○岡
三郎君 私は専売制にしてすっきりやった方がいいという案だから……。しかし現実に出されておる
法案がそうでないので、この
法案について聞いておるわけですが、それならば、今の
説明によるならば、たとえばペルー糖とかキューバ糖とか、そういった
ようないわゆる価格の低い砂糖の買付のみをしろとは私は言わぬわけだ。それと台湾糖なら台湾糖との間に
相当な差がある。だから一番高い原糖である台湾糖の百十二ドルなら百十二ドルを一応のめどとして、それまでのやつを大体
考えていった場合に、大体百十二ドルをまあ一応百十五ドルなり百二十ドルなり設定して、一応それまではプールして、大体
税金にしたならば、消費税にしたならばどのくらいという
ようなところで取り上げたらどうか。いわゆる一定水準の下をプールして、大体そういうのを見て、そうして消費税として取り上げる方法があるのではないか。それ以上の問題は、結局さっき私が申し上げた
ように、価格が暴騰するということは、結局輸入量の
関係と輸入の仕方ですね、いわゆる原糖が切れない
ようにスムースに適切にそのつどそのつど原糖を輸入するという
措置をとることによってある程度まで価格というものを押えていくことができると私は思うわけなんです。そうしないというと、まあいろいろとこういうふうにもう
論議してきたわけですが、特別
会計を作るということ自体についても私は反対なわけです。こういう特別
会計を作って、財政投融資の方に回すか何か知らないけれども、とにかく別の方向に回していくということになれば、とにかくまた
一つの特別のやつが出てくる。前に食管特別
会計に入れたらどうかという
ような案があったけれども、これ自体にしたっておかしいと私は思っていたわけです。そういうふうにして特別
会計を作るということですね、これについても私は実は反対だ、こういう
意見を持っていたわけです。だから一定限度の、百一二ドルが輸入糖の中で最高とすれば、百十五ドルなり百二十ドルにして、そうしてその間に輸入する原糖をプールして計算してみた場合に、ある一定の
税金が取れるのではないか。そうしてその
あとはいわゆる九十五万トンというものが不確定ならば、何も百万トンにしても百五万トンにしてもいいわけだ。しかしそれは実際見て、そうしてそれを輸入するかしないかをそれは所管省が判断に基いてやればいいわけだ。今の
ように九十五万トンとしてその需給の調整を見た場合に、やはりこれは価格をやや上げていく、需給
関係からいうと、原因になるのではないかという質問が出たわけです。だからそういうわけで価格というものを安定させるということならば、これは輸入量をふやすということは外貨の事情があってそうはいかぬといっても、結局価格があがれば外貨を割り当てて輸入すると一言っておるのでしょう。言っておるのだから、そこを先に予防線を張って、そうして、もう
一つは、それをそのつどそのつど輸入してくるというふうにしていけばいいと思います。ところが、こういう
ような
法案を出せば、いろいろと省々によって作業が行われるということになるけれども、その作業によって一体どうなるかということだけで市場が混迷に陥り、また安定帯を設定することに時間がかかることが、その輸入公表を迷わすという
ようなことから、原糖がどうなるとかこうなるとかいうことになって、またいろいろな問題を私は起してきたと思うのです。だからそういう点で、今言った
ような方式で
税金を取るにしても、ある一定の消費税を取るということが能ではないかと私は思うのですが。