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藤田進君 詔書が出て、十二月二十日に
通常国会が
召集されることになっておりますが、これはもとより
閣議決定に基くものだと思います。ところで、
鳩山内閣の退陣はもう天下に公約されていることで、少くとも
臨時国会と
通常国会の間における
休会中に辞職せられるのかどうか、まあその辺のことは言う段階でないかもしれないが、いずれにしても
内閣がその間に
更迭するということ、これが今度の場合は非常に珍しい例で、ですから
通常国会の初頭に出される
案件は一体どんなものがあるのか、
施政方針演説だの。これは
休会明けになるのか、われわれとしては全然五里霧中なんですね。何にも知らない。何にも予想もしないで十二月二十日に登院してこなければならない。今までは大体事前に、
官房長官等から、
通常国会においては重要な
案件としてはこんなものがある、あるいはその他の自後の
運営については、こんなことを希望するというようなことがあったわけですが、今回はあなたに聞いておいても、
内閣か
社会党になれば、あなたの言う
通りにしないかもしれません。そこらは非常にむずかしいのだけれども、ただ言えることは、
鳩山内閣として、
外交、
内政上かくかくのものは、ぜひこれは引き継いでおきたいというようなことは、これはわかりそうなものです。これらの点について、われわれが
通常国会に二十日に臨むについて、
与党の方は緊密な連絡があろうけれども、おそらく
緑風会、
社会党については全然無
関係で
運営をしなければならない。これらの
事情について伺っておきたいことと、私どもは
通常国会が十二月二十日、
国会法上は抵触はないだろうけれども、今回はさような
事情が、
内閣の
更迭というようなことが予想されるので、二十日に
召集されるということは、非常にこれは
次期内閣としては問題がありはしないだろうか、
首班指名に時間もとるだろうし、
首班指名がなされた
あと組閣をしなければならぬだろうし、そうでなくても、
鳩山内閣時代、昨年十二月二十日に
召集されて
予算編成に行き悩み、時間的にもうまく行かないで、
休会明けには
予算が出るべきものが、異例な状態で
予算提出もおくれてしまった。その
提出のおくれたしわ寄せは、
議会の
審議日程が非常に短縮されるというようなことで、ああいうことを繰り返さないようにというのが、昨年並びに今年の初めの実情であったと思うのです。これらをどのように
考えて十二月二十日におきめになったのか、その点をお聞きしたいと思います。