○
横山説明員 まず
予算の組み方の問題でございますが、これは先ほど御
説明申しましたように、三十一
年度の
基金に対する
補助金の四千万円という点は、現在の四千万円をどの
程度に縮めるとかどうとかいうような筋合いにはなっておりません。ただ先ほど
基金の
事業計画の概要の中で御
説明申し上げましたように、
年度が押し迫っております
関係上、現実に収支のバランスを取った上のとりあえずの
借入金は一千万円足らずの金額に相なるわけでありますが、その残の金額につきましては、積立金と申しますか、
責任準備金と申しますか、そういう形において経理されることになるのであります。ただ
法案を御審議いただきましたときにも御検討いただきましたように、この
基金は
法人ではございますけれども、用いました方式はいわゆる官庁会計のやり方でなくして、
事業計画書によりますところの複式簿記の
方法を採用いたす建前になっておるわけであります。従いまして残りのものにつきましては、
昭和三十一
年度の
計画の中に残を立てるというのでなくして、現実に金額を付される段階において、その金を組んでいくという経理の仕方になって参りますので、
予算経理上は普通の
年度予算の立て方で申しますと、三十二
年度分の現実に金が出されたところに組まれていくというやり方になると存じますので、現在用いております
事業計画書の中では、その残金に関する措置は出てないのでございます。いずれ三十二
年度において措置いたしましたその段階において、
計画書の中に計上されるということに相なるかと思います。
次の、地方の一部
事務組合あるいは任意体、さらには財団
法人の強化による
関係等でございますが、これはただいま
北山委員の御
指摘のように、法が提案されました当初におきましては、確かに一部
事務組合等におきまして、相当いろいろ
意見があったわけでございます。特にその
意見は現在地方でやっておるものと
基金との関連性ということももちろんでありますが、同時にぜひやってもらいたいと委嘱したのは、こうした特殊
法人による方式でなく、
市町村に対して二分の一なら二分の一の
補助をしてもらいたいということが、われわれのねらいだというような意味合いもありまして、いろいろ問題があったのでありますが、自来、町村会のたび重なる会合に出て
説明をして参りまして、先般も三十日に全国町村長大会の第三日目に、特にこの
基金の問題について
説明もいたしまして、当初よりはすっかり了解は行き届いておると思っておるのでございます。ただ、実際には、先ほど御
説明申し上げましたように、それぞれ現在やってこられまた一部
事務組合あるいはその他の
任意団体等の歴史的な問題もありますし、また従来の保証の継続の
関係等、いろいろ問題がありまして、各県によって今後の問題は、相当個々に十分なる折衝を遂げ、勧誘をし、われわれとして
努力する必要があると思うのでございますが、了解は一応願いまして、今後の
努力によって所期の目的は逐次達成していけるのではないかというつもりは持っておるのでございます。