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山下義信君 御
説明はその
通りなんです。大体そういう御趣旨は承わったのです。私は新
医療費体系で問題になるとすると、そういう点が問題になるのじゃありませんかと聞きましたので、弁明はまた次に承わりますのでありますが、つまり技術を尊重すると言いながら、尊重する形跡が非常に微弱な面がある。ことにそれが軽少の手術等については著しくそれが現われておる。再診料に含めた、何とか何とかと言っておるけれ
ども、ほとんど技術をゼロに見ておるようなところもあるのじゃないか。そういう点が問題になりはせぬかとこういうことを言っておるので、あなたの方では問題になりはしません、原案は完全無欠でございます、こうならこうおっしゃっていただければいい。それが問題にはなはだなるような点じゃないか。それからまた
処置料等についても問題になるようなところがありはしないか、あるいは薬の
計算等についてもなかなか問題が多くはないかとこう承わっておるので、いやそんなところは心配ありません、それは何も問題はありませんならないでよろしい、その作り方はいずれ承わります。それから今回の技術の基礎は
前回の
調査によりいわゆるコストでいったと言うけれ
ども、それをそのままお用いになっていたのでは尊重にはなりませんからな。ですから
昭和二十七年ころのいわゆる俗にいう
医師の技術というものが薬に含まれてわけがわからぬと言われた当時の基礎を、そのまま時間で
医師の所要時間を繰り
出したり、それを技術の単価にしたというのでは、それはそのときのコストであって、今度は物と分離するかわりに技術料をうんと評価してあげるということならば、それに色がついてこなければならぬ。それにいわゆるアルファーが十分に納得のいくようについてこなければならぬ、そのつき工合というものが、軽微の
処置料あるいは注射料あるいは手術料といったような面においては無視されているではないか、形の上では。それで便宜上どこへ入れた、どこへ隠した、どこに含めた、それはあなたの方の御
説明、弁明であるが、見たところはそういうところが問題になるだろう、こう私が伺っておるのです。問題にはなりませんが、私がこれを検討して、再検討するというならば、主としていかなる点だろうかと、しろうとであるから伺っておる。それを直すか直さぬかは、言ってみなければわからぬのであります。直そうとする方の
議論が正しいかどうかは言ってみなければわからぬのであって、あなたの方が合理的か、反対する方が不合理であるかわからぬ。それがこれからの
審議だが、大体問題点はこういうところであろう、こう承わっておる。それは違うう。そんなところは問題ないというならば、また別の方を伺わなければならない。大体そういう点が非常に私
どもの方では問題になるような気がするが、いかがでございましょうか。