○岡三郎君 最後に、まあ政党責任政治の
立場から論ずるまでもないと思うのですが、自由民主党に、総裁なり、総理になる後継者がいないということでもないと思う。陸続としてあとおるわけです。そういうことになれば、鳩山さんのからだを大切にするということと、それから
日本の国政を大切にするということとは、人によれば、一緒かもしれないけれ
ども、激職に鳩山さんが、たとえば総理の職に倒れるまで敢闘精神を発揮されれば、これは自由民主党のみならず、全国民にとって、やはり私事よりも公事を重んじてやったという
一つのいい例を残すと私は思うのです。
ところが、何かしらんが、とにかくその医者の言うことも、これは重要でしょうが、川奈よりも、東京にいて自宅静養されるという、普通ならば権威ある病院に入院するとか、いろいろの方法があると思いますけれ
ども、少くとも予算編成期に、仮りにどういう重態であろうとも、それに対して
調整も何もようでき得なかったということは、その職に耐えんということに私はなるのじゃな
いかと思います。
官房長官は名医以上の発言をして、体力は十分であります、こう言っておりますが、その発言たるや、東大の何科かしらんけれ
ども、神経科かしれないけれ
ども、そういう方々よりも、あなたの診断書というものは、まことに明確なんだ。それだけの明確なる体力判断をせられるならば、私は、名医はそれは別にしても、その
程度のものは、十分に看護すれば、鳩山総理は、その任に耐え得る、こういうふうに、私はまた言外に
官房長官が言っているともとれるわけです。だから、そういう点で水かけ論争はいたしませんけれ
ども、率直に、今すぐとは申しませんよ、しかし適当な機会において、私は総理から、やはりこの点についての所感、陳謝を、でなければ、こういうわけだったというふうなことをこの議運に来られて言うことが、私は当然だと思うわけですね。そういうふうに
官房長官からよく総理に伝えてもらって、すぐここへあした来いとか、そういうやぼなことは言わんけれ
ども、とにかくその間において、根本さんは体力は十分だというけれ
ども、ほんとうに十分かどうか、これから会期も始まるのですが、一ぺんその点について、こういうふうな状態になったことについて、総理の方から、なんか一応
国会運営の衝にある
議院運営委員会に所感を述べてもらいたいと私は思います。
その点、私は要望を申し上げて、これ以上論じません。
質問を終ります。