○
池田(禎)
委員 私の方では
事後承諾を求めることにいたしまして、
承認をいたします。ただ、この際一言私は申し上げておきますが、
理事会におきまして
官房長官のおいでを願って、その答弁を得たので、私は満足いたしますけれども、まず第一に、
高野君のごとき、こういう役職のたくさんある人が
国家公安委員になることは、
社会党としてはいかがかと、かように考えております。のみならず、従来
国会の
承認を求むる
各種委員については、政府は
閣議等の
決定を持ってきて、もうぎりぎりの線を持ってきておる。これは否決をいたすという際におきましては、採決をいたさなければなりません、そういう事態は私ははなはだ好ましくないと思いますので、将来においては、
閣議決定前にあらかじめ本院に
通告をされて、そうしてそれに対する各党間におけるところの疑義については、これに答え得るというところの余裕を認めていただきませんと、どうしても、これは
国会の
承認の問題をめぐりまして、スムーズにいかない問題が多々発生いたしますので、この点は、本
委員会におきましては、
官房長官が
理事会におきましてこの意見を十分尊重するところの言明をいたしたことを、記録にとどめておくことを私はお願いいたしまして、
高野君の存命に
同意をいたすものであります。