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国務大臣(一
萬田尚登君) はっきりしない、かばっているような、あるいは
公私を混淆しておるかのような御印象があるかと思うのですが、決してさようでないのです。私といたしましては、この
国有財産の
処理についてかようなことが起ったことにつきましては、これはもうほんとうに
責任を感じております。同時にまたこれをやった者が悪いとなれば、その
責任を追及するにいささかも私はちゅうちょするものではありません。ただそうするのには
事柄が
事柄で、特に刑事的な問題にまでなってきておりますから、慎重を期したいというだけのことであります。まあ慎重々々と言って長いではないかという御
意見もあるかと思いますが、これはまあ具体的な実際のことで
事務当局から
先ほど御説明申し上げましたように、いろいろとやっておりますが、私としてはそうういうふうな結果を待って
判断を下さないと、これまた
一身上に
関係するから、かように
考えておるわけでありまして、決してこれをいつまでも不当でないというのでもありません。
資料をそろえて
事務当局からもこういうわけであるというような報告があれば、私も十分な
判断を加えて、かようなことであるということを申し上げることができるかと思うのですが、
事務当局から
皆さん方に御説明申し上げた
通りに私も説明を受けておるわけでありまして、それでまだ不当というところまで
判断を下すところまでなっておりませんのは遺憾と存じております。しかし私はこういう
事柄について、みな
自分の
責任について回避するものじゃないことは重ねて申し上げておきます。