○松澤兼人君 ただいま
議題となりました
日程第五十二、
中小企業金融対策に関する
請願ほか八件の商工
委員会における審査の
経過並びに結果を御
報告申し上げます。
まず、
日程第五十二及び第五十三は、いずれも
中小企業の金融に関するもので、第五十二は、
中小企業の金融難解決のため、関係法規の
改正、資金源の増強、企業
合理化資金を放出する等の緊急施策を実現してもらいたいというものであります。第五十三は、商工組合中央金庫を通ずる組合金融は、その
金利が高いから、
金利引き下げのため、同金庫に低利の
政府資金を導入してもらいたいという趣旨のものでございます。
次に、
日程第五十四、第五十五、第五十六及び第五十七は、いずれも国土
開発関係でございまして、第五十四は、現在国土
開発の調査
指定地域になっている北奥羽地域は
開発が遅々として進まないから、総合
開発の特定地域に
指定して
開発を推進してもらいたいというものであり、第五十五は、東北
開発は
日本経済の
再建にもたらす影響が大きいかち、急速に
開発を推進する
措置を講じてもらいたいというのであります。第五十六は、佐渡の電力不足を解消する方法として、佐渡海峡に海底送電を実現されたいというのであります。第五十七は、
山形県内の地下資源の
開発を
促進し、関連産業を誘致する等、県産業の振興を期せられたいという趣旨でございます。
次いで
日程第五十八は、ココム制限の緩和に最善の方途を講ぜられたいというものであり、第五十九は、
四国通商産業局近永アルコール工場は、生産要素、立地的特殊事情を勘案して、整理の対象から除外してもらいたいというものであります。
最後に第六十は、鉱害問題の
処理にあっては、鉱業法、臨事石炭鉱害復旧法等、いずれも今日の経済情勢に適応せず、諸種の不備、欠陥を生じているから、本問題の根本的解決をはかられたいというのであります。
以上が、九件の
請願の趣旨でございますが、本
委員会におきまして、いずれも願意妥当なものと認め、採択し、
内閣に
送付するを要すべきものと審査決定した次第であります。(
拍手)