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青野委員 伊能次官がおいでになったので、特に私は希望を申し上げておきたい。今
気象に関して御
質問を申し上げましたうちに、石井さんが運輸
大臣をしておるときに
北方定点観測に対する要用の四分の三を
アメリカが負担しておったのを、
アメリカの都合でとにかく中止された、それで
気象関係で
日本は非常に困るのじゃないか、一隻六億円
程度なら、三隻要るという話だから十八億の
予算があれば、
アメリカが一方的にそういう援助を破棄しても、
日本は独立してそういう
観測ができるじゃないか、
大蔵省と折衝して
努力せよと言ったら、
努力いたしますという答弁を得たという
お話を申し上げたのですが、それがそのままになっている。それで三十一
年度ではもう間に合いませんから、三十二
年度の
予算の編成のときに当りましては、
気象関係の
方々はもちろん、次官を中心にしてとにかく協力一致して、
定点観測船が二はいなり三ばいできるように
努力してもらいたい。
それから李徳全が来たときに、私は及ばずながらお口添え申し上げて、ちょうど洞爺丸事件当時で、北海道でおそらく千に近い漁船が出て、太平洋のもくずになった直後でありましたから、お隣の中国とは平和条約は締結していないけれども、国際的な人道問題であるし、お隣の中国は
日本の
気象台の
設備に比べて非常に優秀だという話を聞いておるから、重要な点は
日本の
気象台に向けて通知をしてもらいたいと申しましたら、私は係が違います、衛生
部長は
日本の厚生
大臣でありますので係は違いますが、担当の
大臣や
政府部内の有力者と話し合いまして、御期待に沿うように
努力はいたしましょう、こういうことであった。議長初め
委員長その他各党の
理事が集まって、李徳全の歓迎会をプリンス・ホテルでやったときに、私はそういう話をぶしつけではあったが聞きました。間もなく
気象台長がお隣の中国に行った。そのときにいろいろ
お話が出たのですけれども、今御答弁を聞いてみますと、
台風とか豪雨とか非常に大きい
気象の変化のときには通知してくれたこともある。しかし
日本の
気象台として大きなプラスになるのは、毎日の中国からの
気象報告があれば非常に幸いだと思う。私はお隣の中共に参りまするときには、
日本人のうちで一番親しいし、また国賓待遇の
日本人としていつもそういう待遇を受けて、そして首脳部
あたりと常に
連絡をとっておりまする松本治一郎
先生の側近の一人でありますし、日中友好協会の幹部の一人ですが、おそらくそれほどの問題ではないと思う。甘く見ておるわけではありませんが、次官を初め
気象台の
関係者の方も御
努力願い、また側面からわれわれもそういうような団体を通じてお隣の中国
政府に、
日本の
気象関係に大きなプラスになる
予報を知らしてもらいたい。あまりむずかしい問題ではないと思いまするが、
一つ必死の
努力を私も続けたいと思います。そういうことで
北方観測については洞爺丸の問題、漁船の沈没、行方不明、死者も多数出た、またサケ、マスの北洋漁業などについても
気象が非常に重要な
関係にあるということを念頭に置かれて、この上ながらの御
努力を私は御希望申し上げます。
それから
委員長に最後に
お願い申し上げておきまするが、
運輸委員会としても
観光小
委員会といたしましても非常に御
努力願いました
東京の第一ホテルあるいは山王ホテル、軍人会館、それと並行して
名古屋の
観光ホテルというものが米軍の第五空軍の手に接収されて、そしてこの
委員会を通じていろいろな論議がかわされておりましたが、最近
名古屋からの
情報によりますると、
名古屋観光ホテルの接収解除は、すでに宿舎が守山という基地にできておる。大きな部屋を二つ使っておるのを、建築当時のように一人一部屋を使えばきょうでもあすでも移転ができるという
状態は、いつの
委員会でも私どもそれぞれ
関係者が
質問の形で発表しておることであります。聞くところによりますると、第五空軍司令部の幹部の
諸君も、あまり国会の問題に大きく取り上げられて、これ以上宿舎が完成しておるのに右顧左眄して、いいかげんな理由をつけておったのでは問題が非常に国際的になる。そこでこのごろはあわてて、しかも慎重に移転の目的に向って、一日も早く移転をしようという動きが現われて参りました。その
一つの現われとしては、一階の一番下のクラブを米軍に今まで
通り使わしてくれないか、そうすれば全部至急に明け渡す、守山第五空軍司令部に移転をしていく、こういうような話が非公式ながらホテル
関係者にあっておる。それから
自分たちが使ってこわして修繕をしなければならぬエレベーターを、修繕業者を呼んで修繕をすることになっておったが、近く移転をするからエレベーターの修繕はよしておこうといって中止したという
一つの事実、それからホテルの従業員ではありまするか、ほとんどホテル
関係者とは
関係のない米軍の方に直接使われておる数十人のホテル従業員は、今配置転換が行われつつあるし、配置転換のできない者にはそれぞれ解雇をした場合に
幾ら解雇手当を出すかというような具体的な話も進んでおる、こういう一、二、三の理由をあげてみますと、もう一押し
委員会を通じて
努力していただければ、案外早くこれが解決つくのではないか。私どもはホテルの経営者でありませんからそういうことは申し上げられませんが、接収をされている家屋を完全に移転によって解除してもらうということになれば、一階も二階も将来米軍に使わせないで、完全にホテル経営者の手に解除してもらって、そうして相当の金額はかかりまするが、ホテル全体の修繕をして外貨獲得のために外人を
自分のホテルに吸収する、そして大きくは
名古屋全体の産業の発展のためにとにかく
努力していく、こういうホテル側の
関係者の意向を
考えると、どうも米軍が最後のどたんばまで横車を押しておるように私どもには
考えられる。それできょう劈頭に
委員長の御好意によりまして、皆さんの御協力で近くこのホテル接収解除について商工
会議所の会頭、市役所の
関係者、ホテル経営者の代表等々を
運輸委員会に
参考人としてお呼び下さるということが御決定になりまして、その日取り等は
委員長と
観光小
委員長が話し合いの上で決定するということになって、私も個人としては非常に感謝しておりまするが、もう一押し、接収解除をされるもう最後の段階に来ているのではないかと私どもも
考えられまするので、この上ながら
一つ委員長初め御
努力を
お願いし、ひいては
東京の第一ホテル、山王ホテル、軍人会館、無数にある全国の接収家屋の解除を一日も早く実現するように
努力していただきたいということを
——参考人の喚問について非常に好意ある御協力を願いましたが、この上ながら御
努力をしていただくように
委員長に特に希望を申し上げまして、私の
質問を終らせていただきます。