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赤路小
委員 そこで問題になるのは、
韓国は
韓国として言い分があるのでしょう。しかしながら、こちらの方としてやはり考えなければならぬことは、少くとも自主的にやっていくという考え方、これを堅持していかなければならぬのじゃないか、こういうふうに考えております。これらの問題はこれからの問題ですから、またよく
通産省の方でお考え願って、また私たちの方もこれに対する最善の
方法を考えて、話し合いをしながら間違いのない
措置をとっていきたい、こういうふうに思いますから、十分
一つこれに対しても御検討おきを願いたい、こういうふうに希望申し上げております。
それから最後に、私いやなことを申し上げるようでございますが、先ほど
鈴木君から詳細にわたって
需給調整協議会の
加入の問題を言われておりました。十分御努力願うという御返事を得ておりますが、私はこれは
鈴木君と同じ考え方なんですよ。
輸入商社の連中はあまりにも虫がよ過ぎる。これは考え方の相違でしょう。
生産者だって虫がいいじゃないかという論もあるかもしれない。しかし三十年度のものは、何といっても
生産者負担で七十一万という金を出している。これは事実です。
生産者にそれだけ負担をかけておいて、現にそれでは三千七百万枚ですか、
輸入した。すでに昨年度
輸入したものは売ってしまってないはずなんですね。
輸入の済んで
あとに残ったものじゃなしに、一億万の上の三千七百万枚は売ってある。この連中はもうすでに商売が済んでいるはずです。
あとに残された諸君が、おれはまだ現品もとっていない、商売もしないんだから分担金だといったってそんなものは出せるものか。それだけじゃない、
保税倉庫に入れられちゃって困っているんだといって、
保税倉庫に入っているいろいろな経費は、
生産者が七十一万円負担する。この売った
商社の連中は利潤を得ているはずです。ところがこの連中は一銭も出していない。調べてみると、第一番に出していないのは
東和商事、それから住友商事、東邦貿易、橋本産業KK、大同実業、エルモンド商事、これらは全然出していない。出しているのは美津和産業だけです。だから、こんなものは必要はないからぶっつぶしちゃおうというのなら別です。しかしながら、
鈴木君も言ったようにこの問題については昨年の
委員会でも再三再四話し合ったことは御
承知の
通りであります。われわれは何も特別にこの協議会というものをどうというのじゃない。少くともこの
生産者側の
生産の方式なりその他をもっと合理化して、コストを下げていく、そういうような方向へ持っていくために
協力してもらいたい。そうしてお互いに、
商社も
生産者も立つように、あるいは消費者も少しでも安いものが入手できるように、お互いが寄って
協力しようじゃないかというのでできておる。そうして
協力しましょうということでこれが成り立っておるものを、この連中のやり方というものはあまりにも虫がよ過ぎる、こういうふうに私は考えるわけです。そこで、
鈴木君がおっしゃったように、この面については十分
指導いたしますという
約束であったにもかかわらず、今日こういうものが
輸入されてすでに何ぼになりますか。放擲されておるというのでは、
通産省でも真剣になって
指導されていないんじゃないか、こう考えざるを得ない。この問題は非常に複雑な、またともすると暗い陰があるかのごとくに巷間流布される問題でありますから、どうか十分
一つ慎重に今後はおやり願いたい、このことを御希望申し上げておきます。御答弁は求めません。以上で私の質問は終ります。