○横山
委員 いやしくも
政府が提案理由を印刷して配付して、公けの場所でそれを政務次官炉お読み上げになる中に、どうも二等の人が三等に乗って
旅費かせぎをしている、これは不工合だから直す、こういうばかばかしい提案理由はあろうはずがないのであります。もしそういうことをほんとうにやっておるなら、
資料を出してくれ、こう言って私は頼んだ。それが出ない。そういう提案理由の実情というものは私はないと思う。もしもそれ炉あるならば、実費支弁で三等の
旅費をやればいいのであって、やれなかったあなたの方が怠慢なんであります。この点は、提案理由を説明されるときに、よくあなたも翫味をして答弁をやってもらわなければ、あなたの体面を傷つけるのでございますから、御注意申し上げます。
それから、時間がございませんから、注文だけ
一つ申し上げておきましょう。日当及び
旅費を増額することによって、一般の職務
旅費は当然に引き上げらるべきだと思います。これについては、私の
質問が終ったら全部御返事を願いたい。一般のお役人が、上の人たちの
旅費が上って、下の方の
旅費は上らない、こういうばかげたことはないと思う。
それから、たとえば五級の人と六級の人が一緒に宿屋へ泊る。同じ宿賃であるにもかかわらず、
旅費は六級の人が多く、五級の人は少い。飯も同じものを食って、サービス料も同じように出してもらう銭だけが違うというばかげたことはない。これは区分をつけるにしても、今後は区分は大まかにして、
政府案のようなきちきちっとした
やり方でなく、実際に同じ宿屋へ泊る人に妙な印象を与えぬようにしてもらわなければならぬ、こう考えるわけであります。
それから同じような問題で、おまわりさんが国鉄の無賃乗車をして、今問題になっておるわけであります炉、これは
旅費は払っておるらしいんです。そうしてパスで動いているらしい。こういう点なんかは、どんなふうにお考えでありましょうか。
それから最後に、政務次官は、
旅費を割安に使っていると言うが、割安に使っているのは上の方です。下の方は、
旅費が回らぬのであります。従ってどんな弊害が出ておるかというと、本庁のお役人の中には、
旅費がないというので、業界に
旅費を出させておる事実というものを私どもはしばしば聞くわけであります。従って、
旅費の予算というものはやはりある
程度出して、そしてこういうことのないようにさせなければならぬ、こう考えるわけです。
以上について、簡単に
一つ見解を明らかにしておいてもらいたいと思います。