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委員外議員(湯山勇君) それじゃお許しをいただきまして、ただいままで御論議いただいております件につきまして、数点申し上げて参考にしていただきたいと思います。
第一点は、
委員部長の御報告の中に多数決で十一日、十二日をきめたという御報告がございましたが、十一、十二という日取りをきめたのは多数決できめたのではございません。多数決できめたのは
委員長一任ということを多数決できめた形になっております。ですから十一、十二という日をおきめになったのは
委員会できめたのではなくて、
委員長の独断をもっておきめになったという点が一点です。
第二点は、これは
有馬、
吉田両
理事、それからここに見えております文教
委員会の
委員部の諸君もよく知っておられると思いますし、必要があれば
委員部のものから発言を求めてお聞き取りいただいていいと思いますが、加賀山
委員長が十四、十五という私
どもの
提案を拒否された最大の理由は、加賀山
委員長自身よく
議運のことを御存じでございますから、こういうきめ方をした場合に、
あとで
議運に呼ばれて、そうして聞かれた場合に、
自分としては十四、十五というようなことについては
説明できない。おそらく自民党の
議運の方々は、なぜ十四、十五にきめたかということを聞かれるだろう。そのときに
自分は
委員長として答弁できない、こういうことを最大の理由にして言っておられますので、
委員長はこの
決定については
議運で聞かれるということをあらかじめ予期しておられましたし、それについては明確に本日の
理事会では発言しておられます。それが第二点です。
それから第三点につきましては、
委員長は、公聴会の日取りについては、
委員長に一任願えれば、各
会派の意見をよく聞いて、そして
委員長の判断を下したいというお話がありましたが、実際におきめになったのは、各
会派の意見を全然お聞きになっておりません。それはどういう意味かと申しますと、
理事会におきましては、
委員長は、
委員長として
社会党の申し出を受けるわけにはいかないということでございまして、私
ども、自民党の御意見もお聞きしたいと思いましたけれ
ども、そういう機会は与えられませんでした。なお、
委員長が一任を
委員会でお諮りになった
あとで、
委員長の最終的な腹がまえをする段階においては、一応これで多数をもって
委員長に一任された、ついては、こういう案で一体どうだろうかという御
相談がわれわれにもあるし、自民党さんへも、また
理事を出していない緑風会の方へもあることを期待しておりました。当然各
会派の意見を聞いて日取りをきめるというお話しでございますから、それは十一日になるか、十二日になるか、それは別として、
委員長としての案を御提示になって意見をお聞きになった上で、当然
委員長の
最後の決をされるものと期待いたしておりました。ところが、またそういうこともあると思いまして、私
どもも多数をもって
委員長一任を議決したときには、
委員会の席を去らないで、いずれ何かのお話があるだろうというつもりで待っておりました。ところが、そういうことについてのお話はなくて、
委員会で多数をもって
委員長一任ということが
決定されるや直ちに、よって
委員長は十一、十二両日に
決定しますという宣言をなさいましたので、それで、われわれとしても何ら
委員長の意見について、
相談もなく、一方的に独断でおきめになった、こういう
やり方に対しては、納得できないというので、退場して参ったわけでございます。
なお、その他のいろいろ
理事会のいきさつ等についての問題がございますれば、私はここにおりまするから、そのつど発言をお許し願いたいと思いますけれ
ども、加賀山
委員長をお呼びになるか、ならないかという問題だけにしぼって私の所見を申し上げれば、また事実を申し上げれば、以上のようになっておりますので、十一、十二ときめたことは、
委員長の独自のお
考えでもってきめられたこと、それから第二は、
委員長はどうせこの問題については、
議運へ出て申し開きをしなければならないということを、今朝来の
理事会で数回申しておられたこと、それから最終的な
決定の段階において、各
会派の意見をよく聞いた上で
決定するというお話があったにもかかわらず、
委員長の案については何ら御
相談がなかった。こういう点から、
一つ、
委員長をお呼びになる、ならないの御判断をいただきたいと思います。