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参考人(
澁江操一君) これも御要求の
通り、
資料として詳しいものを提出いたしまして、御了解願いたい。
で、大体のことを申上げますと、
宅地造成事業で
造成された土地を、本年度の二万戸の
住宅の敷地に充てるという
計画が当初としてはあったわけでございますが、全部ではございませんが、一部やはりこの
宅地造成事業でできた土地を
公団の
住宅用地にそのまま使うという
計画が一部ございましたのでございますが、途中からそれは実施の上で変更いたしまして、
宅地造成はむしろ次年度以降の用地というふうに
造成をしていくという考え方をいたしたのであります。従いまして、本年度の二万戸用地というものは、全部これを買収によって取得をするという
計画に切りかえる。上地価雄の点は、これも当初立てました大体坪当り三千円見当という考え方でございましたが、実際問題としては三千円で入手することは困難でございます。ことに
東京の都心部等におきましては、三千円という坪当りの単価ではどうしてもこれは入手することが困難なことは明瞭でございまして、従いしまて、実際
計画の上で、地域的に見まして、地価の単価をそれぞれ実施の上で立て方を変えまして、すなわち
東京についてはおおむね、これは坪当り平均八千円程度という線を立てることにいたしました。
大阪はたしかこれは五千円でございますか六千円でございましたか、いずれにいたしましても、
予算の上の平均単価を上回わる
計画に、
福岡、
名古屋等については、これは大体
予算で定められました三千円ないしはそれを下回わる価格で入手することが可能でございます。そういうふうに編成がえをいたしたような状況でございます。
農地の取扱い等については、これは慎重を期することにいたしまして、できるだけ農地をつぶすというような
関係に立たないように配慮いたしておりますが、その
関係につきましては、これは特に農林省との
関係で密接な
連絡をとり、現在二百万坪の土地選定につきましても農林省の、あるいは出先の農地部の、それぞれの係官と
連絡の上でこの選定をするというような、やや手間はとりますけれども、慎重なる手続をとる、こういうことにいたして、今進めておるような次第でございます。