておいていただきたいと思います。これらの協同組合を作っておりまする
零細企業に頼まれまして、私は署長にこの話をしたのです。これは地獄谷という地名まで彼ら業者が指摘いたしましたので、私は、ここにあるじゃないか、ちょうど今皆伐といいますか、とにかく
払い下げ年度の来ておるところがあるじゃないか、こういうことを言ったわけです。ところがそれは本年度やりませんと署長は言うのです。私はわかりませんから、やらないところならこれは無理押しをできないじゃないかというので黙って帰ってきたわけでございまするが、それから半年ばかりして聞きますると、いわゆる大きな
特定業者に本年度やらないと言ったその地域を全部
払い下げておる。これにはいささか私はしゃくにさわったのであります。そういう事例がありまするから、とにかく
国有林を唯一のよりどころとして生計を営んでおりまするこれらの小さな
企業をまず優先的に救済をしていくという方途をさらに強化をしていただくのがいいのではないか、こう思いまするので、ここでお
伺いを申し上げておきます。