○小林孝平君 これはきわめて怠慢だと思うのですね。こういう重大な政治問題になり、特に当
委員会として、当時は
水産委員会で、私は水産
委員長をやっておったとき手続上したと記憶いたしておりますが、こういうふうに正式に当
委員会において
決議して
政府に出してあるものに対して、しかも通産当局は一方的に
割当を拒否し、これを
割当をしないことを再確認したというようなことを言っているのに対して、大臣が動いたのか動かないのかわからないようじゃ、困るじゃありませんか。私は
鉱山局長や
生産部長を呼んで話を聞くのもいいけれ
ども、これは当
委員会に両大臣を呼んでとくと話を聞かなければならぬと思う。
委員長にまず要求いたしますが、すみやかに両大臣を呼んでこの所信をただす必要がある。こういう重大な問題を、一方的に
割当をしない原則をきめた。当
委員会の
決議があるにもかかわらず、何らの農林大臣から回答もなく、われわれはつんぼさじきに置かれて、そうして決定しました。そうしてただいま
生産部長から聞くと、大臣は交渉したかしないかもわからない、こういうようなことでは、問題にならぬと思うのです。
鉱山局長を相手にこれは幾らやっても、私は解決しないと思うのです。すでに昨年の
決議をしたのは十二月なんです。それから今は半年を過ぎております。さっきから聞いておれば、善処いたします。善処とは一体
鉱山局長何ですか。善処というのは、それに
割当をせいという
決議をしているのに、善処をいたしますということは、
割当をするということなんです。あなたの言葉は、われわれは
日本語を知らないと思って言っているのです。そういうあやふやなことを言わないで、やらないならやらないと言えばいいんです。善処をしますなんということは要らぬことです。ちゃんともっと男らしく、絶対にいたしません、こう言えばそれではっきりする。さっきから聞いていれば、善処とか何とか、ちっとも何もやっていないじゃないか。価格の値下りにしても——これは百歩を譲って、まだそこまで話を進展さしておらぬのだけれ
ども、実際に価格が値下りして
漁民が納得すれば、こんなことをいうはずはないのですよ。ちっともやらないから、そういう要求が出てくるのです。私は大体僣越だと思う、
鉱山局長は。この問題について私は
決議をしたときからの
鉱山局長の御答弁を承わっても、あなたは一体こういう重要な
外貨の
割当のごときものを、一方的に決定されて、それは大臣と相談されたかもしれないけれ
ども、こういう国民の多数の人の要求を、単に何らの
意見も聞かないで、一方的に
割当をしないことを再確認をしたというようなことをぬけぬけとあなたが言われるのは、私は少々僣越じゃないかと思う。だから私はそういう
鉱山局長の御
説明を聞いているのもいいけれ
ども、これは時間の経済上すみやかに両大臣を呼んで、そうしてとくと聞かなければいかぬ、特に
先ほど民主党の
政調会においてこの問題を
審議されたようですと、それは
審議されたでしゃう。
審議した結果どうなったのです。民主党として正式に
漁民のこの要求をじゅうりんして、これに耳を傾けないで、
外貨の
割当をしないというふうに決定したのですか、これは念のために
鉱山局長にお尋ねします。あなたの話を聞いておると、いかにも民主党が党議としてそういうふうに決定されたというように御報告になりましたが、これは民主党の
水産行政に対するわれわれの認識としても、どうしても承わっておかなければなりませんから、念のためお伺いいたします。