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山中委員 今、そういうきびしい
印象を与えるようにということですけれ
ども、
最初は非常にきびしかったのですね。これはもう済んだことだから、
名前をあげることをお許し願うとして、
同僚の
身分であった
山本正一君が、本
委員会に呼び出されて
違反を指摘された。そのために、そのつながりのあった、時の
総理大臣との
関係ももちろんあったでありましょうが、
特殊性があったとしても、
山本君は
議員を辞任された。これは辞表を出せとは
委員会では言わなかったとしても、
議員にとっては、基本的な
身分を喪失せしめたのですから、非常に重大な処罰をやったと私は思うのですよ。その
あと見ておるところ、ずいぶん
違反者が出て、しかも
証拠物件がここに持ち出されたにもかかわらず、これを
不問に付して、すでに約二年くらいたっておる。だからその間、
中元等を出すということなら、もうすでに四、五回
不問に付されておるわけです。今回は特別にこういう厳重な
措置をやるぞというふうな
文章に見えても、なあに出し得だぞというような
風潮は、とうとうとして
一般議員をおおっております。うっかりすると、
議運の中に
名前の連なっておる者さえも、やっていないとは断言できないような
風潮が実際にあるのです。そうすると、今年だけきびしくといっても、どっかにやはりきびしくやるということをはっきり入れておかなければならぬ。きびしくやればやるほど、
違反した者がもうかるんじゃないかな。