○受田
委員 きょうは日暮れに迫ってから非常に重大な問題が相次いで発生したのですが、これはさらに私御検討いただいておかなければならぬ問題を追加して、明日の
委員会までに御検討願っておきたいと思います。すなわち今申し上げた七十六条の規定をある
程度、今申し上げたように
国会尊重の方向に改めること、それから今の接続詞の前後の関係の問題、あわせてこの
法案そのものにおいて第五条で、
議長及び
議員が非常勤としてあります。この
議長及び
議員は、当然非常勤で勤務すべきものであって、国務大臣がやっておるのであって、ほかの
民間人が入っておるわけではないのです。こういうことを別に摘記すべきほどのものではない。
民間人を入れてある場合においては非常勤ということも
考えられるであろうが、国務大臣は当然本職の国務大臣があるのであって
国防会議の
構成員である場合には、常勤であるはずがない。また六条の関係、国務大臣等の
出席の点、これも
議長、
議員だけに秘密保持の
原則が与えられておって、当然
会議に
出席して同じように、ただ採決だけやらぬけれども、
意見も十分述べて秘密を十分知ることのできるところの関係国務大臣、他の国務大臣とか統合幕僚
会議の
議長とかその他の者は全然第五条の秘密保持の義務がないというようなところが、法文の上で
一つ問題になると思うのです。こういう問題もあわせ御研究を願って明日御回答を願いたい。そして私はさらに
事務局の問題は、あらためてお伺いすることとして、第十条に予定されている政令が何であるかということも、あすは非常に忙しい段階じゃないかと思いますので、どんどん資料を出してもらいたい。
それから今から資料要求をさしてもらうのでありますが、
日本の兵器で
日本人のからだに合わぬ兵器がたくさんあることは飛鳥田君がきのう言われた
通りでありますが、第一に
日本の自衛隊の隊員は身長はどのくらいを基準にしておるか、アメリカはどのくらいの身長になっておるか、それの差がどのくらいあるか。それによって小銃、戦車、艦船その他あちらさんの割り当てられた兵器に対して、
日本の兵隊がこれを利用する場合に、小銃であれば握りぐあいとかあるいは大砲を撃つ場合からいったら照準をする場合の高さ、一時背を伸ばすか、台を敷いてやるかというような問題、これはわれわれは非常に憂慮しておる。このようなことに対して心配がないということをはっきりあなた方が言われることができるならば、そういうものに対して身長の差による兵器の利用に対する対策、そうした外国兵器を利用するについてのそういうものを全部御提出をいただきたい。
もう
一つは、昨日私が提議いたしました中古エンジンの問題、この中古エンジンの驚くべき高価買上げについて明日までにお願いを申し上げたいことは、私昨日指摘しました応募の艦船課長に直接確かめた談話によれば、これは新品である、それをただ部分品を取りかえて中古にしたという、いわゆる工作をした実態をわれわれは伺っておる。それからマリン・エンジンそのものが最初松庫商店、三友産業あるいは間組と転換をしていったときに、払い下げをしたときの価格が何を基準にされたかという問題、それから購入したときの価格は何を基準にしたかという問題、これらは決算
委員会でさらに論議されると思いまするが、これは決算
委員会の論議がややおくれると思いまするので、こういう問題を十分用意いただきまして、明日これらについて具体的に
質問をさせていただきたいと思いまするので、それらの
答弁をしていただく用意をお願いを申し上げておきたい。
それからもう
一つ、私
たちは今防衛庁のなしておられるところのいろいろな艦船その他の兵器の注文に対して非常な疑惑があり、またその取扱いに疑義がはさまれておるということにおいて、これをこの際一掃しておかないと、
国防会議法案というものの通過をさせるのには、われわれとしては良心的に納得できませんので、こういう問題を少くともこの
国会で十分話して、これを通過せしめるというあなた方の御意図も、われわれは検討さしてもらいたいと思います。従って、今度は
委員長ですが、
委員長におかれましては、こうした兵器そり他の取扱いにおきましてわれわれかまだ十分検討をなし得ない武器がある。従って何らかの機会に実態調査をやらせていただいて、あした防衛庁が出されるであろう資料に基いて、
日本人に適当でない兵器の利用をしておる
日本としては、これはわれわれ国
会議員として十分検討ができるような機会を与えていただくことをお願い申し上げ、この
法案の審査に万遺憾なきを期せられるよう御処置相なりたいことを要望し、
委員長の
答弁を要求して私はきょうは
質問を一応終りたいと思います。