○
上林山
委員 本件は、私も先日
お尋ねしたのでありますが、大体
昭和二十九
年度に改正をせられたいきさつもあるわけであります。こういうものは経済事情その他を考慮しなければならぬわけでありまするが、五年くらいたってみて初めて制度としては改正するのが常識であろう、こういうふうに私は了承はしております。しかしこの前も申し上げました通り、たばこの場合は、これもたびたび改正したわけでございましたが、取扱い量のいかんにかかわらず百分の八、こういうふうになっておる。たばこも現金でなければ専売
公社は渡さないのであります。そういうような点から考えまして、
請願の
趣旨の通りであるとは私は思いません。そうは思わないが、さりとて現行法のままでいいとも決しかねておるところでありますが、先般
政府が申しました通り、これを今直ちにやろうとすれば、現在の二倍以上の予算を要する、こういうことになるので、これは郵政省としてはやはり大きな問題だろうと思います。しかし取扱い者の立場を考え、またサービスを改善するという面から考えまして、このままではいけないのだが、もう少しくらい改正する意思はないか、あるいは改正するとすればどの程度くらいだったならば、本
年度においてトータルを合わしていくことができるか、あるいはことしはとても困るから、三十三
年度の予算編成にはこれを関連して考えていくという一つの目安を研究されたかどうか、こういう点も一つ率直にお答え願った方が、全国のこれに
関係を持つ人たちがよく納得するだろうと思うのです。このままでは私は少し酷に失するような気がする。そこで私が提案したいのは、これはまだ数字を詳しく調べたわけではございませんが、百万円以上の取扱いはやはり別にもう一項設けて考える必要があるのじゃないかということが一点。そうしてその場合は、それに対して百分の一の手数料を払う、あるいは十万円をこえる金額に対しては、現在は百分の一であるが、これを百分の二、二万円をこえる十万円までの場合は百分の三とあるのを百分の四、一万円までの金額に対しては百分の六というのを百分の七くらいにした場合にどのくらいの予算を要するか、こういうことが今即答できれば幸いですが、できなければこの程度の表くらいは——できるだけ高い方が取扱い者の方もいいのだろうけれども、これはやはり国全体の立場から考えて、大局的に私は
検討していかなければならぬ、こういうふうに思っておるのですが、この程度の改正も三十二
年度中にはできにくいのかどうか、あるいは三十三
年度ならばできるのか、この辺の見通しは慎重にやらなければならぬ問題だということは私も
承知しているが、できるとすればこれくらいのことは考えてやっていいのじゃないか。多少の困難は伴っても一つおやりになってはどうでしょう。私は折衷説みたいな話でありますけれども、どうもその辺がすぐできる常識的な判断じゃないか、こういうふうに思いますので、
お尋ねしておきたいと思います。