○横山
委員 私の申し上げた第二番目は、あなたの御答弁
通りといえば、あなたの御答弁の
通りになる。けれ
ども、当時の実情を
考えてみますと、機械がある、官庁か学校か、どこかで使うところはないかといったら、さっと殺到してきて、とにかくかかえておけばいいだろうという個所が現にあるわけであります。そういう保管がえをしたもの、ないしはする約束で実行してないもの、こういう点について実情を再
検討されてこれだけ
中小企業の
需要が多い問題だから、一刻も早くそれらの使える機械で、
日本産業の発展に少しでも貢献ができるものであったならば、最も必要なところに向けたらどうか、つまり実情を
検討されたら、ずいぶんそこにむだがあるということを、私承知をいたしておるのです。従って、そういう点について、保管がえをしたから、約束をしたからといってそれを実行することが私
どもの務めということでないように、
一つ再
検討を願いたいというように言っておるわけであります。
それから問題を少し変えまして、最近防衛庁が全国各地の
国有財産に目をつけて、そうしていろいろと折衝をいたしておるようであります。ところがそのやり方たるや、まことにけしからぬ話だと私は
考えておる。二、三の例がありますが、たとえば鷹木工廠の例をとってみましょう。防衛庁はあなたの方の地方出張所である
財務局に一言の話もなく、春日井市会に対して、これを十二万坪私の方によこせ、こういうように折衝をした。そうして正式書面は
財務局に何も行っていないのです。春日井市会がこれに対して七月末ですか、われわれの方としては、地方
財政の健全化をはかる建前において、そういう何か新編第十混成団本部が置かれるという予定だそうでありますが、そういうものが来ても、年間二百万円くらいしかものにならない。それよりも基本線である
工場誘致をいたしたい。従ってこれはお断わりという決議をいたしました。そうして防衛庁の本部に行ったら、言うことがいい。あなたの方がどんなに反対しても、私
どもは必ずこれを接収いたしまして混成団を設置いたしますから、さよう御承知願いたいと言ったそうであります。言語道断なことと私は言わなければならぬと思う。さすがの
財務局も怒りまして、防衛庁に電話をかけて、一体あなたの方は何たる差し出がましいやり方だと言ったところが、あわてて正式書面を持ってきて、何とかこれをよろしく頼む、こう言ってきたそうであります。一体そういう点について、国有土地の管理に当っておりますあなたの方としては、この国有土地の適正なる処分、それから管理——処分といえ
ども一つには国の
政策ということも関連をするでありましょう。もう
一つは、地方のその住民なり自治団体の希望というものを尊重しなければならぬと思う。ただでさえ赤字
財政の地方自治におります地方都市が、地方
財政に何にもならぬ、かえってマイナスになるのであるからこれはお断わりだという
立場を堅持しておりますのに、まん中に入っておる、それを管理しておるあなたの方としては、こういう実情についてどういうふうな
立場をおとりになるものか、それを
一つ伺っておきたいと思います。