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吉田法晴君 質問に入ります前に資料の要求をいたしたいと思います。これは政府の方で担当大臣にお聞きを願いたい。一点だけは総理にもお聞きを願いたいと思います。たくさんございますから、メモをおとり願いたいと思うのですが。
日本国憲法の作られます前に、松本試案といわれるものがあったといわれておる。その松本試案。
それから同じく松木氏の
あとで憲法改正に関する補充
説明というのが出されたということであります。その補充
説明双方。
それからその前に近衛さんが佐々木惣一先生に依嘱をして案を作られようとしたということでありますが、その近衛・佐々木案というもの、それが二。
それから当時民間からいろいろ案が出されておりますその民間案を、三つありますのか四つありますのかよくわかりませんけれ
ども、高野先生等の案もお出しをいただきたいと思います。
それから
昭和二十一年三月四日、政府から案が出されております。それはマッカーサーの、鳩山総理を初め自民党の皆さんでは、よく憲法はマッカーサー憲法だと、こう言われますけれ
ども、一般的な方向は出て参りましたが、それについて案は政府の方からお出しになったということでありますが、三月四日に政府案が提出されたということでありますから、その案をお出しいただきたい。
それから、案が出ましてから、出るまでのいきさつ等もございましょうが、出ましてから憲法制定議会の速記録、これは衆議院で問題になりまして、
提案者を代表して山崎さんですか、それから総理からも、出すようにしたいが、それについては社会党も御協力を願いたいという
言葉が残っておりますけれ
ども、
委員会の、小
委員会ですかの会議録は出ておりません。
それから帝国憲法改正審議録というようなものがございますが、これは私は持っておりますけれ
ども、
委員会には、
委員全部にお配りになるべき性質のものだと思うのです。これは希望を申し述べておきます。
それからマッカーサーの米国の上院軍事外交合同
委員会の公聴会で公述をされた、日本国憲法九条が誰の意思によって作られたかという点が述べられておる点があるのであります。従来私
どもが見得るところでは、政府から改正案が出ております。何と申しますか、摘録というか、部分でありますが、その全文をお出し願いたい。
それから、これは自由党の時代でありますけれ
ども、政府で法制局に命じて作られた「憲法の問題点の研究と整理」というもの。
それから旧改進党の、五十四年ですから、おととしの一月二十日の
決議と改進党案、それから旧自由党の案、これは、きょう
委員部の方で配ってくれましたけれ
ども、これは比較で、全文がそのまま載っておるのかどうか、私まだ原木と対照することができませんが、政府の方でその全文をお出しを願うように御努力を願いたい。
それから自民党案については新聞で拝見をいたしましたけれ
ども、その正確な全文をお出しを願いたい。他の点についてはお出しを願うと思うのでありますが、その中で、今申し上げました中で、憲法制定議会の速記録については、衆議院以来、出しましょう、あるいは出してもらいたいということでありますが、出せるかどうか、特にここではっきりと御返事を願っておきたいと思います。