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井岡委員 昨日、当
委員会で
同僚山口委員がガソリンの増税に対してその
経緯をただされたところが、
福永政務次官は、
就任以前の問題であるから私は知らない、こういう御
答弁をなされたのであります。この御
答弁に対して、わが党といたしましてはまことに遺憾であります。従ってこの問題に対する
責任を十分明らかにしてもらわなければならない、このように考えておるのであります。そもそも今回の
国会に
提案をされておりますすべての
法律案は、現在の
内閣できめられて、その
責任において出されたものである限り、当然
次官就任以前といえども、
責任を持ってもらわなければなりません。いわんや現在の
内閣は、
国民の多くの方々あるいはわが党が主張いたしておりまするように議会を解散してはどうか、こういうように申しておったのに対して、
自民党の
内閣であり、
政党政治の
立場から、
政策の行き詰まりがない限り解散をする必要はない、このような
立場をとっておられることは周知の
通りであります。従って昨日の
答弁は
自民党の
内閣あるいは
岸総理のお考えとは大きく変更するものでありまして、私
たちはその
責任を十分追及しなければならないと思うのであります。しかしながら私
たちはいたずらに
議事を引き延ばして、そうして問題を混乱しようというような考え方は持っておりません。そこでこの際、私は
委員長にお伺いをいたすわけでありますが、
次官は非常に勉強なさっておらないようでありますから、今までわれわれ
同僚委員が
質問をいたしました際には、常に全くあいまいもこの
答弁をされますし、同時にまた昨日のような失態もしでかして、まことに
議事の
運営の円滑を欠くような状態であります。しかも今度のこの
委員会は
国鉄の
運賃の
値上げ、そこから来る
国民生活の
問題等をめぐりまして、非常に重要であります。従って私
たちは
次官だけでもって
委員会を今後遂行していくということはならない。でありますから、今後の
委員会については、ぜひ
宮澤運輸大臣の御
出席を求めて、その
大臣の
責任のもとに
委員会を
運営していきたい、このように考えておるわけであります。従ってこの点について、
委員長の御
見解を明らかにしていただきますと同時に、この際
大臣の御
所見を伺いたいのであります。さらに
福永次官につきましては、今までいろいろ問題がありました。けれども少くとも副
大臣、いわゆる
次官、こういう
立場でありますから、今後は
十分勉強をされて、資格を備えていただかなければ、今後われわれとしてもまことに困ることが起って参りますので、この点
一つ御忠告を申し上げる次第であります。以上私の
委員会再開に対する
発言に対して、
委員長の御
見解並びに
大臣の御
所見を承わりたいと思います。