○森(三)
委員 それはあなた詭弁ですよ。一月三十日にやるということは予定だとは何ごとです。一月三十日にやるということはきまっておったでしょう。従来、きょうならきょう
委員会をやれば、
次会をいつやるということはお互い
相談して決定しておるんですよ。予定じゃないんですよ。次の
期日はそこで決定しているんですよ。いまだかつて開かなかったことは一ぺんもないじゃないですか。従って、私の言うのは、一月三十日にやるということは決定しておるのだから、延期するかしないかということは、一応招集をして、そうして、小
委員会に諮って延期するならよろしいのです。まず操作が十分できておらないから、現在検討しておるので、延ばしてもらいたい、こう言うならよろしいですけれ
ども、あなた方勝手に延期したいという通知を私らのところによこしたでしょう。それがいけない言うのです。一たんきまった
期日は、いまだかつて
委員会を開かなかったことはないのであります。過去において、やはり、きょうはそれじゃまだ操作が十分できておらないからといって、一応開いて、そして短時間でもって延期したこともあるのです。そういう形式をとらなければならない。あなた自身の頭を改造しなければためですよ。
次会の
期日がきまっておったのではなくて予定されておったと言う。予定されておったのではない。確定しておる。確定しておる
委員会は絶対開かなければならないのです。何か特別な天災地変で心ない限り、必ず開かなければならない。開いて、延期するなら延期する。その現段階においての状態というものを発表しなければならない。私はこの問題はこの
程度にしておきますが、絶対に
次会開くといった日は必ず開いてもらわなければならない。そこで、私は、現段階において、いつごろ次回の小
委員会を開くのかということをまず
質問したい。
それから、第二は、いわゆる
別表の
改正について操作はどの
程度できておるか。もうすでに、私の
考えでは、あなた方は発表する段階に来ておると思う。できておると思うのです。しかるに一方、
自民党は各
府県別の各
議員を集めてやっておる。それができなければやらないのか。
自民党側において毎日代議士会を開いておりますよ。個別的な折衝をして、幹部が、お前のところはこうしたら必ずお前は当選できるだろう、この村を入れるとか、あの町を入れるとかやっておる。それが済まなければ発表できないのかどうか。しかし、そういうことはできないはずだ。それに起算
委員会が独自の
意見でもって作ったものを発表すべきであって、
政党や
議員のわがままな
意見をそこに入れて、そうして作り上げたものを発表するというのでは、小
委員会で決定したところの
議員を入れないで
別表を作るというところのあの大原則に背反するところも大きいものだ。そこで、
兼子選挙部長に私はここで重ねてお尋ねするのだが、あなた方は、
自民党でやっておる個別的な
別表の
改正のその問題とにらみ合せて、それならばよろしいというのができ上ったときに発表するのか、あるいは、それとも、いわゆる小
委員会できめたところの大原則によって、
議員やその
政党のいわゆる
意見というものを挿入しないところの起草
委員だけの厳正な
意見によって作り上げたものだけができた段階において発表するのか、それのあなたの
意見を私は聞きたい。
それから、第三点は、あなたは、先ほど、一月の二十五、六日に共同通信にすっぱ抜かれて、
地方新聞に
別表の割り振りが出たと言っておるが、緑風会の
小林君の作った案というものは、去年から発表されてみんなそんなものは知っていますよ。事新しい問題ではない。カビがはえているのだ。その一月の二十五、六日に共同通信にすっぱ抜かれて
地方新聞に出たというのは、小
委員会で、原則としてあくまでも一人一区でもって、いわゆるイギリス流の一人一区制のものを作るのだ、二人一区というものはこの際ほんとうに万やむを得ないもの以外は作らないのだという原則をきめたものを、あなた方が操作したものをすっぱ抜かれたのだ。そのすっぱ抜かれた責任というものは重大だと思うのです。これに対する責任をあなたはどう
考えているか。
それから、第四点は、あなた方が作ったところの案というものは、
自民党の側にちゃんとツツーで持って行ってしまっているのだ。本来なら、それは何人にも見せたり連絡したりしてはいけないものです。
新聞記者
諸君もそれを非常にほしがっている。われわれはそれは参考に見たいですよ。ところが、それをあなた方は絶対に
秘密にしなければならぬものを――
兼子部長は知らないと言うかもしれないけれ
ども、それがちゃんと
自民党の方には行っておる。あなたは知っておっても知らないと言われるかもしれませんけれ
ども、それに対する責任も私は聞きたい。
とりあえずその四点お伺いいたしたい。