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天田勝正君 年のことばかり言うわけじゃありませんが、この八名の
委員が全部六十をこえた人ばっかり、七十をこえた人が三名という状態で、それは
国務大臣が承認を求めるために出席されているのですから、もうかくしゃくとして、大丈夫でございますという
答弁をされるのは、きまり文句みたいでありますけれども、世間の常識からすれば、とうていこれは物の用に立たない、ということまでは言わないけれども、どうも少々新らしい感覚に立って、経営方針、特に放送事業などは時代の先端を行っているんですね。こういう若干年寄られると、時代ズレということは、これはお互い、
経験からしてもやむを得ないことなんです。そこで、そういうところから、とかく日本放送協会の放送内容なんかについても、どうせ進歩的でないという批評を受けるのは、やはりこういうところにその原因があるのではな
いかと私どもは思うのです。でありますから、私はまあ今、現在
任期のこない人にこの際とやこう言うても仕方がないのでありますから、今度新らしく
任命しようとする場合には、やはり大臣もまったくこれはちょっと年が行き過ぎているように感ずるとおっしゃっておるのだから、今回の
任命等について、これはどうも年が過ぎるというお考えがあるならば、一ぺん
一つ出し直してほしい。こういうふうに私はしてもらいたいと思います。