○平林太一君 非常に善良な、寛容にお
考えになっておる副
総裁のお気持ち、よくわかるのですが、それで僕の心配することは、やはりこういうものが出ることは、今
企業には差しつかえない、こういうことのお話ですが、これはやはり
一つの
経営であるから、こういう事態はいずれも今日あまり効果を上げていない、他の
企業に対して。ですから、いわんや、われわれは
公共企業体としての
国鉄に対しては満腔の信頼、信用度というものを持っているわけですから、どうか現在ある
制度下における
部内の監察
制度として、その使命を十分に
総裁、副
総裁、局長は果し得られるもの。もしそういうことが若干いけないというのであれば、従来の
経営委員会は、決算ということで全然そういうことをしていなかった。それだから、実は
経営委員会というものは無能だということで廃止になった実際の
一つの事例から見ましても、今度の
理事会はそうでないと思います。だから、
理事会は
一つの事務局に独立したそういうものをお持ちになっておる方が、かえって
総裁以下——新しい
現行法による
理事というものは、
国鉄における最高機関に相なるわけであります。それでやはりそのように心配しているのですが、それを十分
一つ考慮に入れて、これが
形式倒れになってしまわないことと、それからその反面には、この
監査委員会がいわゆる非常な
国鉄の重要な
運営の上にかえって支障を来たすというようなことのないように、十分御注意をいただきたいということを申し上げておきます。
それで、最後に、事務局についてですが、
監査委員会の数は三人ですか、その事務局というものは幾人ぐらいの御予定になっておるか。
監査委員会の事務局ですね、これが実際にはこれらの
仕事をしているわけです。今予定しているのは……。