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1957-05-15 第26回国会 衆議院 議院運営委員会 第42号 公式Web版

  1. 会議録情報

    昭和三十二年五月十五日(水曜日)    午後三時十五分開議  出席委員    委員長 保利  茂君    理事 荒舩清十郎君 理事 佐々木秀世君    理事 福永 健司君 理事 山中 貞則君    理事 池田 禎治君 理事 野原  覺君       大野 市郎君    徳田與吉郎君       松澤 雄藏君    栗原 俊夫君       小牧 次生君    佐々木良作君       八木  昇君    渡邊 惣藏君  委員外出席者         議     長 益谷 秀次君         副  議  長 杉山元治郎君         事 務 総 長 鈴木 隆夫君     ————————————— 本日の会議に付した案件  庶務小委員長報告  国会議員歳費旅費及び手当等に関する法律  の一部を改正する法律案起草の件  国会議員歳費旅費及び手当等支給規程の一  部改正の件  本院予備経費支出承認の件  尾崎記念館建設に関する件  衆議院事務局職員定員規程の一部改正の件  国会職員給与等に関する規程の一部改正の件  衛視特別手当及び特殊勤務手当件国立近代美  術館評議会評議員任命につき国会法第三十九条  但書規定により議決を求めるの件  本日の本会議議事等に関する件     —————————————
  2. 保利茂

    保利委員長 会議を開きます。  この際、庶務小委員会の方から、小委員会で御協議決定になった諸案件について発言を求められております。福永健司君。
  3. 福永健司

    福永(健)委員 私から、庶務小委員会の審議の経過と結果について御報告を申し上げます。  午前中の庶務小委員会協議いたしました案件は、国会議員歳費旅費及び手当等に関する法律の一部を改正する法律案起草の件、国会議員歳費旅費及び手当等支給規程の一部改正の件、永年在職議員表彰についての予備金支出承認の件、尾崎記念館建設に関する件、衆議院事務局職員定員規程の一部改正の件、国会職員給与等に関する規程の一部改正の件、衛視特別手当及び特殊勤務手当件等でありますが、各案件につきまして、事務総長からそれぞれ説明を聴取、協議の結果、いずれも全会一致をもって承認決定いたしました。その内容につきましては、庶務小委員会会議録によって御了承を願うことといたしまして、御承知を願いたいと存じます。
  4. 保利茂

    保利委員長 ただいま庶務小委員会から御報告のありました諸案件につきましては、報告の当り、承認決定するに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  5. 保利茂

    保利委員長 御異議がなければ、そのように決定いたします。     —————————————
  6. 保利茂

    保利委員長 次に、国立近代美術館評議員会評議員任命につき国会法第三十九条但書規定により議決を求めるの件についてであります。去る四月二十三日、本院議員竹尾弌君参議院議員津島壽一君を、内閣より、右評議員に任命するにつき議決を求めて参りましたが、これは昨十四日、内閣より撤回をいたしまして、お手元案件にありますように、新たに本院議員佐藤觀次郎君、竹尾弌君及び参議院議員津島壽一君を、右坪議員に任命するについて議決を求めて参りました。本件は本日の本会議においてこれを議決するに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  7. 保利茂

    保利委員長 御異議なしと認めます。そのように決定いたします。     —————————————
  8. 保利茂

    保利委員長 次に、国家公安委員会委員任命につき同意を求めるの件についてでありますが、本件は、お手元案件にあります通り、高野弦雄君は、近く任期が満了いたしますので、同君を再任するにつき、内閣より同意を求めて参ったものであります。次会までに各派の態度をおきめ願います。     —————————————
  9. 保利茂

    保利委員長 本日の本会議順序について、事務総長より御説明申し上げます。
  10. 鈴木隆夫

    鈴木事務総長 御説明申し上げます。日程第一の、建築士法の一部を改正する法律案は、全会一致でございまして、これは建設委員会理事の荻野さんが御報告に相なります。それから緊急上程でございますが、内閣委員会から、国民祝日に関する法律の一部を改正する法律案が上って参っております。これは社会党反対でございまして、反対討論通告高津正道さんから参っております。それから、この報告委員長相川勝六さんがなさることになっております。
  11. 保利茂

    保利委員長 本件については、賛成討論があるかもしれませんけれども、議場において交渉するようにいたします。
  12. 鈴木隆夫

    鈴木事務総長 それから地方行政委員会から、地方交付税法の一部を改正する法律案が上って参っております。これは委員長の門司さんが御報告に相なる予定であります。これは社会党反対でございまして、反対討論通告が、北山愛郎さんからきております。それから賛成討論通告が、自民党の永田亮一さんから出ております。それから大蔵委員会から、臨時通貨法の一部を改正する法律案預金等に係る不当契約の取締に関する法律案及び日本輸出入銀行法の一部を改正する法律案が、全会一致で上って参ってきております。なお、交付税及び譲与税配付金特別会計法の一部を改正する法律案も上って参っておりますが、これは社会党反対でございます。この報告は、委員長の山本さんがなさいます。
  13. 池田禎治

    池田(禎)委員 交付税及び譲与税については、社会党反対でありますから、反対討論通告をすることをただいま留保しておきます。場内においてあらためて御通告いたします。
  14. 鈴木隆夫

    鈴木事務総長 社会労働委員会から、水道法案全会一致で上って参っております。委員長の藤本さんが御報告になります。農林水産委員会から、生糸製造設備臨時措置法案蚕糸業法の一部を改正する法律案が、全会一致で上って参っております。これは委員長の小枝さんが御報告相なることになっております。次に、文教委員会から、私立学校教職員共済組合法の一部を改正する法律案が、全会一致で上ってきております。これは文教委員会理事佐藤觀次郎さんが御報告相なることになっております。このほか、外務委員会から、後ほど四件が上って参る予定でございます。上って参りましたら、緊急上程することをお認めいただきたいと思います。おそらく全会一致と思います。  順序は、最初人事承認の件をやっていただきまして、それから日程に入りまして、日程が終って緊急上程という順序でございますが、緊急上程順序といたしまして、最初に、社会労働委員会から上ってきたものを第一にお願いいたしまして、次に農林水産委員会からのをお願いいたしまして、次に文教委員会からのをお願いいたしまして、その次に大蔵委員会のをお願いいたしまして、その次に内閣委員会、最後に地方行政委員会となっております。なお、外務委員会からのもそのあとで……。
  15. 野原覺

    野原委員 緊急上程順序ですが、理事会において、いろいろ議論がありましたけれども、大体落ちついたところは、全会一致を本日のところ先にやる、こういうことであります。外務委員会のがもし上程になるとすれば、お聞きしますと、全会一致だそうですから、外務委員会のを大蔵委員会の次に入れる。それまでに上らなければ、やむを得ません。
  16. 福永健司

    福永(健)委員 了承
  17. 鈴木隆夫

    鈴木事務総長 なお、大蔵委員会交付税及び譲与税については、社会党反対でございますから、これは起立採決あとの初めの方のは異議なしということでお願いします。
  18. 池田禎治

    池田(禎)委員 内閣委員会に対するところのものは、社会党としては重要な案件と思っております。この点は留保しておきます。どういう採決の方式でやるかということは、場内において交渉いたします。
  19. 保利茂

    保利委員長 それでよろしゅうございますか。それでは本日の本会議は、少し内閣委員会の関係でおくれましたけれども、両党で議員総会が開かれるでしょうから、どの辺にいたしましょうか。
  20. 荒舩清十郎

    荒舩委員 三時五十分。
  21. 保利茂

    保利委員長 四十分の予鈴でできませんか。
  22. 野原覺

    野原委員 四時開会社会党は、国民祝日に関する案件については、今朝来相当議論もしてきておるわけです。ですから、記名採決の要求もいたすほど、非常に重大に考えておりますから、私の方は、代議士会態度その他についても考えなければなりませんので、四時開会ということに願いたい。
  23. 保利茂

    保利委員長 それでは三時五十分予鈴、四時開会ということでお願いいたします。なお賛否の討論は、昨日のように流れないように、一つ大体十分程度いうことで御了承を願って、両党とも御協力をお願いいたします。
  24. 野原覺

    野原委員 きょうの内閣委員への反対討論高津君でありますが、これは最も重要な案件ですから、時間の制限をしないで……。(「あまりやると倒れるぞ」と呼ぶ者あり)そう大してやりません。倒れない範囲でやります。
  25. 荒舩清十郎

    荒舩委員 討論は、大体時間の話し合いをいつでもするのですから、時間の制限なしというようなことでなく、ある程度話し合いをこの場でしていただいて、一つお願いします。
  26. 野原覺

    野原委員 原則として、荒舩委員が言うように協力してきたし、われわれもその主張をしてきた。しかし、特に他党がその主張がある場合には考慮してやる、これが従来慣例なんです。だから、私の方は、採決で皆さんが十分間でやるとおきめになるならば、やむを得ません。しかしながら、倒れぬ範囲でやるから、常識の範囲でやるから、この点は制限しないようにして下さい。
  27. 山中貞則

    山中委員 今までもそんなことはないですよ。
  28. 保利茂

    保利委員長 従来の慣例は尊重していただくという意味において、大体従前からやってきております慣例十分程度ということを、原則的にお守りをいただくようにお願いをいたして、討論を尽して下さるようにお願いいたします。
  29. 池田禎治

    池田(禎)委員 私は十分とか十五分ということは、言論の府として、そういう制限をすることは誤まりだ。ただ従来、率直に申し上げまして、議事引き延ばしのためとか、あるいは党略的な立場においてやられたことは、率直にいってあります。従って、それには無制限にするわけにいかぬからというので、討論時間を制限したり、あるいは提案説明なりといえども、法案趣旨説明なりといえども、これに対してあらかじめ時間を制限するというのが、国会法の中においても、これは新たに改正して設けられた。その趣旨——この国会のように、両党の話し合いで物事が円満にいっておるときに当って、そういうことで社会党といえども、いたずらに議事引き延ばしのために発言をしたという事実は、この国会において、過去においてないのです。そういう場合において、ある程度の時間を認めてくれということに対して、あえてそれを制限するというなら、これは慣例上からいっても、私は承服できない。なぜかといえば、故意に私どもが、引き延ばしのために必要以上の長時間を用いてやっておると、こういうふうにおとりになるならいざ知らず、そういうような事実はない。たとえば十分ということは、これは今までの慣例と言うが、あまり長たらしくやられたらかなわぬという、全く議員個人の希望から出たのであって、十分が十五分になり、二十分になっても——いやしくもこれほどの重要法案討論するに当って、十分が二十分になっても、その間の十分の相違であるといっても、それをがまんならぬほど、党の面目にかけて阻止しなければならぬということのお考えであるかどうか、まずそれを伺いたい。
  30. 佐々木秀世

    佐々木(秀)委員 討論制限するというような、かたい相談じゃないのです。やはり話し合いで今までいっておるから、ある程度話し合い——私らも党にも報告しなくてはならぬ。そうすれば、御準備もあるでしょうから、高津さんがどのくらいの御準備をなさっておるかということを、おわかりでしたら、できたらそれもお聞かせ願いたい、こういうふうにお願いしたいと思う。
  31. 野原覺

    野原委員 委員長発言の中に、十分が慣例だというお話がありましたが、きのうは現実に十五分程度ということでやっておる。それで与党の大坪君のごときは、二十分もやっておる。時間々々という声も、与党討論をやる場合には、さすがに与党の諸君も時間という催促はしていない。私は、慣例をいうならば、かって四年前、政治活動禁止の教育二法案が出たときに、社会党山崎始男君を対論に送って、その際は無制限にやらした。そのときの議員は、非常に良識を持ってやっておる。これは慣例だ。だからして今度は社会党が、国民祝日に関しては、良識範囲でやるというのに、あえて十分で押えるということは、了解できない。
  32. 山中貞則

    山中委員 押えるとは言ってない。
  33. 野原覺

    野原委員 要するに制限をしないということなんだ。
  34. 佐々木秀世

    佐々木(秀)委員 どのくらいやるかということです。
  35. 保利茂

    保利委員長 両党の御主張には、実質的な相違はないようでございますから、大体慣例を尊重しいただいて、討論時間についても、言論を尽すということは、この議運としては、今日までこの国会で終始一貫して尊重して参っておることでありますから……。しかし同時に、またある程度話し合いによって時間を、それは人間のやることですから、そう機械のようにいくわけじょありませんから、その辺は、できるだけ慣例を尊重していただくように御要望いたします。  本日はこれにて散会いたします。    午後三時三十四分散会