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1957-02-06 第26回国会 衆議院 外務委員会 第1号 公式Web版

  1. 会議録情報

    昭和三十二年二月六日(水曜日)     午前十時二十七分開議  出席委員    委員長 野田 武夫君    理事 須磨彌吉郎君 理事 高岡 大輔君    理事 森下 國雄君 理事 山本 利壽君    理事 穗積 七郎君 理事 松本 七郎君       愛知 揆一君    伊東 隆治君       菊池 義郎君    並木 芳雄君       前尾繁三郎君    松田竹千代君       松本 俊一君    大西 正道君       田中織之進君    田中 稔男君       戸叶 里子君    西尾 末廣君       森島 守人君    岡田 春夫君  出席政府委員         外務政務次官  井上 清一君         外務事務官         (大臣官房長) 木村四郎七君         外務事務官         (条約局長心         得)      高橋 通敏君         外務事務官         (移住局長心         得)      石井  喬君  委員外出席者         専  門  員 佐藤 敏人君     ――――――――――――― 一月三十日  委員北澤直吉辞任につき、その補欠として野  田武夫君が議長指名委員に選任された。 同月三十一日  委員石坂繁君及び福田篤泰辞任につき、その  補欠として森下國雄君及び町村金五君が議長の  指名委員に選任された。 二月二日  委員迫兼光君及び和田博雄辞任につき、そ  の補欠として西尾末廣君及び八百板正君が議長  の指名委員に選任された。 一月三十一日  委員長前尾繁三郎辞任につき、その補欠とし  て野田武夫君が議院において委員長に選任され  た。 二月六日  理事北澤直吉君及び石坂繁委員辞任につき、  その補欠として森下國雄君及び渡邊良夫君が理  事に当選した。     ――――――――――――― 二月一日  米国難民救済法の延長に関する請願池田清志  君紹介)(第一三号)  軍縮及び原水爆実験禁止に関する請願松本七  郎君紹介)(第八〇号)  日中国交回復に関する請願松本七郎紹介)  (第八一号) 同月五日  日中国交回復促進に関する請願鈴木善幸君紹  介)(第二三五号)  日中両国間に通商代表部設置請願鈴木善幸  君紹介)(第二九一号) の審査を本委員会に付託された。 同月二日  原水爆実験禁止等に関する陳情書外二件  (第九号)  プライス勧告に関する陳情書  (第一〇号)  千島歯舞諸島の返還及び北洋漁業拡大促進に関  する陳情書(第一  二号)  対インドネシヤ国交回復に関する陳情書  (第一三  号)  韓国抑留漁船船員の送還に関する陳情書  (第一五号)  韓国抑留者釈放等に関する陳情書  (第一七号)  海外移民送出対策に関する陳情書  (第一八号)  新潟市にソ連領事館開設に関する陳情書  (第一九号)  原水爆実験禁止等に関する陳情書  (第八八号)  沖繩基地問題に関する陳情書  (第八九号)  中国渡航制限解除に関する陳情書  (第九〇号) を本委員会に参考送付された。     ――――――――――――― 本日の会議に付した案件  理事の互選  国政調査承認要求に関する件     ―――――――――――――
  2. 野田武夫

    野田委員長 これより会議を開きます。  この際、私から一言あいさつを申し上げたいと存じます。(拍手)  このたび、はからずも、当外務委員長重賞をにならことになりました。日ソ国交正常化及び国連加盟の実現によって、戦後の外交上一点機を迎えました今日、当外務委員会職責は、きわめて重大なる意義を持つものと考えておるのでございます。私は微力非才ではありまするが、委員各位の御援助、御協力によりまして、この重責を全ういたしたいと存ずるものでございます。何とぞ各位の絶大なる御支援をお願いいたす次第でございます。  以上簡単でございますが、ごあいさつにかえる次第であります。よろしくお願いいたします。(拍手)     —————————————
  3. 野田武夫

    野田委員長 この際、理事補欠選任についてお諮りいたします。  理事北澤直吉君及び石坂繁君が去る月三十日及び三十一日に、それぞれ、委員辞任いたされました。理事が、名欠員となっております、この際その補欠選挙を行いたいと存じますが、これは慣例によりまして、委員長において指名するに御異議はございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  4. 野田武夫

    野田委員長 御異議がなければ、森下國雄君及び渡邊良夫君を理事指名いたします。     —————————————
  5. 野田武夫

    野田委員長 次に、国政調査承認要求に関する件についてお諮りいたします。  本委員会といたしましては、本国会におきましても前国会と同様に、国際情勢に関する事項国交回復に関する事項国際経済に関する事項及び賠償に関する事項の四項目につきまして、調査をいたしたいと思いますので、この旨議長承認を求めたいと存じますが、御異議はございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  6. 野田武夫

    野田委員長 御異議なければ、さように決定いたします。     —————————————
  7. 野田武夫

    野田委員長 この際、前委員長であります前尾繁三郎君より発言を求められておりますのでこれを許します。前尾繁三郎君。
  8. 前尾繁三郎

    前尾委員 一言お礼言葉を申し上げたいと思います。  ちょうど一年前に、実は何ら外交には経験もありませんし知識もありません私が、はからずも外務委員長の職を汚したのであります。おそらく大いにみそをつけることだろうと自分からそう思い込んで参りましたような次第であります。しかも非常に重大時期に当りまして、実は私は大過なしと申し上げたいのでありますが、一徹の考えから、いろいろ皆さんに御迷惑ばかりおかけして、果して委員長職責を果したかどうか疑問に思っておるような次第であります。ただ皆さんの非常な御協力を得まして、とにかくそう特別のおしかりもこうむらずに今日まで参りまして、無事に辞任さしていただくようになりましたことは、全く皆さん方の非常な御協力のたまものでありまして、心から感謝をいたしておる次第であります。  辞任いたしました後も、今後皆さんいろいろ御指導によりまて、外交問題にもできるだけ勉強もし、専念をいたしたい所存でありますから、今後ともよろしくお願い申し上げます。  簡単でありますが、一言お礼言葉を述べさせていただきました。(拍手
  9. 野田武夫

    野田委員長 次に井上外務政務次官より発言を求められておりますのでこれを許します。井上外務政務次官
  10. 井上清一

    井上(清)政府委員 ただいま委員長から御紹介いただきました井上清と申します。  このたびはからずも外務政務次官を拝命いたしました。まことに浅学非才、また経験に乏しき者でありますが、全力を尽して職責を全ういたしたいと思います皆様の格別の御鞭撻、御指呼をお願い申し上げまして、ごあいさつとする次第であります。(拍手
  11. 穗積七郎

    穗積委員 野党を代表いたしまして、新委員長の歓迎並びに前委員長のお別れのごあいさつをいたしたいと思います。  当外務委員会は、言うまでもなく外交問題に対しまして論議するのでありますから、国民の前にその所論を明らかにするのみならず、特に衆議院外務委員会言論は、国際的に非常に注目されるところであることは言うまでもありません。従って与党野党を問わず、当委員会運営並びに発言というものは非常に民主的にかつ良心的にこれを尊重いたして運営して参りましたことは、われわれ委員の人といたしましても、いささか多とする感を持っておるものでございます。日本の政党政泊は遺憾ながらまだ十分な成長をいたしておりませんので、ときに与党多数党の方は、多数をもって野党言論を封殺するかのごとき挙に出らるることも見受けるのでございますが、当委員会に限りましては、理の通らざるところは多数といえどもこれを通すわけにはいかぬ、という態度で臨んで参りましたし、また野党といえども、与党の提出されました条約法律案等々について、反対するために反対をするというような態度はとって参りませんでした。すなわち委員長は常に党派を超越されまして、民主的に特に野党言論は尊重して、十分その発言を許される慣例で参っております。また野党も特に国際的関係のあります条約等の取扱い方につき、しては、今申しました党派にとらわれてこれを私することなしに、協力して参ったのでございますから、その点を、新委員長におかれましては、特に良心と良識をお持ちになった野田委員長を迎えてわれわれ今後のこの委員会運営に期待するところが多うございますので、心から新委員長を歓迎するとともに、今後の運営について、委員長を初め、特に与党理事委員各位の御了承を得ておきたいと思います。  さらに、前尾委員長は、先ほど謙遜されたごあいさつがありましたが、その所属される党の政策あるいは党内の事情等を超越されて、先ほど申しましたような、非常に公平にして民主的な態度をもってこの委員会運営され、特にそのお人柄が非常に寛大にして親しみの持てる態度をもって臨まれまして、この委員会衆議院内におきまして、他の委員会に比べますならば、最も民主的な委員会として尊重されるその歴史をそう発揚されてこられたことに対して敬意を表します。今目新しい国会が始まりまして、前委員長がお去りになることははなはだ愛惜の情にたえませんが、委員の人としてとどまっていただいて、外交問題並びに当委員会の運について協力していただけることを大いに期待いたしまして、はなはだ簡単でございますが、お別れのごあいさつといたしたいと思います。(拍手
  12. 野田武夫

    野田委員長 次会は公報をもってお知らせいたします。  本日はこれにて散会いたします。    御前十時三十八分散会