○本名小
委員 現在は検討の
段階でしょうが、ぜひ
一つできるだけこの機会に役に立つような御
計画を立てていただきたい。そこで特にこれは
要請をかねて御
意見を伺いたいのでありますが、今のように御
計画をお立てになる時期というものが非常に問題になってくる。さらにまた
予算の決定が時期的に問題になってくる、さらにその上に立って
予算の配分の時期が問題になってくる。いずれにしてもこの時期を急がなければならないことは申すまでもないわけでありますが、さらにここで
予算ができ上って配分ができたといたしましても、これを実施するに当って今日までは非常に問題があった。と申しますのは、せっかく
予算がとれても二月、三日になってから
予算が配分になったとか、あるとはもっと大事なことは、先ほど農地関係で
小平委員から御指摘がありました
通りに、
均霑されるかどうかということ、救農の目的が達せられるかどうかということが非常に問題だろうと思います。たとえば請負人に工事を請け負わした場合は、お百姓さんを使うよりも一人前の人夫を使った方がいいという問題も起きるでしょう。あるいはまた、
農家は遠方まで出かせぎに行くということはなかなか至難であります。しかし至難だからといってそれをそのままにしておくわけにはいきませんが、一応はやはり
農家が自分の家から通ってやりやすい仕事につかせるということが非常に大事なことであります。これらのことも勘案しての
事業計画が必要になってくるわけでありますが、特に私は、
土地改良関係ではいろいろ先ほど
お話がありましたが、まず土木工事関係としては、砂利採取などということは非常にいいことで、この際
道路の
計画というものは、つとめてこの機会に繰り上げて実施をしていただくようにお骨折りを願いたい。またそのほか採取ばかりでなく、運搬もあるでしょうし、とにかく
農家が近くからやれるような仕事を
考えるように、道まかせでなくして、
計画を立てられる中央において特に留意してやっていただきたいということをまずお願い申し上げておきます。
そこで
一つ、具体的になりますが、
賃金収入と合せまして、やはり
農家の唯一の収入は何といっても林産物による収入であろうと思うのであります。全道的な
被害ではありましたが、特に開拓山ろく地帯の
被害は深刻であります。山ろく地帯は当然山に近いところでありますから、この機会に林野の産物の処分によるところの救農
対策というものは、相当役に立つと同時に、相当徹底的にやっていただくことがこの救農
賃金収入の上に非常な重大な役目を果たすと思うのであります。
そこで二、三お伺いいたしますが、まず開拓地に行きまして一番必要なことは、何といっても山から木を
払い下げてもらって炭焼きをやること、この炭焼きをする木材を
払い下げてほしい、あるいはまた燃料としての必要な木材も
払い下げてほしい。こういうような場合に、まず炭焼きのかまを作るのに金はないわけであります。簡単には系統機関といえ
ども貸してくれません。この際どうしても、この築窯の
補助というものは、国がめんどうを見てやらなければ、せっかく木があっても
農家の収入には役に立たないということになる。そこでまず築窯の
補助に対してどうお
考えになっておられるか。それからこれらの林木の処分にいたしましても、直ちに払う金はないので、きのうも御
説明がありましたが、
延納措置をとらなければならぬ。これは私は
行政措置で当然取れるものと思う。ただ問題になっておりますのは、
延納におきましては、国の法律に基いてといいますか、どうしても利子をとらなければならぬ。しかしこれは利子をとることが妥当であるかどうかという問題が起きてくる。私は利子も
延納期間中はとるべきでない。もちろんこの保証は
町村がこれを保証すべきが当然であります。こういうことに対してどういうふうにお
考えになっておられるかということをお聞きしたい。